TOMBOY母さんの育児日記

旅好きTOMBOYの育児日記です。

老医師からの励まし

2005-12-14 | 雑感
愛読している松田道雄の『育児の百科』の『11ヶ月から満1歳まで』の章にある『お誕生日ばんざい』のページは,赤ちゃんの身体的発達やかかりやすい病気や離乳食の与え方などについて書いてある他のページとはちょっと違って,誕生日に向けての著者からの暖かいメッセージが載っている。赤ちゃんむけではなく,保育者である親に向けたメッセージである。一年間の育児で得た自信を大切にせよ,他の人の言動にまどわされず,赤ちゃんが楽しく生きるために何が大切なのか判断を誤らず,母親自身が楽しく生きるように心がけよ,そんな内容である。ちょっと感動。昔馴染みのおじいちゃん先生にやさしく頭をぽんぽんと叩かれたようなそんなあったかな気分になった。
この育児書は,親を不安に陥れるのではなくて,不安に陥りやすい親を救って自身を持たせてくれるから,好きだ。

生き物をめぐる4つの「なぜ」

2005-12-04 | 雑感
普段生活しているときには,自分も動物なんだと認識することは滅多にないけれど,実は人間も動物だったのだと,出産育児活動をして強く認識するようになりました。先日図書館で借りてき『生き物をめぐる4つの「なぜ」』(長谷川眞理子 著 集英社新書)は,とてもわかりやすい書き方ですらすら読めてしまいました。生物学って地味で退屈な学問だと思ってたけど,かなり面白い。
人間はなぜ単純に分裂するだけの無性生殖ではなく,複雑で効率の悪い有性生殖をするのか?性はそもそもなぜあるのか?親による子の世話行動は動物でなぜこうも違うのか?

本を読んで,人間はもっとも洗練された子育てをする動物だということはわかりましたが,それがなぜなのかはよくわかりませんでした。人間の子供だけなぜこんなにも未熟で生まれてくるのでしょう?
それから面白かったのは,いわゆる「母性本能」について。
要約すると,

世間では,女性は母性本能があるのだから当然赤ん坊を可愛がるはずだという通念のようなものがあり,虐待や子殺しなどの事件が起こると母親が責められる。また,子育てに疲れたり子供を可愛く思えない母親は,自分が異常なのではないかと悩む。しかし,子育て行動は確かにホルモンによって制御されているが,それは自動的に生じるようなものではない。周りの環境との関係によるし,人間の場合にはとくに母親自身をとりまく人間関係や社会環境に大きく左右される。

ということです。
私が子供を可愛いと思えるのは,周りの人間関係や環境に恵まれているからかな。

はじめてのおつかい

2005-11-23 | 雑感
日本テレビのバラエティ番組『はじめてのおつかい』のファンで長いこと見ています。生まれて初めてお使いを頼まれた子供達が,さまざまな困難にであいながらも奮闘する様子をそのまま伝えるドキュメンタリーです。子供って親の言動をよく見てるんだなあとか,大人が思ってもみないことでくじけたり負担に思ったりするか弱い部分がある反面,大人よりもずっとしっかり考えたり解決能力があるんだなあと感心したり,この番組を見ていると大笑いしてほろり涙流して,最後に元気をもらえるのです。
前回は,町中で子育てしている地域の子供が出演していました。皆が顔見知りで,小さな子が歩いているとさりげなく周りの年長者がサポートし,情報がちゃんと親に届くのです。こういうのっていいなあと思いました。多くの目が子供に注がれていて,知らない人間に連れ去られる心配もないし,何か悪さしても叱ってくれる人がいるし。孤独に子育てしていると言われる現代の親にとっては,負担が少し減るのではないかしら。さすがにこんな強力なコミュニティで育つ子供は強くなるのか,番組最年少1歳数ヶ月の子がおつかいしていました。恐るべし!
はるきはあと1年でおつかいできるようになんて…ならないよなあ。

こどもチャレンジ

2005-11-12 | 雑感
しまじろうで有名な会社から,はるきの名前宛に幼児教材のダイレクトメールが届きました。ちまたには,お受験対策は0歳児からなんてことも言われているけれど,うちはそんな早くから英才教育をさせるつもりもないし,そんな特別なプログラムとは無関係だと思っていました。生まれる前までは。
でも,実際に日々相手をしてみると時々新しい絵本なりおもちゃなりを与えてあげたいと思うし,そのときは厳選してよりよいものをと考えるし,これって,受験対策の勉強をさせたいわけではないけれど,やはりよりよい教育をと考える教育ママ的考えなのかしら。探し回る手間を考えれば市販の幼児教材を利用するのも悪くないかもしれないと思い始めています。正直なところ,絵本やおもちゃをあちこち探し回るのが面倒くさいというのが一番の理由。保育園に入るまでの数ヶ月,ためしでとってみようかなあ。業者の企みになんか乗せられないぞと思っていたのに,あぁ,こうして教育熱心な母になってしまうのかしら…。

ウンチが苦手

2005-10-12 | 雑感
離乳食を食べ始めてから,うんちが大人と同じように固くなってきて処理もちょっと楽になりました。おむついっぱいうんちの洪水でどこから手をつけていいのかと途方にくれることがなくなりました。
それでも,夫はうんちの時のおむつ替えをなかなか引き受けてくれません。あやしたりお風呂入れたりはしてくれるのに。なぜ?
たとえば,動物園で生まれたてのコアラの赤ちゃんを抱っこしたとします。ぬいぐるみのように可愛くてミルクをあげたりなんてこともしたくなるけれど,抱っこ中にうんちされた日にはちょっとげんなりするかも。自分の子なら「あらいやーねぇ」で済むけれど,コアラの子はいくら可愛くても「やーだぁ!もうっ!」って気になるだろうな。そんな感覚なのかな。などとあれこれ想像してしまいました。
慣れの問題なのかな。それとも,自分以外に誰もいないという責任感を負ってないせいなのかな。