Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

2018 ポルトガル春旅<⑧シントラ~ムーアの城跡編>

2018年05月03日 | 2018春 ポルトガル

 ペーナ宮殿の後、バスの通り道を逆行して、ムーアの城跡に向かいます。

 本当は、ここはカットして帰ろうと思い始めていましたが、ペーナ宮殿へ向かう途中に、ガイドブックの地図をみたり、実際に車窓で距離感を考えていたら「この時間帯だったら、まだ行けるか?」と欲が出始めます。まだ17時ぐらいだったので、閉園時間にも間に合いそうで、これは行くしかない! と予定を変更します。(この日、いかに予定変更をしたかがよくわかる)

 バス通りを逆行し、しばらくすると、小屋がみえ、ちょっとした人だかりが。ここが、入口だと分かります。
 ただ、チケット売り場のようなものはなく、みんな小屋の隣の小さな入り口を、奥へと入ってゆくので、便乗して入り込みます。

 すると、すぐに山道。バス通りもアップダウンの激しい山道でしたが、ここもかなりの山道。ここによく城跡を作ったなぁと驚嘆してしまいます。

 

 しばらく行くと、入り口がようやく見えてきます。

 ペーナで既に同時購入していたチケットを見せて、なかにはいります。
 最初は一見、お城の中庭、みたいな感じなのですが、そこはさすが山を登ってきただけある、城壁をあがると、シントラの町が一望できました。

 

 さながら「万里の長城」みたい。

 

 「ムーア人」とは、イスラムの人びとのことです。イベリア半島に流入したイスラーム勢力の名残を、ここで確認することができます。12世紀頃に、これをポルトガルが取り戻します。いわゆる、レコンキスタ(国土回復運動)の一環です。

 

 さっき行ったペーナ宮殿が、あんなところに。



 てなわけで、結果的に、ムーアの城跡でかなり心躍って楽しんでしまいました。このあと、バスがホテルへ帰る観光客でごった返す時間となり、なかなかバスに乗れないなどの焦ったひとときを経て、無事に、シントラ駅へ到着。帰りの電車は、あっという間に感じ、気づいたら、リスボンでした。(快速とかだったのかなぁ。それとも行きが各駅停車だった!?)

 この日は、もう、いろんなところに足を運んだことで大満足でしたが、足も痛くなってきたので、そのあとはすぐにホテルへ帰ります。
 明日は、最後にみておきたいリスボン市内散策と、お土産探しです。



 続く。




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。