Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

都庁百景007, 008 / 第314冊『水車小屋攻撃』

2021年01月09日 | 本(小説など)
都庁百景007, 008






そして、第314冊

■エミール・ゾラ、朝比奈弘治訳『水車小屋攻撃 他七篇』(岩波文庫、2015.)


 ゾラと言えば、長編小説が有名ですが、短編小説も最近注目されて、手頃に読めるようになってきました。
 長編小説から入った身としては、短編を読むと長編のときのエッセンスが既に見出されていたのだな、とつくづく思います。

 今回の文庫化のタイトルにも使われている「水車小屋攻撃」や、「シャーブル氏の貝」「一夜の愛のために」なんかを読んでると、なんともゾラっぽい作品のような気がします。
 他にも光文社古典新訳文庫などからも出てますので、長編読む時間がない方は、こちらから入っても良いと思います。

 

■ゾラ、國分俊宏訳『オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家 ゾラ傑作短篇集』(光文社古典新訳文庫、2015.)
 
■バルザック『グランド・ブルテーシュ奇譚』にも似たような怖い作品もあるので、一緒に紹介



 もしゾラが生きていたら、いまのこの疫病流行の世の中を、どのように描いたんだろうと思ったりもします。




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