ポルトガルの朝は、比較的ゆっくり。ホテルのチェックインをしたときに、朝食は8:00と聞いた。わかってはいたけど、少し早くからやってるんじゃないかなぁ、と期待し食堂へ降りていくが、案の定、誰もおらず。レセプションに聞いたらやっぱり「8:00から」と言われ、部屋に戻る。
この日、リスボンから50分ほど西のシントラへ行こうとしており、この古都がなかなかの観光地で、早めに行きたかったのだが、朝食代がもったいないので、8:00までの時間に旅の計画を練り直す。
無事に朝食にありつけたら、急いでロシオ駅(シントラへ向かう駅)へ。同じようにシントラへ行こうとしている観光客が、1日フリーパスを買う行列を作っていた。今日は、行列に巻き込まれる日。こんな光景を、どのくらいみるのか、と戦々恐々としていたが、結果的に言うと3月のオフシーズンということもあり、予想していたほどの行列に、今回は巻き込まれなかった。ラッキー!
いざ出発です!
途中、電車に乗り込んだおばちゃんが、駅わからなくなり、「あなたポルトガル語わかる? この駅いつかしら?」的なことを聞かれる。そんな会話に「ソーリー」で済ましてしまう私。だってロシオ駅(始発)とシントラ駅(終点)しか分からないもん。汗
そして、無事にシントラ駅に到着。
面白いことに、ロシオ駅からの乗客は、ほとんど同じところに向かいます。それは、駅横のバス停。フリーパスを使って、バス停にいき、ほとんどバスにのってシントラの観光地をめぐるのです。貸自転車屋さんもあり、英語・ポルトガル語がわかる人は、1日チャリを借りてましたが、バスに乗ってるとわかります、シントラの街並みもだいぶ峠道。山道。坂の町。バスで移動してても、乗り物酔いがひどい人は、酔っ払うでしょうから、チャリンコも慣れた人でないと辛いと思われる。
あ、シントラの1日フリーパスと書きましたが、カード自体はリスボンの公共交通機関で使えるヴィヴァ・ヴィアジェンカード(だったかな?)の1日カードをそのまま受け取る形になります。なかの電子チップが、シントラ交通に対応しているということだと思われる。
ちなみに私は、リスボン観光もしたいと考えていたのと、シントラのお城めぐりなどでも割引がきくことを知り、空港のインフォメーションでリスボア・カードを入手済み。両方を持参しました。
※リスボアカードは、使った最初の日時から、購入金額分の時間で利用できます。つまり、4/1の10:00~利用したら、24時間で購入したら、4/2の9:59まで利用できる計算。
さて、本当はシントラの街並みを散策してから、はるかユーラシア大陸最西端、ロカ岬を目指そうともくろんでいた私。
しかし、、、 そもそも朝の段階で予定が狂っています。しかも、シントラ駅からさらにバスで40分くらいかかります。正直、今回行かなかったら、次いついけるか分かりません。「今日、絶対行きたいなぁ・・・」
てなわけで、先にロカ岬へ出発。(結果的には、この作戦でよかったと思う)
バスに乗って、山道、海沿いの街のなかをゆらゆら揺られて、ついに到着。
(途中、海沿いの町? 漁村? みたいなところがめちゃくちゃ可愛い、こじんまりとしたところでした・・・ 写真撮りたかったなぁ)
バス停横に、インフォメーションがあります。まずはそこで、お決まりですが「ユーラシア最西端到達証明書」を購入。
名前と日付を入れてくれます。
そのあと、次のバスが来るまで、岬周辺を散策。といっても、見る場所はそんなになく限られてきますが、着いた頃には晴天に見舞われ、とても景色が良かったので、うれしかった!
この大西洋の向こうに、インドがあると思ったら、実はアメリカ大陸があった・・・ ってことですね。
灯台の近くまで行きました。後で気づいたのですが、指が入ってしまった・・・。
ここで昼食。レストランで、シンプル・ハンバーガーを注文。本当にシンプル(パンとパテだけ。)で、この注文は失敗でした。厨房で働いている女の子たちが私の顔を見て「くすくす」笑っているのを見て、なんでだろう? と思ったけど、今思えば「こんなの注文して」とビックリされていたこと間違いなし。笑 もし、お昼休憩をここでとるなら、他のメニューを注文したほうが良さそうです。
売店で、1.5lの水も購入。(水は比較的安かったような)
ロカ岬のバス停の時刻表をパシャり。(撮影 2018年3月下旬)
でも、この時間通りには来ていなかったと思う。さすが。
てなわけで、1時間ほどの散歩の後、再びシントラへ戻ります。今度は、お城巡りです。
(続く)