鳥羽能楽保存会

鳥羽能楽保存会の活動を紹介、あなたもいっしょに能や狂言の楽しさを体験してみましよう

鳥羽能楽保存会のブログ開設

2009年12月11日 | 活動の紹介
鳥羽能楽保存会の活動の様子を紹介するブログを開設しました。鳥羽能楽保存会は鳥羽市にある賀多神社で大祭のとき奉納される薪能の保存を進めることから出発しました。若い人に伝統文化を伝えるために様々な形で体験してだたいています。
今では有能な継承者が現れ、賀多神社の春祭りではその成果を披露するようにもなりました。ぜひ皆様も鳥羽能楽保存会にご協力を

ふるさと文化と地域の連携を!
  … 三年経過した能楽保存会は …
     鳥羽市能楽保存会
        会 長  川 村 光 

 三百年余の歴史ある賀多神社能楽の復活をめざして、平成十八年四月、鳥羽市能楽保存会が新しく結成された。平成十年五月の薪能公演を最後に努力の甲斐もなく、伝統芸能の火が消えていった。
 祭り、盆、正月行事、食などのふるさと文化を愛し、継承していくことは、地域の連携が深まると同時に観光客にも関心が高まる。文化が消滅していく地域は、活気がなくなり、人々の連携(近所のふれあい)がうすれていくのだ。
 神社氏子・町内会のみならず鳥羽市全域の住民が歴史文化を守る気魄で、保存会がスタートして早や三年が経った。発足初年十一月の市民文化祭には、八柄・山下・西村さん達が舞囃子を舞台いっぱいに舞った。

翌十九年の春祭りには、二年生になったばかりの下村・城山さんがわずか三ヶ月の練習で狂言 ˝しびり"を仮説舞台で演じ、見物席から拍手喝采。それから三年、能楽の和谷先生・狂言の森先生のご指導のもと、練習に励んでいる。

 毎年、市民文化祭や伊勢市の伝統芸能発表会で公演。昨年は、青少年健全育成市民会議総会、安楽島天王祭でも演じた。そして、小学校国語教科書にある「柿山伏」を三校で、中学校では、室町文化の授業を鳥羽東中・加茂中で実施してきた。
 これも、教育委員会はもとより会員の皆様や篤志家・桑名信金の御寄付等のあたたかい御支援のおかげであると心より感謝しています。
 新しい役員が決まり、いつの日にか全国に二つしかない能舞台での薪能が実現するのを目標に、会員の皆様と共に努力していくつもりです。
 ˝まちづくり˝も明慶川の改修や伊良子清白の家等が着々と進められていく今日、三百年の伝統ある賀多神社の能楽の復活に、いつ目を向けてくれるのだろうか。伝統文化への地域住民、特に大人の関心の深まり、継続する姿を次代をになう子ども達に姿で示すことが鳥羽市の発展につながっていくのです。
  
活気ある˝ふるさと˝をめざして


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1 コメント

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ブログ開設おめでとう (hareruzo)
2009-12-12 19:57:51
鳥羽能楽保存会の皆様、ブログの開設おめでとうございます。鳥羽における貴重な文化活動、子ども達のがんばりと皆様の熱意を全国にご紹介下さい。また、会員の皆様とも熱い交流が広がることを願っています。
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