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Zukaholic 泉州おたんこなすのヅカ漬け日記

宝塚歌劇に出会って、34年。
熱のさめた、のらくらヅカファン日記。

花全ツ【ル・ポアゾン 愛の媚薬2】

2011-10-23 17:11:12 | 花組

ショーのル・ポアゾンもシャーワセな気持ちになれました。

ル・ポアゾンは私がおよそ20年前に初めて宝塚を観たときのショーで、これで宝塚にハマったので、すーごくすーごく特別な作品。あの日のときめきは、今も忘れることはないわ。あれは私の人生で最も大事な日だったと言っても過言ではないわ。正直、今の私は、宝塚がなかったらたぶん生きていかれないだろうなと、きのう観劇しながら思いました。大げさでなく、どれだけ自分が今まで宝塚のおかげで心救われてきたかっていうことをあらためて思いました。

で、今回の花組さんル・ポアゾン2は、その昔に観たのとは全然違う作品として楽しむことができました。実際、ぜんぜん違いました。むしろ、ナルシス・ノアールでした。ル・ポアゾンもナルシス・ノアールも、中学生のころ、しつこいくらい何度もビデオで観ました。

(以下、例によって記憶が怪しいですがプログラムにそって順番どおりに書いてみますか)

プロローグの主題歌をみんなで歌いながらのジャジャーンみたいな感じは、昔の宝塚っぽくて好き。蘭とむさんは赤。蘭乃はなちゃんは最初にすっごく身体をそらせててスゴイーやわらかい~と思った。蘭乃はなちゃんは歌いはじめのとき声がひっくり返ってたけど、ま、ご愛嬌ってことで。
私、蘭とむさんってダンスの人と思ってたけど、失礼しました。なんか最近、歌の声も好きです。透き通ってパワーがあって。あの細い体であのパワーすごいな。

そしてすごく好きだった場面。
ナルシス・ノアールの「月とパリス」の場面でしょアレ!私、あの場面のシメさんとアヤカの写真がついた炭酸せんべいの缶、持ってるんだ! で、見てみると・・・あ、きのう観たのと違う!
蘭とむさんはお衣装白でしたね確か!(いつものことですが私の記憶はすぐあやしくなるので間違いあったらお許しください)。あの場面のダンスの蘭とむさんの足の躍動感がたまらんステキだった!私は蘭とむさんのダンスときの足がたまらなく好き!なんか夢のように幸せな場面だった。とろけそうだった。蘭とむさんの、茂次みたいにキリッとしてるときのお顔ももちろん好きだけど、でも笑顔のはじけるときのあの、顔じゅうが口みたいな(失礼?)お顔が好きなの!蘭とむさんの足と笑顔サイコー。

ジゴロ?のエンジ色みたいののダンスもステキだったな~。電話の「I need you tonight」←これ日本語にするとエロイのかな?ちょっとワルな感じのキリリとした蘭とむさんも好き。ジゴロではなく「アダム」だそうだ。カッコよすぎてシビレた場面でした。

華形ひかるさんが「どんな栄光も どんな名声も」の歌(←この歌すごく聞き覚えがあった)。この歌好き。で男役さん5人が黒い衣装で踊り。そのあとで出てきた女性たちは、男役さんなのね。

次、忘れちゃいけない人。望海風斗さん。今まであまり存じあげなかったけど・・・。この人の端整なお顔とノーブルな雰囲気、背の高さカッコよさ、古きよき宝塚の男役さんみたいで、すごく好きであります。最初、ノルさんポイイなとか思ったけど、いやいや。ノルさんよりダンゼン歌が上手いです。プログラムによると「歌うヤング男」のとこかな。若さ満開でよかったです。次から注目するかもです。

蘭とむさんと華形ひかるさんと二人のマタドールの場面も好きでした。これもナルシスノアールだな。この「光と影」の歌とダンス、なんか、深いな。すごくいいです。好きです。コレ言っちゃいけないかもしれないけど、ネッシーさんとシメさんのときみたいに、ずっと一緒にやってきたトップと二番手とか、とむさん壮さんみたいな同期コンビとかがやるとまた別の意味で、ぐっとくると思う。

白いお衣装での群舞もホント、ステキでした!

私が蘭とむさんのダンスで勝手に名付けている「Yの字立ち」と「Yの字ジャンプ」っていうポーズがあるんすけど、これが超好きなんすけど、どの場面のダンスとかちょっと忘れたけど、これが今回も見ることができて大満足でありました。

「ジュテーム」これも、観たわけではないのになぜかよく知っている曲で、ココチヨイわ。今の私には宝塚のなつかしメロディーがむちゃくちゃココチヨくて、落ちつく。

「アシナヨ~」はすごくいい歌でした。きっと好きな人に対する愛の歌なんだけど、蘭とむさんが歌うと、「きみ」が特定の愛する誰かっていうより、なんかさ、私たちに向かって言ってくれてるみたいな気持ちになれるよ。きみが僕を変えたんだみたいな歌。私に向かってそう言ってくれるわけはないんだけど、私は、歌とか本とか講演とかどんなものでも、自分が足を運んで出向いて聞きに行ったときとか、本を能動的に読むときとか、それをほかでもない自分に向けられたものとして受け取るようにしようって思ってるねん。そういう気持ちで何かを聞いたりするのと、「私に向けられているわけではないわ」とスカして聞くのとでは、ぜんぜん違うと思うんよね。・・・また脱線してるけどさ。蘭とむさんにはそういう気持ちに答えてくれるハートがある気がした。

デュエットダンスは蘭とむさんが黒で、蘭乃はなちゃんが赤紫みたいなのでした。ステキでした。

フィナーレとむさんはキンキラキンのでっかい羽根!!!見ていて、シャーワセでした。シャワセ!!

「悪魔のような愛の魅惑にとらわれたのは誰~♪

むせかえる愛のかおりに包まれて

この陶酔のひととき ああああ~あああ~

なにっもか~も忘れて~ ル・ポアゾン ル・ポアゾン ル・ポアゾン」

・・・この歌のすごいところはさ。まさに宝塚に心うばわれたときの気分をあらわしてるっていう。まさに媚薬だよね。

カーテンコールは1回だけ。夏美ようさんが、「ご当地の出身者をご紹介します」と言って、「京都出身の人!」「はーい!」「大阪出身の人!」「はーい!」そして、「兵庫出身蘭寿とむさん!」と紹介されてました。ハッチさん「近畿ジェンヌをよろしくお願いします」。なんか、笑えました。蘭とむさんは「一所懸命がんばってまいります。大阪は今日明日と二日間ですがまたお運びくださいませ」というような内容のことをおっしゃってました。

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