意外と、この「ネクストギア マイクロ」ケースの
SSD(HDD)増設方法のブログが少なかったので
困った方の検索に引っかかればと、またまたメモを残す事にしました。
ベースモデルは「NEXTGEAR-MICRO im600SA7」
毎度ダラダラ長いブログなので
ドライブベイのバラし方だけ見たい方の為に、前半に分解方法を持ってきました。
●SSD増設計画「序章」
ケースメーカーから直購入した場合は取説が付いてる可能性がありますが
G-Tuneの説明書にはケースに関する説明書は何もなかったような気がします。
ちなみに、このケースのベースモデルは「InWin Dragon Slayer」
フロントパネルは違いますが中身は同じですね。
ケース横を開けたら簡単に交換出来そう。
SSD購入時、2.5>3.5変換マウンタを買い忘れた為
SSDがベイの上に乗っかってます。これを下のベイに収めたい。
横の止めを外して....
HDDを後ろに引き抜....けない!!
後ろには電源ユニット...前にはHDD用の冷却ファン。
そうか!前のHDDファンのネジを外すと抜け....ない!
このケース、不慣れな方はココで詰む人が多そうですねぇ~
電源ユニット外そうとすると、電源ケーブルから何から全部外す必要がありそうで
面倒なうえ危険が伴います。
「このケースに拘って買ったのに、こんなにショボイはずがねぇ!!」
って事で、調べてみると意外とアッサリ外れると分かりました。
●「NEXTGEAR-MICRO」ケース、下部増設ベイの取り外し方
サイドパネルは自力で頑張って外しましょう。
ここでパッと見、横のロックを外せばHDDが取れると思いがちですが
HDD自体はもともとフリーでスライド部の後部を押さえれば動きます。
後ろからみると、HDDと横のロックにかなり間隔がある為
このロックでHDDを固定している訳では無い事が分かります。
・内臓ベイを、HDDファンの前を持って引き出すか、HDDを後ろから前に押し出します。
ファンはプラスチックなので、後ろの金属部分を押す方が安全かもしれません。
・ここまでくれば、あとは説明不要ですね。
・組み付け時の注意点は、HDDファンの電源コードを挟み込まない様に気を付けましょう。
・ベイ収納後は、ケーブルがゴチャゴチャして差し込み難いので、配置には注意。
2.5インチドライブを増設した場合は奥まで押し込まず、スライド部を動く状態にしておくと少しはましかも?
以上が、 G-Tune「NEXTGEAR-MICRO」ケースの内臓ベイの取り外し方でした。
●2.5インチ増設だけなら上のベイでも可能
SSDを簡単に増設したいなら、上のベイに取り付けるのもアリ。
まずは電源を確保しないとダメなので、DVDドライブがあるなら
分岐延長するか、裏側のバンドを切って引き伸ばします。
ドライブが無いモデルは下から引っ張ってくる必要があるのでしょうか?
