TIBと仲間たち

TIB(トロピカルインモラルボーイズ)と素敵な仲間たちのブログです。

何かがやってくる

2023-10-23 10:48:26 | 日記
 寒露末候は蟋蟀在戸である。『きりぎりすとにあり』と読む。所謂キリギリスではなく、ツヅレサセコオロギである。なんか秋だ。
 虫といえば、夏の終わりに黒いものが庭で蠢いていた。よく見るとアリに集られたタマムシだ。ヤマトタマムシである。法隆寺の宝物、玉虫厨子に貼り付けられたやつだ。金属光沢は鳥を寄せつけにくいからと言われるが、アリには効果がないのか。さらに見ると死骸ではなく、タマムシはまだ動いていた。アリを払った。綺麗だ。

 以前、国有林の管理人からもらったことがある。国のもの?もらって良いものか知らん。子供の頃見たきりである。虫籠を買ってきた。しばらく玄関に置き、飼うことにした。数日後虫籠が消えた。娘たちが僕の目を盗んで、虫籠ごと廃棄したと。こいつらときたら、七瀬川のホタル鑑賞会で、服に止まったホタルを『ゴキブリ』扱いにした経歴がある。嫌なことを思い出した。
 今回は、庭の管理人である妻の目を盗んで、この害虫を葉に止まらせた。夕方見たらまた地面に転がっていた。また葉に止まらせようとしていたら、妻に見咎められた。虫嫌いである。『彼岸に母が身をやつしてやってきたのかも』と言い逃れた。玉虫色の言い逃れだ。『またそれ?』と笑った。
 その『また』である。夏の夕方はコウモリが ひらひらと舞う。家の周りでもよく見かける。今年はどういう訳か二度も家の中に入ってきた。窓を開け逃そうと追いかけた。なかなかない出てゆかない。エコーロケーションどうした?常夜灯に群がる蚊が目当てか、メダカの鉢に水飲み来たか。
 中国では『蝙蝠』の『蝠』が『福』に通ずるとして縁起の良いものとされる。福山市のマークも蝙蝠モチーフだ。福山城がある山が蝙蝠山だそうだ。こじつけのような気がする。
 蚊が好物である。糞には消化できない蚊の目玉が含まれる。中国ではそれを使った料理もあると聞く。恐るべしだ。かのウイルスのことが脳裏をよぎる。嫌なことを思い出した。
 『彼岸には早いが、母がきたのか?』『早とちりは綾女さんらしいけど、蝙蝠はやめて』ということがあった。その『また』である。
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