こんにちわ。
必ず行政書士と司法書士事務所を開設する千葉県茂原市茂原市在住の山本 徹です。
成人(年齢含む)について、今日の朝刊に「少年法改正案 18歳、19歳厳罰化」の記事がありました。
これには、来年の4月から施行される民法第4条の成年(行為能力者)が20歳から18歳に引き下げられることと連携しています。
民法だけを学んでいても、未成年者は制限行為能力者として特別に保護されていることが、あらためてよくわかります。即ち、日本では、19歳と20歳では、法律上大きな隔たりとして区別されています。私もそうでしたが、二十歳になれば、大人になれると漫然とした概念はあるものの、二十歳となる前日と二十歳の誕生日を迎えた日では、意識が法律ほどは替わりませんし、意識もなかったです。
奈良時代以降から、12歳~16歳になると元服とういう儀式が男子にはありました。(多様性とは無関係、あくまでも歴史の事実を記述しているだけです。)元服は、今で言う成人式にあたります。昔の日本人は、寿命も関係していると思いますが、現代より、早い年齢で大人だったわけです。当然ですが、その元服前は、それに向けて身心を鍛え、学問を習得し、元服できるよう修練していたわけです。
今の日本の教育(本人、家庭及び教育現場両方含む)は、大人になることを意識できるような教育が行われていない気が致します。そのような中で、はい、明日から君は大人だと言われても、対応することは困難でしょう。これを機会に日本の教育の在り方も考えて頂きたいと思いました。
【参考】他国の成人年齢
他国の成人年齢は概ね18歳~21歳となっていますが、圧倒的に18歳が多いです。ちなみに、ネパールは16歳です。
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