東京流行通訊

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

日本列島編み物ブーム

2006-04-02 16:36:30 | 人:世相・若者の生き方
 近頃編み物を好む男女が集まる「ニット・カフェ」が人気を集め、すでに「ネット・カフェ」を追い越す勢いを見せている。

 手芸関連の書籍を発行しているある出版社では、第三水曜の夜、出版社の二階にあるイタリアンレストランで「ニット・カフェ」を開催している。また、横浜のある公共施設では去年の年末にニットイベントが行われ、編み物用具が無料で配られたが、何と500人あまりの参加者があった。

 日本編み物文化協会によれば、このニットブームはもともとアメリカから伝わってきたのだそうだ。編み物には、日常生活のストレスを解消すると共に、心身をリラックスさせる効果がある。同時多発テロ以後、ニューヨークで新しい編み物ショップが次々に生まれたのも、それを証明している。

 ところで、編み物を好む男性について、女性はどう思っているのだろうか?

 テレビの編み物番組に登場する広瀬光治先生は「ニットの貴公子」と呼ばれ、どこへ行ってもたくさんの女性「ニットファン」が追いかけてくる。また、「ニット・バー」には編み物好きの男女が集まって自由に交友を深め、話題をはずませている。もしかすると彼らはセーターを編みながら、自分たちの恋と人生も編んでいるのかもしれない。

 興味深いことに、渋谷の「ニット・バー」では毎月二回集まりがあるのだが、参加者には日本人だけではなく、日本企業で働くオーストラリア人、アメリカ人、イギリス人などもいるのだそうだ。料理をする男性はすでに定番だが、編み物をする男性も「モテ筋」だとすれば、男性諸君は大変なことになってきた。 (C)JSC

●Clover公式サイト http://www.clover.co.jp/



最新の画像もっと見る