壊し屋クロ

最近、「包帯クラブ」「ヘアスプレー」「自虐の詩」と
３作品の映画を観ましたが、レビュー後回しにして、
トクコの旦那様、クロ氏について語ろうと思う。


出会った頃には、クールで硬派だと思ってたんだよね
全く気付いてなかった…
クロさんが　こんな才能　の持ち主だと言う事を。

オレに近づくと怪我するぜ(￣ー☆キラリーン


こんな昭和系ハードボイルドなんて、
現実には存在しないと思ってましたが、
クロさんに近づくと・・・　リアルに怪我するんですっ



付き合い出しは、本当に傷だらけ


クロさんは、もの凄い勢いで突き進んでいく人

手先はワタシより器用で、
細かい作業がお得意のはずなのですが、
指先に集中してない時の彼の乱雑な動きとその勢いは、
ちょっと有り得ないんですよ



このマシンガントークのトクコ様が隣にいても、
ワタシのことなんて忘れ去って、
競歩のごとく早歩きで、どっかに行ってしまいます

クロさんの隣に必死で並ぼうとするのですが、
外股歩きの彼に蹴飛ばされ、

ドカッ　☆￣(lll＞。☆lll)イテェ

痛みでしゃがみこむことも…しばしば…。
突然、ワタシが静かになっても
クロさんが気付くことは少ない


足を幾度となく蹴飛ばされた後、
クロさんの後ろについて歩くことが多くなりました。

しかし、後ろを歩いていると、
ますます、クロさんはワタシの存在を忘れ、
勢いよく突き進んでいくのです

彼は自分の身体が部屋に入ったところで、
戸やドアを後ろ手で思いっきり閉めます。
当然、後ろにいるワタシは……

バチン☆⌒(＊▽×)ヒーっ

トムとジェリーじゃないけれど、
ペラペラになって…ピヨピヨピヨ
足のアザの代わりに、
腕や指にアザができるようになりました


しかし、クロさんの勢いが、
ハンパなものでないことに気付いたのは、
車での移動の時でした。

オレの車に付いて来い　＝

そう言って、クロさんは当時の愛車ハイエースで先に行きました。
ワタシは自分の愛車のミラで指示どおり着いて行きました。
ところが、順調に運転していて５分ほど経過すると、
クロさんは道を間違えたのか、
対応不能な凄いスピードで、
突然　バックしてきたのです

ドカン☆彡　Σ(＞д＜) ギャー

ハイエースみたいな大きな車からは、
後ろにピタリとついた軽自動車は見えなかったかもしれない。
でも、「着いて来い」と指示して５分…
早速、ワタシを忘れないで頂きたい…


ワタシの可愛いミラちゃんは、
ロンパリになってしまいました
ライトがどっち向いてるかワカラン…

その節は一緒に乗っていたアヤノちゃん、
ビックリさせてゴメンなさいね


映画「グーニーズ」のメンバーにも、
物を壊す子が居たと思いますが、
実在するクロさんの非凡なる破壊の才能は、
その後も、次々に発揮されて行きました

飲食店では３回に1度は、
水か醤油の瓶を倒します。
しかも、いつも度派手にぶちまける。

ちょっと小粋な料理を食べに行くと、
皿にかけたフォークを使い、
テコの原理で隣のテーブルにエビなんか飛ばしちゃいます。
漫画みたいですが、既に何度か…。

お菓子の缶を開ける時は、
中身ごとぶちまけます。

その買い物袋には玉子が入っているから細心の注意を！
・・・と言っても、クロさんに渡した玉子が無事なはずが無い。

自転車は競輪選手のごとく高速でこいで、
有刺鉄線にゴールイン。
自転車のカゴは有り得ない角度で凹み、
カゴが引きつり笑いしてます。

山犬さん家の引越しの手伝いをした際には、
新居の石門に木材を勢いよくぶつけ、
石門がカケてしまったそうですね。
引越当日に人様の新居を破壊するなんて…
山犬さん家のカケた石門を見る度に、
胸が痛みます・・・。本当にスイマセン

