TIBと仲間たち

TIB(トロピカルインモラルボーイズ)と素敵な仲間たちのブログです。

おすすめ本

2017-06-01 19:13:20 | 日記
 前回好評だった(?)おすすめ本の第2弾!!

まずはコミックス
 
『暗黒神話』諸星大二郎
  少年ジャンプの時代から、追っかけている作家の一人。
  今回、改訂豪華版出て再度読み直し。
  縄文が怖い、子供の頃の衝撃が蘇ります。
  手塚賞受賞作家ですが、SFというよりこういう伝奇物が秀逸です。
  稗田礼次二郎『妖怪ハンター』シリーズ、マッドメンもおすすめ。

『レインマン』星野之宣
  もう一人、手塚賞受賞作家。
  SF漫画は絵柄のリアリティーさで他を寄せ付けません。
  『ヤマタイカ』『宗像教授伝奇考』で伝奇的なものも。
  今回は脳のない超能力人間の話。
  彼らは天変地異を起こし、歴史を動かす。
  腎臓が一つのぼくには超能力はない。

『レベーション』山岸涼子
  リボン連載の『アラベスク』に心踊らせました。
  LaLaの『日出処の天子』でぼくを打ちのめした作家です。
  ジャンヌダルクを新しい解釈で描きます。

『幻想ギネコクラシー』沙村広明
  『無限の住人』の沙村さんですよ。
  救いようのない世界書かせたら一番です。

『ディザインズ』五十嵐大介
  マッドサイエンティストに生み出された
  人の顔もつカエルやヒョウ。
  殺戮兵器です。

続いて文字もの

『フンボルトの冒険』アンドレア・ウルフ
  プリニウス、ダーウィン、南方熊楠、荒俣 宏...
  ああなぜぼくはこの学問に進まなかったのか。
  18〜19世紀のドイツ人博物学者の伝記。

『イモータル』萩 耿介
  ヒンドゥー教の聖典「智慧の書」をめぐり
  色々な物語が交錯する
  死んだ兄と対話する哲学書
  おかげで哲学がマイブーム

『世界のすべての朝は』パスカル・キニャール
  熊本の小さな出版社「伽鹿舎」が出した
  ライブラリー版の綺麗な本を手にした。
  17世紀のフランスの頑固な音楽家を描く 
  古典的なお話
  日本の早逝した作家 伊藤計劃の『虐殺器官』
  のエピグラフにキニャールの言葉が
  ここで出会うとは
  
『天体嗜好症』稲垣足穂
  懐かしいこの本が文庫に。
  学生時代よく読んだなあ。
  ぼくの月好きの原点です。

『土偶のリアル』譽田亜紀子
  日本の土偶の物語。
  発見や国宝になる経緯はもちろん
  作者の視点からその存在理由まで。
  その視点が素敵だったりする。

『テンプル騎士団の聖戦』レイモンド・クーリー
  2005年『テンプル騎士団の古文書』でデビュー
  2010年の続編。なぜか読みかけのまま本棚に。
  なんとなく惹かれ続ける題材です。
  テンプル騎士団 (講談社学術文庫)も合わせよみ。


まだまだ読みかけの本が、枕元のテーブルから溢れそう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『Every』 Brothers  by 中... | トップ | 初夏へ向かって »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事