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時の関守

守護 (まもり) ~この世はじまり (16)

最後に、人間が生き続けるために、万物が循環する仕組みが必要です。

それも、単なる循環ではありません。
循環する過程のなかで、はじめは単なる物質(もの)であったもののなかから、奇跡のような能力が生まれます。
単なる物質だったものから、さまざまな能力が引き出されることによって、循環が完成します。
このようにして、私たちの身体(からだ)と、世界があたりまえのようにして、存在しているのです。

たましいの働きで、これらの力が存在しているのだと神話は語っています。
この人間と世界を成り立たせている力は、たましいがあるからなんだといっています。
ですから、私はずっと、たましいは、命そのものであると言ってきました。

もちろん、この守護(まもり)という力の中心には、神が存在しています。
その姿は、大龍と大蛇であったといいます。
大龍は水の象徴ですし、一瞬にして千里を走るという伝説がありますから、(私のイメージとしては)あたかも空間を創造しているような印象があります。
水のないところに、生命は誕生しませんから、まさに、水は人間にとって神そのものではありませんか?

大蛇は火を意味していて、その大蛇には頭が十二あるので、時間が象徴されています。
時間と空間、火と水。
科学が、もしくは、人間の知恵がどんなに進んだとしても、(全くの無からは)つくりえないものばかりです。
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