スライドさせて取り付けようとすると
SSDの形状によっては引っかかって奥まで入りません。
なので奥側のフックに引っ掛けてから、上に押し上げる感じでハメます。
取り付けは、こちらの方が簡単だと思いますが
SSDなのでHDDほどの発熱は無いものの、大量のアクセスがあると
SSDの電源部分でそれなりの熱を発します。
折角HDDファンがあるので、自分は下側のベイに取り付けています。
●オマケ
G-Tune「NEXTGEAR-MICRO」ケースの側面ですが、ゴム部分の穴は付属のネジで埋める事が可能です。
自分は、このネジの存在を知らずに別のネジを買ってきて埋めてましたorz
どうやらこの部分は120mmのファンが4つ付く構造になっている様です。
それでファンが内部で干渉し難いように少し飛び出した形になってるのですねぇ~
これ全部にファンが必要なPCってどんなけw
さて、ここからは平常通りのドタバタ劇を御覧下さい。
Windows10とSSDの増設ですが、G-TUNEのNEXTGEARにも関係ある事なので
時間のある方はダラダラ長文にお付き合い下さいませ。
●事の発端
年末の忘年会の時に、知人のSEの方々に「Windows10ってどうなん?」
って聞いてみたのが今回の始まりでした。
まぁ現時点では新し過ぎて、あまり良い評判では無かった訳ですが
「取り合えずライセンスだけでも取っておけば?」
って言われたので、直前にバタバタして失敗するのも嫌なので
この機会に実践してみる事にしました。
●Windows10のライセンスと認証問題
まずはお約束
ライセンスの問題はデリケートかつ複雑な為、
あくまでも、個人的見解の参考程度に留めておいてください。
当ブログの情報を元に行った行為には一切関知出来ません。
Windows7とWindows8の人が無償バージョンアップ出来る事は、皆さんご存知かと思います。
現在、自分が所持してWindows10無償バージョンアップの権利があるライセンスは2つ。
G-TuneのOEM版Windows7と、
特別優待購入権で購入した、機器不問なWindows8(アップグレード版)
ちなみに、このWindows8アップグレード版はXp機をアップグレードして使用中。
知人曰く
「バックアップ>バージョンアップ>プロダクトキーGET!>リストア」
と、やれば良いそうな。
31日以内なら、ダウングレードして使う事も可能らしいですが、色々問題出るそうなので却下。
これだけ見ると、割と簡単そう?
ここで焦ってはいけません!!
ここで焦ってはいけません!!
ここで焦ってはいけません!!
大事な事なので3回言いました。
色々Windows10のライセンスについて調べているうちに分かった事ですが
どうやら機器認証が厳しいらしく、大幅な機器構成の変更だと
ライセンスが通らない事があるとか無いとか。
その他、プロダクトキーがバージョン毎で共通になっていて、
PC情報自体で認証を行ってるとか?訳のわからない状態に。
つまり
・焦ってバージョンアップ
↓
・現在のPC構成でマイクロソフトに登録
↓
・別PCや、現PCの構成を変更した場合は無償Windows10の使用は不可
って事になる可能性がある。
特に、OEM版のOSからのバージョンアップは注意が必要で
元々「その機器でのみ使用可能なOS」と言うライセンスの関係上
機器構成の変更には敏感な様で、HDDの変更等でも
認証が通らなくなると言う書き込みもあります。
(正規版はドライブの認証等が緩いとの書き込みもあり)
OEM版は電話認証でも「プリインストールPCのみ」でしか受け付けてくれませんが
「電話なので嘘ついてたら分からない」と言うセキュリティ上
重大な欠陥(分かりそうなもんだがw)があったので、
今回のWindows10では機器構成自体のオンライン認証にしたと思われます。
遡って自分のライセンスをもう一度確認すると
・機器不問なWindows8(アップグレード版)を無償Windows10にした場合
ディスクドライブ認証が緩い可能性があるが、
CPUやマザーボードが違う別PCの認証は通らない可能性が高い
・G-TuneのOEM版Windows7(今のメインPC)を無償Windows10にした場合
バージョンアップした時点での機器構成でしか認証が通らない可能性が高い。
つまり、Windows10を無料ゲットする前に、
将来Windows10で使うであろう機器構成にしておかなければならない訳だ。んな無茶なw
●Windows10無償アップグレードGET計画
もうPC買ってから3年も経つんですねぇ~
どうりで起動が遅く感じる訳だ。全くHDDの中身の手入れをしてないしw
増設するつもりは無かったけど、Serial ATA 6Gb/s×2の
マザーボードにしておいて良かったぜぃ。
以下の点より、自分にとって今がSSD換装の好機だと判断しました。
・PCの起動時間に不満が出てきた
・無償Windows10(OEM版)の機器認証問題、
・SSDの価格がこなれてきた
変な使い方しないなら普通に長持ちしそうなので
起動SSD(増設)+データHDD(既設)にすることにしました。
Windows8機の方は、OEM版と違って扱いやすそうなのと
PC自体が古いので期限切れ前に再考する予定です。
初期バージョンのWindows10ではクリーンインストールに一手間必要だったようですが
現時点(2016/01/31)では、Windws7や8のプロダクトキーがあれば
簡単にクリーンインストール出来る様になっています。
大まかな手順は以下の通り。
・現PCの丸々バックアップ(念のため)
・Windows10インストールディスクの作成(USBメモリでも可)
・SSDを増設
・新SSDにWindows10をクリーンインストール(Windows7のプロダクトキー使用)
・Windows10のプロダクトキーを一応GET!!
