こんにちは。名畑です。
函館実習11日目。
朝3時に起きた私は函館朝市に向かいます。

外から。

中。
函館の朝市にはその日獲れた非常に新鮮な海産物が競りにかけられます。
競りと言うと、普通は前の人よりも高い値段を言ってどんどん値段を上げていき、最高額を提示した人が品を得ることができる。というものですよね?
しかし、函館の競りは少し特殊です。まず最高額が仲買人から提示され、仲買人がどんどん値段を落として行き、始めに買う意思を示した人が品を得ることができます。
何故この方法をとるのか、それは商品の鮮度を落とさないために出来るだけ時間をかけずに商品の売買を行うためだそうです。海産物にとって、鮮度は価値に直結するということを改めて知ることができます。
品物には、多様な海産物が出されていました。海産物にはそれぞれ紙が貼られ、一箱に何匹入っていて重量はどれだけかが書いてあります。

マグロです。デカイ。
しかしマグロに乗っている紙に注目。その重量30キロ代。野村水産さんのことをお話しした時に漁獲の条件が厳しくなったと述べたと思います。
今までマグロは10㎏以上の個体出ないと獲ってはいけないというルールだったのが現在では30㎏以上でないと獲れなくなりました。
つまり、写真のマグロが現在市場に並ぶ物のなかで最小ランク………マグロのスケールに驚かされます。
そんなことを思っていると、カランカランカラン。ベルが鳴ります。
競りの始めの合図です。まず、何を言ってるか聞き取れません。水産学部の先生でもはっきりはわからないそうです。
凄いスピードで商品が落札されていきます。大体一箱(複数箱まとめてもあり。)に対して5秒とかで落札されると言えばその速さがわかるでしょうか?完全に圧倒されました。
朝市を一通り見学したあとは、北大函館キャンパスにてカワイ先生からイカの加工業についての講義を受けました。サンプルとしてスルメ、いかくん、さきいかなどを食べさせて頂きました。うまい。
そして、しばらくの準備時間の後、プレゼン本番。
私たちのグループは漁業者の人口減に注目して、どうやって若い世代を取り入れるかについて発表しました。発表後の総評としては比較材料が十分とは言えなかったり、まだまだ改善の余地があるというものでした。他のグループのプレゼンも内容・発表方法ともに参考になりましま。今後の人生でプレゼンの機会は何度もあると思われますし、非常に良い経験をさせてもらったなぁと思います。
ついに、函館での実習は終わりました。11日間に渡る実習は全て私にとって新鮮で、興味深いものでした。これからの学生生活の大きな活力となります。
お世話になった先生方、実習先の皆さん、そして共に学んだ実習生たちに感謝。
全ての行程が終了したあと、私は北水ボート部の拠点を見に行きました。どしゃ降りの中でしたが、2年後お世話になる場所です。

写真左奥が北水の拠点だそうです。
後日、高速バスで函館から小樽へと帰り、そして数日後には戸田へ。
上級生の皆さんを応援しに行きます。
リアルタイムでの更新が叶いませんでしたが、函館滞在記シリーズもこれで終わります。
紹介仕切れなかったことも沢山あります。興味のある方は是非お話ししましょう。
最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
さようなら。