狭い猫野家の屋内でも、
クロさんの勢いは止まりません。

割った食器は数知れず・・・。

クロさんは扇風機のコードに向ってゴールイン！
扇風機は、もの凄い倒れ方をしました。
起こしてやると、羽が折れており、
スイッチを押すとまるで２槽式洗濯機のごとく、
ガガン　ゴゴン　ガガン　ゴゴン　と、歩き出すのです( p_q)エ-ン

こうして、扇風機１号は　お亡くなりになりました。チーン


扇風機２号も、全く学ぶ気のないクロさんが、
ゴールテープ（コード）を颯爽と切りました
２号は首を複雑骨折。
ドラマのように　ガクッ　と首を落として、
２号が目覚めることはありませんでした。チーン


３号は今年の猛暑のこと。
稼動中の３号の位置が気に入らなかったクロさんが、
移動させようと、傘の後ろ側にある扇風機の持ち手を
いつもの有り得ない勢いで掴みに行きました。

勢いよすぎて、あの細い柵の中に太い指を突っ込み…

ガガガガガガッ　　
３号の羽も折れましたが、クロさんも指を切り流血

今時、扇風機で指を切る芸当が出来るのも、
類希な才能を持つクロさんならではの必殺技。

パーヤン（４号）は…当然購入していません




昨年の冬には、ストーブも他界しました。

壊れたところは…ココです。





クロさんの非凡な才能が炸裂し、
ストーブの心臓とも呼べるこの大事な部分は、

バリーン☆彡　と割れました。


どうして？　と言うワタシの問いかけに、
クロさんはこう答えました。


近づいた瞬間

　　　割れる気がしたんだよな…

大人の発言とは思えないこの発言・・・。




また、クロさんは体に近づいてきた未確認物質を
反射的に叩く癖があります。

あくまでも野生児の反射的な動作なため、
唐突な攻撃に対して、そういう対応しかできないらしい

ワタシがクロさんの後ろから、突然腕を掴もうものなら、
パチンと虫ケラのように叩かれます

相手が子供だろうが、唐突な攻撃には容赦ない


お子様連れの皆様、
クロさんの背後に、大事なお子さんを立たせないように、
気をつけましょう。　ゴルゴ13じゃありませんがね（笑）



この破壊という才能を持ったクロさんの、
究極の奥義を最後に紹介しよう。


向かい合っていつもどおり質素な食事をしている際に
そのミラクルは突然起こった。


なんと、クロさんは、

高さ10cmのグラスを頭突きで割ったのだ！

　　　　　

薄くて華奢なグラスなんか、猫野家にはございませんよ

一般的なパタンと倒れたくらいじゃ割れない
誰のおうちにでもあるような平凡なコップです。


ワタシはクロさんの割ったグラスから
ダラダラと流れる水を体で受けながら、
思わず・・・拍手してしまった（笑）　


検証した結果、
クロさんは浅いお皿に盛られた煮物の汁を
皿ごと持ち上げるのは危険と思い、
口で吸いに向ったと思われます。

煮汁を吸いに行って、目の前のグラスに気付かず、
いつもどおり、尋常じゃない猛スピードで
浅い皿を目がけて突進したわけです


あれから、幾度となく、
ワタシは何度も煮汁の入った皿に、
自分の出来る限り精一杯のスピードで突進しようと挑みましたが、
試してはみるのですが、
グラスを割るほどのスピードはビビッて出せないでいます


皆さんも、是非、お試し頂きたい。

テーブルに頭をゴツンとぶつけに行くのは容易ですが、
煮汁に突進する勇気って…

いろんな覚悟なくして、クロ級のスピードは出せません

これを才能と呼ばずして、

　　　　　　　何というのでしょうか！！！
　

姑については何度か語ってきましたが、
あの姑にして、この息子！
確実に妙な血が受け継がれている


何をどれだけ破壊しても、

飄々と上から目線のオレ様系


その謎の生態研究にのめり込んで８年。
まだまだ、解明には時間がかかりそうです・・・とほほ・・・