この数週間、『フォトグラメトリー』に夢中になっている。
フォトグラメトリーとは、
簡単に言えば、1つの被写体の写真を複数枚重ね合わせることで
その被写体の三次元モデルを作り出す技術。
3Dモデルを作成する対象物をさまざまな角度から撮影。撮影した複数の写真画像をパソコンなどで解析し共通する特徴点を検出する。その特徴点などから、撮影位置や距離、角度の差異などを計算して空間座標を算出する。このデータを使って3DCGを作成し、そこに写真データを合成して物体を再現する。<日経XTECHより>
技術そのものは昔からあったのだが
CPUやGPUの性能が向上し、
今ではものの数分で3DCGが完成する。
たまたま私の職場にフォトグラメトリのソフトがあり
つい最近、ワークステーションが更新されたため
遊び感覚で始めてみたのだが、
その完成された3DCGを見たときは衝撃が走った。
これは計測技術の革命である。
今までアーム型の三次元測定器を使い、
チマチマと半日かけて点計測していたことが
なんと馬鹿馬鹿しいことなのだろう。
写真を数十枚撮るだけで終了するのだ。
作業時間10分、計算時間30分である。
一時間も掛からずに3DCGが出来上がる。
なんならポリゴンにテクスチャーで色までついてくるのだ。
そして、最新技術を調べていくとまた衝撃が走った。
Instant Neural Graphics Primitives with a Multiresolution Hash Encoding
これを試してみたい・・・。
が、動作環境が私にとっては非常にハードルが高いのだ。
- An NVIDIA GPU; tensor cores increase performance when available. All shown results come from an RTX 3090.
- A C++14 capable compiler. The following choices are recommended and have been tested:
- Windows: Visual Studio 2019
- Linux: GCC/G++ 7.5 or higher
- CUDA v10.2 or higher and CMake v3.21 or higher.
- (optional) Python 3.7 or higher for interactive bindings. Also, run pip install -r requirements.txt.
- (optional) OptiX 7.3 or higher for faster mesh SDF training. Set the environment variable OptiX_INSTALL_DIR to the installation directory if it is not discovered automatically.
ハードウェアの壁よりも、ソフトウェアの壁がすごい。
Python , CUDA , CMake , VisualStudio
しかもPythonのライブラリを大量に使うのでワケがわからなくなる。
必死で業務の隙間時間に頑張っているのだが・・・上手くいくのだろうか。