・新SSDにOEM版Windows7をクリーンインストール
・その他ソフトを元の環境に近づける
これで、無償アップグレード提供の期間終了後でも
「この機器構成のままなら」Windows10の機器認証が通る様です。
●SSDは、別に何でも良いよ(2016/1現在)
SSDの値段が大分こなれてきました。
安物の250GBで1万前後
今でもココまでする必要があるのが分かりませんが
長持ちさせる理想は「SSDの使用容量を半分に抑える」事らしい。
ソフトの動作速度自体には不満は無いので
OSと主要ソフトのみを入れるスタイルなら250GBで十分でしょう。
特別このSSDが欲しいっ!!ってのもなかったので
ジョーシン派の自分が選んだのは
サムスンSamsung SSD 850EVOシリーズ 250GB(ベーシックキット)
MZ-75E250B/IT 9,980 円 (税込)(2016/1/31現在)
これに決めたっ!
普通にネット通販の最安値狙うなら
crucial、SANDISK辺りのメーカーで問題ないと思います。
使い方さえ間違わなければ、HDD→SSDなら何処のメーカーでも
体感速度に大差ないと思われます。
で、SATAケーブルは同時購入してたのですが
2.5インチ→3.5インチ内臓ベイアダプター買うの忘れてたorz
SSDに付いてる製品もある様ですがサムスンには付いてません。
取りあえずHDDと違って物理的に壊れる心配は少ないので
100均の耐震ジェルで固定して使っておこう。
これ、アースって電源ケーブルから取ってるよね?w
浮いてる分だけ無駄に静電気が心配になります。
まぁ、このケースのベイもプラスチックレール式だし、大丈夫だろう。
●その後の作業は問題....ありorz
HDDからのクローンは、時々問題が出る事もあるらしいし
かなりWindowsが肥大化している可能性もあったので
OSはクリーンインストールする事にしました。
だがしかし、WindowsUpdateの事を失念してましたorz
これに一晩費やす事になる...
「WindowsUpdateカタログ」なるものがあるらしいですが
「Windows 7」で検索したら「1 - 25/848 (1/34 ページ) 」とか...
ここから34ページ全選択して、さらに不要なものを除いてとか考えただけで諦めたw
自動で放置してる方が楽ですねぇ~。
今回の件で初めてBIOS画面見ましたが
いまのマザーボードって、デュアルブートとか楽勝なんですねぇ。
色々控えるの忘れてSSD増設しちゃったけど
旧HDDから普通に起動出来て、何も困る事はありませんでした。
ライセンスの関係上Windws7×2のデュアルブートには出来ないので、
現在は旧Cドライブはフォーマットしましたけど、Dドライブのデータはそのまま使ってます。
旧HDD時代にCドライブにアプリ系、Dドライブにデータ系と
AppDataや、ユーザーフォルダも移動していて
ダウンロードフォルダ等もDドライブに残っていたので、
元の環境に戻すのは凄く楽でした。
●騙されたのか自分の読解力が無いのか...
後日、2.5インチ→3.5インチ内臓ベイアダプターが届いたので取り付けます。
(で、最初の分解劇な訳です)
これを使ってSSDを取り付けます。
このスライドステー(プラスチック)は
ゴムのブッシュが付いていてHDDの振動を吸収する優れもの。
まぁSSDだとホボ関係無いのですけどね....
