肉という煩悩

徳證寺の門の前には郊外型ショッピングモール "メルクス山口" と "フジグラン山口" があります。

"メルクス" というのは、福岡発の大型ディスカウントストア "Mr Max (ミスターマックス)"
の資本による、ミスターマックスを中核とした郊外型ショッピングモールの名称で、
全体のショッピングモールの西側半分がこれです。
本・CD屋、ゲーセン、美容院、ラーメン屋、モスバーガー、ATMなどがあります。

そして "フジグラン”は、スーパーを核としたモールで、東側半分がこれ。
こちらにも美容院あり、そして整体、ミスド、マクドのフードコードや英会話もあります。

実はこの全体は厳密には二つの資本のモールから成り立っています。
ミスターマックスとフジグランの在庫商品が似通ってることがあるのも、こういうことなんですよね。
しかし、こんな超近場なのになんと双方に同じ山口銀行のATMがあるのが意外と便利。込んでたらチャリで違うほうに行けばいいという。。

さてさて本題に入りますが、このショッピングモールはやはり休日はかなりの人出があり、
地域住民の我々が渋滞に巻き込まれる、そんな事態になっています。
そして、このショッピングモールの敷地のいちばん徳證寺側に位置するテナントが、焼肉屋の "プルヒャンギ"。
http://www.risougroup.jp/pulhyanggi/index.htm

この焼肉屋は休日はまずすぐには入れないほどの盛況ぶり。ネットの口コミなどで、山口市内またその近郊でも評判の焼肉屋です。
確かにここの焼肉はやわらかくて美味しいし、見た目はチェーン店っぽい良い意味で入りやすい雰囲気があって、
店長さんをはじめ、店員さんの接客が丁寧なことでも知られています。
それは繁盛するのも納得できるというものです。

このプルヒャンギ、おそらく本堂のおよそ100mかそれ以内程度の距離。
それはそれは、休日の昼間は読経の最中に焼肉の香りが漂ってくるものです。

みなさんもご存じだとは思いますが、本来的には仏教は殺生禁忌の教えより肉食は戒律で禁ぜられていました。
なので、休日のお寺でのご法事中に漂ってくる、タレと肉汁の香りは笑いのネタものです（笑）。
しかし、浄土真宗では "肉食妻帯" といって話せば長くなるのですが、端的にいって僧侶も肉を食べてもいいんです
（これは決して仏法から消極的で堕落的という意味ではありません）。

アァ・・うちが浄土真宗の寺院でよかったなぁとつくづく思わされることでございます。
座禅とかこの環境ではキツそうだ (´Д`) 。。。