Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

vol.3 説教など

2020年03月26日 | 日々雑感
 カミュ『ペスト』の続きを読んでいます。

 東京も、どんどん推移が気になる状態になってきましたね。
 にしても、ニュース報道を見てると、ツッコミをいれたくなる。悪気はないんでしょうが、あんだけ行政の自粛や人の移動の報道をしておきながら、
その次のニュースは目黒の桜まつりだったり、渋谷の人ごみでどんなことが行われているのか、だったり。
 自粛を促したいのか、春休みのイベントを応援したいんだか、よくわからない。 そして、今度はマスクやトイレットペーパーの話など・・・。

 メディアリテラシーって大変、てつくづく思います。

 さて、今日は1か所、あまりにも現実と同じ描写があった場所を。

 コタールはそんなふうに今度の疫病に関する真偽とりどりの話題をうんともっていた。たとえば、中央のほうで、ある朝一人の男がペストの兆候を示し、そして病の錯乱状態のなかで戸外へとび出し、いきなり出会った一人の女にとびかかり、おれはペストにかかったとわめきながらその女を抱きしめた、というようなうわさが伝わっていた。 (新潮文庫p.116)

 この描写の後に、神父さんが力説するシーンがあるなど、病気と信仰の話が出てきます。
リアルタイムは、海外で信仰が感染を助長した?ようなニュースがあったかと思いますが、やはり信仰のある国は、祈りの場面というのは登場しますね。 (例として、一部の記事リンクを貼りました)

 ということで、続きを読み進めていきます。
 気づけばもう、3月も残りわずか。新年度がスタートしますね。

 続く。


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