一応、ネジ穴が合うか確認。
バッチリ!!
SSDを付ける前にスライドステーを取付けよう~!
って事で、取り付けてみると...
うぉぃ!!ベイ取付穴がインチサイズじゃねぇ~!!
買うときに間違ったのか?と再度確認してみる。
これはジョーシンの画面ですが、公式から持ってきた文章っぽいので、ジョーシンは別に悪くないです。
今回はメーカーの手落ちな気がするのであえて書こう。
「おのれぃサンワサプライ!!」
サンワサプライで他の製品には
・TK-HD25
「ベイ固定用ネジはミリネジになります。専用インチネジなどで固定するケースには対応しません。 」
・TK-HD252(イラスト付き)
「※ベイ固定用ネジはタッピングネジで、固定穴は小径です。」
などと書いてあります。
・TK-HD251←今回買った物
「ベイ固定用ネジ穴はインチで、3.5インチハードディスクの前2個または後2個と同一穴間隔です。」
「インチネジ」とは書いてませんが、
「ネジ穴がインチなら、ネジもインチだろ?」 by ちま
やっぱり現物見て買えない時は、レビュー見まくらないと危険ですねorz
位置だけの問題かと思ったらネジ穴でひっかかるとは...
無理やりねじ込もうかとも思いましたが、
結構サイズが違ったので諦めて付属のミリネジで取り付け。
折角のスライドマウントの振動対策ゴムが
ひしゃげてしまいますが、しかたなす(;_;)
って事で、「NEXTGEAR-MICRO」付属のネジで
「2.5→3.5変換」したい方は「TK-HD251」は使えないのでご注意を。
(自分みたいにミリネジを使用すれば取付は”一応”可能。)
さて、HDDとSSDの配置をどうするか...
色々試してみました
・SSD一番上、HDD真ん中
HDDの熱がSSD方面に流れる心配。まぁ気にし過ぎだとは思うがw
・SSD一番上、HDD一番下
HDDの下部に熱が籠る心配。別に使用には耐えるだろうけどw
・SSD一番下、HDD一番上
SSDが下過ぎて、SSDのコネクタが付けられないと判断。
まぁ高さがマウンタによって違うので自分の場合は却下。
・SSD真ん中、HDD一番上
HDDが上下両方の吸気ファンに挟まれる形になるので
これが排熱を考えれば一番良さそう。ただしSSDのコネクタが付けにくい。
まぁ、ぶっちゃけどうでも良いのかも...
但し、SSD一番下だけは無い。
取付け易さでは「SSD一番上、HDD真ん中」
排熱だけ見れば「SSD真ん中、HDD一番上」
って事で、自分は排熱重視の後者で行くことに決めました。
最後に、Serial ATA 6Gb/sの接続端子を間違えないように、折角のSSDの速さが生かせません。
全部で6ポートありますが白い端子である、1_2が Serial ATA 6Gb/s対応ポートです。
M/Bの表記では全部がSerial ATA 6Gb/sに見えますね。普通に考えたら分かるけど...
●まとめ
起動回数の多いソフトほどその恩恵を感じます。
クリーンインストールし直した事で、起動後の入りもスムーズ。
必要なソフトとお試しで入れた不要なソフトの選別も楽に出来るので
時間があるならクリーンインストールがお勧めです。
G-Tune「NEXTGEAR-MICRO」シリーズは、選べるSSDの種類も少ないので
自分での増設を考えてみるのも良いかもしれませんね。
方法さえ分かっていれば、物理的な取り付けはそこまで面倒ではありません。
誰かさんみたいに、2.5-3.5変換マウンタを間違って買わなければ問題もおこりません。
クリーンインストールは結構手間がかかりますが
期限ギリギリでドタバタしないように、そろそろWindows10GETと
ついでにSSD化などしてみては如何でしょうか?
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