「師匠」と「パンプ」で登る。

いつもは２日続けてのトレーニングはしないのだが、「師匠」がいつもの「ミストラル」（越谷）からちょっと気分を変えて「出稽古」を希望していたので、「パンプ１」を案内することにした。

熱心な「師匠」は開店時間の９時にはジム入り。私はナギの散歩やちょっとした用事を済ませ１０時過ぎに到着した。

私は昨日も登っているので１０台から入念に身体を起こしていく。「ダイヤモンド壁」の「１０ｂ/ｃ」「１０ｄ」、「ウエーブ壁」の「１１ｂ/ｃ」、「奥壁」の「１１ｃ/ｄ」と登ってから十分に休んで「宿題」の「ダイヤモンド壁」の「紺＋１２ａ/ｂ」に挑む。

１回目は前段スタートホールドをスタンスとして使うことや、デッドで左手を取る時のスタンス決めなど、発見があった。常連の「先生」もトライされていて、ずいぶんヒントをいただいた。

再び１時間近くレストして２回目。今度は前半を迷いなく行けたせいか、後半に力が残り何とかＲＰすることができた。もう１０回近くトライしていたのでとても嬉しかった。このルート、どうしてもつながらなくて途中であきらめかけたのだが、「О村さん」のＲＰを見て「負けていられない！」と続けた。続ければ何とかなるものだ。

また十分休んでから、もう１本の宿題「奥壁」の「店長ルート緑■１２ａ/ｂ」に取りかかる。１回目は目下の最高到達点まで行ってフォール。

しかし今日はダメになっても「テンション！」と叫ばないことにした。このところ自分にとって「持久力」が課題になっているが、いろいろ考えて、どうやら「持久力」は身体能力だけの問題ではなく、力尽きるギリギリの時に「テンション！」と言ってしまうか、次の１手を出すかどうかの、「精神力」「気合い」の問題らしいと思い始めている。ダメ元で出した手がちょっといい次のホールドに掛かれば、またそこでちょっと凌げる。その連続が結局「持久力」じゃないか。

２回目はまた十分休んでスタート。「テンションと言わない」と決心してスタートすると前半も気合が入った。無駄な時間をかけずスムーズに登り進む。このことがまた後半の余力になる。結局「最高到達点」を越え、終了点前のホールドタッチまで進んだ。あと少しだ。

下からギャラリーが声をかけてくださり、かなり燃えることができた。アリガトウゴザイマシタ。

また、常連の「yanashio氏」が「宿題」の「ダイヤモンド壁」の「赤↑１２ａ/ｂ」をＲＰ。核心のデッドを留めた瞬間、離れそうになる身体を壁に引き戻した執念には感動した。その後は慎重に登り進み終了点へ。「あれを留めたら落ちれねーよなー！」とＤＶＤでユージが言ってた言葉を思い出してしまった。（ちょっと大げさ？）。おめでとうござしました。

最後に「ウエーブ壁」の「１１ａ」を登りクールダウン。５時間で１０本登った。

さて、「師匠」はかなり気合が入り、１０台、１１台とアップして行き、ピークでは「１２ａ」から「１２ｃ」４本をオンサイトトライ。すごい気迫に常連の方々も驚いていた。私も非常に刺激されました。有意義なジムトレでした。