行列嫌い

先日、Pちゃんと東京ドームへ野球観戦に行ったとき、久しぶりに行列に並ぶことをしました。並んだと言っても私が並んだのは30分ほどでしたが、このくらいで限界。すっと立っていることが苦手なのではないんです。上手く言えないのですが、気持ちのどこかに「並んでまで…」というのがあったり「並ぶ＝必死」な感じがするのが、おそらく嫌なんでしょうね。

うちの近所にベーグルが美味しくて評判のカフェがあリます。開店前からかなりの行列ができるお店で、住宅地の中にある小さなお店の前にズラ～っと人が並んでいるのは奇妙な感じすらします。
そういうお店なので、私は去年まで評判のベーグルを食べたことがありませんでした。しかし開店から3時間くらい経ったであろう時間に「偶然」店の前を通り、行列が途絶えていて、しかもベーグルが数個残っているのを見つけました。
一度はここのべーグルを食べてみたかったので、迷わず買って食べてみたところ、ま～美味しかったこと。「これは並んででも食べたくなるわ」と納得したのでした。しかし私が行列に並ぶことはないので、その後まだ数度しか美味しいベーグルを食べることができていません。

そして今週、滅多に行かない場所でこの「偶然」に出会いました。レアチーズケーキが評判の赤坂の西洋菓子 しろたえ。ここも店の前を通るたびに行列ができているところです。
しかし「偶然」にも誰も並んでいないタイミングに遭遇した私は、別に甘いものが食べたかったわけではなかったのですが即入店。上品なケーキなどが並んだショーケースをじっくり見て選んだのは、レアチーズケーキではなくシュークリームでした。ここのシュークリームは、濃厚なカスタードクリームがシューの中に目いっぱい詰まっていて、ズッシリとした重量感も嬉しい逸品です。

こうしていただいた評判のお店の美味しいものは、行列に並んででも買うだけの価値のある食感とお味でした。そうは言っても今後私が行列に並んで買うことはないわけで、この「偶然」がなければ味わえないスペシャルな感じも「美味しさ」にプラスされているような気もします。