またまたキム・ギドク作品を見てしまいました
これは、まったくグロくないです
30年位前の日本の、静かな映画を見てるような感じかな?
『悪い女』って題名ですが
『ずるい男』『見下した女たち』とか、そんな印象を受けました
周りを、そうさせるから『悪い女』なのかな?
海辺の民宿で泊まるだけでなく売春も行われていて
その売春婦の稼ぎで暮らしてる民宿のオーナー一家(韓国ドラマとかで見る、民宿のイメージで)
そこのオーナー(主人)と男子高校生は、その女に魅了される
いやらしいというより、ほっとけないタイプなんですよ
その民宿のオーナーの娘は『冬のソナタ』のチンスク(ジンスク?)が、嫌な女で出てます
彼女は、作品により、体重の増加とか役作りがすごいらしいのですが
この映画では、ものすごくムチムチしていてボリュームがあります
そしてベリーショートです
この民宿の娘は、体を売ってる女性のお陰で家族が暮らせてるのはわかっていながら
罵倒の数々
他の収入源がない家族なのに
でも・・・疑問は売春一人で、家族4人+売春婦本人が暮らせるだけ稼ぐの?
まあ・・・・静かですが、感情のすごく伝わってくるギドクの世界の90分
男が売春婦をどう見て、どう接するのか?
女が売春婦をどう見て、どう接するのか?
一人の女性として見たとき、そうなるのか?
見下しながら、彼女の純粋さをどう見ていくのか?
そのあたりの心境の変化を、説明つけるような台詞ではなく
雰囲気で味わう
これが、キム・ギドク
おもしろいとか、おもしろくないでいうと、おもしろくない
けど・・・・・見てしまう
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