あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

飽きない様式美

2016-07-24 | 本(文庫本)
夢枕獏さんの『陰陽師 蒼猴ノ巻』を読みました。
お久しぶりの晴明と博雅コンビ。羽生結弦クンのおかげですっかり有名になった『陰陽師』ですけど、大元はこれですから。このシリーズがあっての映画(その前に岡野玲子さんの漫画)で、それから結弦クンのあの演技だと考えると、長年の『陰陽師』ファンとしては感慨深いものがありますの。

いつものように晴明の家で酒と季節を楽しんでいるところ、妖しい相談を解決するために依頼人のところへ「ゆくか?」「ゆこう」。平安時代の雅さと、時の流れと、たくさんの妖しいものたち。晴明が収め、博雅が優しく癒す。実に良いコンビです。そして心地良すぎる様式美!
今回は、石猿(孫悟空)とか弁天様など、興味深いエピソードがあったり、道満が良い感じのキャラで出てきたり、蝉丸さんも登場します。
もう長いシリーズになっているのに、様式美的にはなっているけれど、本当に全然読み飽きない。今回は特にいろんな見せ方をしてくれたように思います。
そろそろどっしりとした長編が読みたいかな~。

ここのところの私、土曜日は病院とか治療院とかに通ってまして、検査だの診察だの治療だのをする日になってます。午前中に病院で午後は治療院、ってなスケジュールなんですけど、何かすごく疲れるんです。良くなるために通っているはずなんだけどな~。おっかしいな~。何か憑いているのかな~。晴明様に祓っていただかなきゃいけないのかしら?
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