重症

遂に私にも来てしまいました。ちょっと前に同年代の男性の五十肩体験談を聞いて、その時の日常生活の不便さを、どこかで他人事な気持ちで聞いていました。それが、とうとう私にも！

金曜日に野球観戦していた時は何ともなかったんです。でもその翌日から痛み出して、日曜日にすごく痛くなって腕の可動域が狭くなり、月曜日は激痛。じっとしていても脂汗がにじみ、聞いていた五十肩体験のパターンとは明らかに違う。
常備薬としてある鎮痛剤と漢方で凌ごうとしたんですけど、どうやら無理。
仕事帰りにドラッグストアに行き、ちょいと強めの鎮痛剤を買おうとしたら「もう薬剤師がいないのでお売りできません」って！　営業時間内なのに薬剤師がいないってどういうこと？　こんなに困っている人がいるのに薬を売ってくれないってどういうこと？　ぜんぜん使えないじゃん、ドラッグストア！

その頃になると、歩く振動だけでも肩から腕が痛むのです。首から背中が張っている感覚もあり、左側は肘から指先にむくみもある。痛みのために土曜日から満足に眠れてもいなかった(横になることすらできなかった）ので、火曜日、午前の仕事の予定を変更して、近所の整形外科へ。
優しいおじいちゃん先生から「どうしてこんなに酷くなったのかね～」と言われても、私に何も分かるわけないです。ただ、3か月ほど前からショルダーバッグを左肩にかけるとちょっと痛みを感じてはいた。でも腕が上がらないとか、そんなことは全くなかった。
「じゃあ、痛み止めの注射をしておきましょうね」と、家でやっとこさ着た服を脱いで注射。首の後ろに4本、肩（僧帽筋あたり）に2本、肩甲骨部分に2本、腕（三角筋あたり）に6本…。打ちました。

注射をしてもらっているときに思い付いたのですが、鞄を左肩にかけなくなったころから始めた水泳(週一だけど、30分で１㎞を泳ぐことを自らに課している）が影響していることがあるのか？
それをおじいちゃん先生に告げましたら、ニコニコ微笑んだまま「痛みがあるときに泳いじゃダメだね～」って……。たぶん腹の中では「それだよ、原因！」と、思われていたに違いない……。
しばらくは泳ぎに行けません。ううう……。

その後、薬剤がうまく回るようにと、軽くマッサージをしていただきましたが、担当のお兄さんに肩の状態を診てもらったら「これはひどい。痛かったでしょう。これ脱臼レベルですよ」って。
脱臼？　ガッツリ泳いだために脱臼？　アスリートかっ！

こんな感じの私の五十肩。注射とマッサージのおかげで、その日の夜はぐっすり普通に横になって眠ることができました。まだ僧帽筋と三角筋まわりは痛みがあるし、腕はちゃんと上がらないけど、ずいぶん楽になりましたよ。
ま、脱臼レベルですから、すぐに善くなるものとは思っていないし、しばらくこの痛みと不便さと付き合っていこうと思います。
それにしても今年の６月は、壊れるとか病むとかが続くな～。それをメンテナンスするための月なのかもしれない。

※画像は、水道橋で見かけたノラ猫ちゃん。地域の人たちにたいそう可愛がられているそうで、人馴れしまくりちよこ。