以前月刊URALAの情報ページに出てた『ローカル線ガールズ』を読みました。
これはサクサクッと読めますよ。ページ数はそんなに多くないし、文字も大きいし。何ページとか十数ページとかの間に、ローカル線ガールズ(えちぜん鉄道のアテンダントさん)やその他鉄道に従事してる人のスナップ写真が載せられてますし。
面白かったです。僕的にリアリティを持って読むことができました。「ハローワークの掲示板にえち鉄の求人票がびっしりと貼り出された」とか。自分もハローワークに通ってたので、状況がなんとなく想像できるんです。
アテンダンさんってもともとは派遣社員で、後に正社員になったらしいです。そういう部分とかも。自分に近い目線で見れたんですよね。たとえば「なんちゃら殺人事件」みたいな小説だと、さすがにリアリティを感じるのは難しい部分がありますし。
別にリアリティを感じるためだけに本を読んではないので、それはそれの楽しさももちろんあって、『ローカル~』にはまた『ローカル~』の楽しさがあった、という事ですね。女性の語り口調で、時々挟まれるスナップ写真が優しい感じで、全体的にホンワカと和むような本だなと思いました。