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埋田発・ローカルトレイン

思いついた時、気の向くままに風景・花・料理 etc.を書きたいと思います。

旅についてのエッセー

2010-05-13 21:02:34 | Weblog
時々時間があると、図書館にいって雑誌を読んできます。

「ミセス 5月号」にこんなエッセーがありました。

降り積もる光の粒   角田光代

旅でしか得られないその素晴らしいものとは、きっと他の人には何の価値もないことだ。

民家の窓からこぼれるように咲いたブーゲンビリアとか、日陰に寝そべる犬とか。

食堂のおばさんの人なつっこい笑顔とか。

迷った私を正しい道に案内してくれる誰かの大きな背中とか、そうしたもの。

すれ違っただけの人の笑顔や小さな親切。美味しいものや、におい。静止したようないくつ

かの光景。旅しているときはただやり過ごし見過ごしている。けれど旅を終えたとき

私達は気が付づくのだ、それらがきらきらと光を発しながら自分の内に降り積もっているの

を。困難や疲労は住み慣れた場所に帰れば消える。

けれど見知らぬ土地で蓄えたそうした光の粒は時間の経過と共にますます輝きを強くする。

それがその人を成長させるか、豊かになるとは私は思っていない。

ただ静かに降り積もるだけ。


ネットが故障していました。

2010-05-03 20:42:30 | Weblog
ネットがしばらくの間つながらなくて参っていました。

素人考えで、「連休に入ったので、皆さんが一斉にネットでお買い物をしたりしているから

かも。」なんて思って、数日くりかえし挑戦していたのですが、どうも原因がありそうな気

がしてパソコンの師匠に電話しました。最近なにかしましたか?と言われ、「新しいソフト

をダウンロードしました」と言うと、「それじゃあ、ネットがつながっていた頃に戻しま

しょう」とのこと。スタートの中の「アクセサリー」から「システムの復元」に入り、ソフ

トをダウンロードした以前に、ネットをした日を選び、その日に戻ることにしました。

なんと、それだけのことで、2週間ほど前のネットがつながっていた頃に戻れました。

私も、20年位前のお肌の状態に戻れないものかな~。

前回の「友人が癌に。。」の記事にコメントしてくださったマリールーさんの友人の方が 

ALSに罹患され、闘病していらっしゃると言うことを読んで、今、この時間もその方はど

んなことを考えていらっしゃるのだろうと思うと本当に胸が痛くなり、言葉がありません。

私の友人が「人生、プラスマイナス、ゼロだよね。」と言ったことがありました。

そういうことが当てはまる場合もありますが、戦火の中、目の前で両親を惨殺されたり、拷

問を受けたりする人には、とてもとても当てはまりません。くやしいです。

また、神様が病気というものも、おつくりになるとしたら、なぜALSなどという病気を

つくられるのでしょう。本当に不条理なことがありすぎです。

現代医学とは?

2010-04-07 21:45:56 | Weblog
現代医学が進歩したり、予防医学に皆さんが関心を持ってきて、メタボ対策でお腹回りは男

性はこれ以下、女性はこれ以下。さもないとあなたはこんな病気を発病するかも、という情

報が浸透して皆さんジムに通ったり一万歩歩くことを心がけたり健康の維持に努力していま

す。それでも病魔は突然私たちに襲い掛かってきます。

今日も中学のクラスメイトがすい臓癌を告知されたと聞きました。

私も先日、胸のリンパの辺りが痛くてつっぱった感じがして、診察を受けてきました。

マンモグラフィ、超音波を受ける前にアンケートを書かされ「もし、癌が見つかったら、告

知されたいか?」という設問がありました。

「YES]に丸をしました。幸いなことに「癌は痛くないです。」と片付けられました。

友人も同じように「YES」と書いたと思います。

担当医は「すい臓癌が見つかりました。余命1年位だと思います。」と告知しました。

告知はしても余命を知らせることが良いことでしょうか?

正直だけが人を幸せにするのでしょうか。

医学は病気を治して人を幸せにするために日夜研究を重ねていると思いますが、私達はその

ことに感謝しています。

しかし、あとこれだけしか生きられませんよということが、進歩でしょうか?

死ぬ間際まで、希望を持ったり生きている幸せを感じることが大切なのではないのでしょう

か。医学は正直でリアリティが本髄でしょが、壊れやすい心を持った人間が相手だというこ

とをいつも基本に対処してもらいたいと思います。


京都に行ってきました。

2010-03-29 19:58:28 | Weblog
今日、29日。なんと奈良で雪が。。。

16時ころ雪が降っているとのニュースでした。奈良のお水取りが済んだら春が来るという言

い伝えは書き換えなくてはいけませんね。

25日に京都に行ってきました。用が終って夕飯の時間まで時間があったので、大好きな

「スフレ」を食べに行きました。

窓の外には、平安神宮のしだれ桜が見えます。写真を撮ったのですが、目で見た桜の色が出

ません。写真を写すたびに人間の目のすごさを感じますが、目で見た以上の写真を写す人  
もいるので頑張ろっと!

