Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

「敬老の日」に思うこと

2023年09月18日 | 日々雑感
【おことわり】
※決して、高齢者批判をしたいがために書き始めたわけではありません。
※データに関しては、古いものを利用しているものもあるため、すべてが最新ではありません。


 本日は、敬老の日。祝日です。ついこないだまで、「やったー、月曜が休みだー」ぐらいしか考えていなかったので、いざ当日。朝から電車の遅延情報をみたり、三連休最終日の人出混雑状況をみたりしながら、「結局、休みだけど遠出しないんだよな...」なんて、良かったのか悪かったのか我が身を振り返る。笑

 ふと、新聞を手に取りますと、社説に「敬老の日」についての記事が載っています。
 私は「老害」という言葉を聞いたとき、すごい言葉だなと思いました。
 確かに、たまに耳も痛いことを言われ、億劫に感じることもあるけれど、教えてくれること等もある。
 耳が痛すぎるときは適度に聞き流して...ぐらいに考えつつ(笑)こういう言葉は使うまいと心に決めています。
 それが、そもそもの「敬老の日」の制定思惑に一致するのかわからないですが、要は、なんか一昔前の「敬老の日」は、もうちょっと「おめでとう」感が強かったような気がします。儒教的かも知れませんが。もしかしたら、近所の町内会では高齢者にお祝いをあげているのかも知れませんが(昔、そんなのを見たような気がします)。

 なんでこんなことを書いたかというと、今日の新聞に、高齢者の人口の記事が載っていたからです。
 総務省調べでは、日本の人口推計で、65歳以上の高齢者はおよそ3623万人になるんだとか。
 これが75歳以上になると、およそ2005万人80歳以上になると、およそ1259万人になるんですって。
 100歳以上は、およそ92000人だとのこと。(※ちなみに今年は戦後78年)

 ふむ。数字だけだとよくわからない。そこで、4/13 や 4/27 に出た日本の総人口数減の新聞記事を引っ張り出してきて、あらためて読み直します。

 2022年10月総務省発表ですから、今はまた数字が更新されているはずです。
 日本の総人口がおよそ1億2500万人。ということは、日本の人口のおよそ30%は、65歳以上の高齢者ですか。
 ちなみに、この新聞記事では、東京に人口が一極集中していることをあげています。東京の人口は、およそ1403万人(2023年で少し増えたようです)。

 え、全国の80歳以上の人口数に近いの?
 東京にいる人がすべて80歳以上になった、と考えると日本の高齢化社会の一部を考えやすいとは...
 
 14歳以下は2000万人程度で考えているんですね。

 要は、高齢者の具体的な活動についてばかり取り沙汰される日々になったなぁ、と感じます。
 いえ、それが悪いと言いたいのではないのですが。
 もちろん、働ける高齢者は、仕事をしたいという願望は大事だと思います。諸事情により働かざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。
 人手不足の解決策に、高齢者の職場環境をもっとよくしよう、みたいな。

 でも、人手不足、人手不足、言っている割には、私の周辺は、正直、若者に優しくないですよ?
 言い方悪いですけど、非正規雇用が蔓延したことは、非正規雇用になれた若者に、正規雇用じゃなくても生活できるし、と思わせて、良い意味の労働意欲に刺激できていない(還元できていない)気がします。
 また、非正規雇用を中心に考える企業も多いでしょうから、仕事をしたい高齢者と思惑が一致し、働いてもらう。これが予期せぬ認知症の問題や、高齢ドライバーの問題、いろんな問題につながっているニュースなども気になるところです。
 保険料の話だって。これは財源の話だから、税金の使い方考えなきゃでしょうけど。

 いやいや、こうやって書き進めてしまうと、高齢者批判みたいになってしまうので、それが目的ではないことは、念押しでお断りしておきます。
 働けるなら働きたい、と思うことは素晴らしいと思います。悠々自適に、ひっそりと余生を、隠居生活を、は時代の変化もあって変わってきたのでしょう(そう思う方もいらっしゃると思います)。

 しかし様々な取り組み・施策をしているとはいえ、若者に響いていないのは事実でしょう。
 様々な多様性が併存する現代社会で、ニュースやいろんなメディアをみていくと、正直、私も「よくわからん」というのがあります。(笑)

 でも、それを踏まえたうえで、「若者」が主体になるように考えて行動できるような風潮にしていくために、どうすれば良いのでしょうか。
 これは、経済的な話だけでなく、教育問題もしかりなのだと感じます。
 
 新聞記事には、どうやら、今年うまれた子供が、30代になるころには、日本の人口はもっと減少傾向。1億人を割り込む試算。
 40代になるころには、8000万人台になる試算だとか。

 そこに、高齢者は何人、何%を占めているのか。

 ここまでくると、なんか、だんだん世界の中で「日本人」がレアキャラになってくるのが目に見えてしまう。

 うーむ。「敬老の日」から、足りない知識で人口やいろいろを思いあぐねてみると、これを日本の「平和ぼけ」ととらえるか、「国難」ととらえるか、という風に思ってしまいます。

 (勝手にいろいろ呟いています。すいません。いつものことながら、まとまらず。)



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