夕食後に円山公園のしだれ桜を見に行きました。





ねねの路、ねねの小路、石塀小路などを歩き、つくづくしっとりとした京都の情感を感じ  
ました。

高台寺の池に写る木々が吸い込まれそうになるくらい神秘的でしたが、やはり目で見るほど

お見せできないのが、残念です。紅葉の時期の池に写るもみじも素晴らしいです。







春がやってきました。

2010-02-28 22:26:54 | Weblog
待ちに待ったミモザの花が満開になりました。

さくらんぼの花も一輪咲き始めました。2月中に咲き始めるなんて、今までで一番早いかも。と思って、

日記に開花期を記録してあるのをみて見ましたら、一昨年も2月28日にちに一輪咲いたと書いてありました。

寒暖に左右もされるけど、日照時間が開花期を一番左右するのでしょうか?

サクランボの花芽と白木蓮の蕾がもう数日で咲き始めます。

母が亡くなったときに満開だったこの2つの花は春が来ると何時までもあの日を思い出します。

映画のはしご

2010-02-16 21:38:43 | Weblog
映画化されたオペラのシリーズで「カルメン」を見に行ってきました。
「トスカ」「アイーダ」「トゥーランドット」についで4作目でした。「アイーダ」の時は
主人公のイメージに出演者が重ならなくて、声は素晴らしかったのですが気持ちが乗りませんでした。今回の「カルメン」は出演者全てが役柄にひったりの人ばかりで、物語の中にのめりこめ3時間あまり楽しめました。
遅めのお昼ご飯を食べて4時40分から「アバダー」を鑑賞。
友人が「何はともあれ、見ておくべきよ!」の言葉に背中を押され、なかなか時間が取れないのでその日は、映画のはしごとなりました。
確かに、今出来る限りの技術を駆使したし楽しめる映画でした。
私の映画暦は邦画は「笛吹き童子」「浮雲」「雨月物語」などに始まり。
洋画は「赤い靴」「エデンの東」「雨のしのび逢い」「オルフェの遺言」「カサブランカ」などなど。私の20代はフランス映画「ヌーベルバーグ」を好んでみていました。
そんな時代の映画で育った世代には「アバター」はあまりにも娯楽性が強過ぎました。
「おとうと」も見ましたが、ホテルの階段で鶴瓶が一瞬出合ったボーイさんは「スマップの中居」!あまりにも観客に媚びていて興ざめでした。
吉永小百合は7~8年前の「外科室」が良かったです。
あなたは映画に何を求めるのか?
なんだろう。文学性か娯楽かメンタルな指標か。

暮らしのわびさび。

2010-01-23 23:20:13 | Weblog
京都の大原に住むイギリス人女性のベニシアさん(日本の田舎の暮らしが気に入ってイギリスと日本の文化を融合させ楽しんで暮らしています)
彼女のBS3番組の「猫のしっぽ かえるの手」のなかにこんな一説がありました。

だれしも感性を持っている。

自分にとって気分のいいものは気に入るし、満足と幸せを感じます。

けれど私達はそれを忘れて、ほかの事を優先してしまいがちです。

あれもこれもやらなくちゃいけないからと自分にとって大切なものを後回しにするのです。

あくせくしたいひとなんて、いないはず。

本当に必要なのは日々の生活のペースを落として平和と静けさを感じることなのに、それを

忘れている。

侘(わ)びとは、暮らしの中のシンプルなことに静かな新鮮さを感じること。

寂(さび)とは、全てのものにはかなさを感じること。

時間と共に形成される美学です。

私達は誰もが今生きているという幸運に恵まれています。

心を鎮めてこの一瞬一瞬を喜びましょう。

この言葉を聞いた時に、もうあくせくする年頃はとっくに過ぎているのに、今もってスケジ
ュールが毎日詰まって追われる生活は地面に脚が付いていない気がします。
今年は、日々の生活のペースを落として平和と静けさを感じるられるように過ごしたいと思
っています。




オペラ座から帰国まで。

2010-01-23 22:11:19 | Weblog
オペラ座の天井画をシャガールが描いているので見てみたいと思い、見学に行ってきました。入場料9ユーロでした。



オペラ座のバルコニーからオペラ通りを望む。



オペラ座の演劇資料館。



お昼はお待ちかねのル・スフレへ。





最終日の午前中にルーブル美術館に行ってきました。

ピラミッドのエントランスが出来てから初めてのルーブルでした。

ピラミッドが建設中に見たときには歴史的建造物のルーブルとの違和感がありましたが

とても違和感も無く機能的で感心しました。





帰りの成田からの飛行機から見た富士山。あなたは全てに勝る私のミューズです。

無事に旅行を終えたことの感謝を込めて、見続けました。




パリのユニクロ

2010-01-20 22:47:49 | Weblog
パリに行ってきた人がオペラ座のまん前にユニクロが出来たと聞いたので

写真を撮ってきました。

パリにも安価な商品を売っているところがありますが、ユニクロに比べたら

縫製がよくありませんし、この価格でここまで、柄あわせをしたりするなど、

日本のチープブランドの良さをわかってくれるとことと思います。