
ドイツではお馴染みの野菜、コールラビ (Kohlrabi)。
日本ではまず見かけたことがなかったのですが、ドイツに来てからは通年スーパーで購入できる貴重な野菜の一つとしてすっかり親しみを覚えるようになりました。
そして案外、冷蔵庫でも日持ちするのですね。皮が分厚いので、少し日が経ってから食べても結構瑞々しい。
このコールラビ、普段はスープに入れたりして食べることが多かったのですが、今回はお漬け物にしてみました。と言っても、単なる浅漬けだといつものパターンになってしまうので、今回はこの形状を活かして千枚漬けに。
実は、以前住んでいたドイツの街では、市場やアジア系食材店などでよくカブ (Kugelrettich)が売られていたのですが、今の街に越してきてからはカブを目にすることが滅多になくなりましてね。

カブはやはり、あのシャキシャキともしんなりともつかないような柔らかな歯触りと甘味がとても魅力的なのですが、こちらに来てからは入手の方があまりアテにできなくなってしまったので、なんとかこのコールラビでいろいろ代用できないかと思いまして。
もちろんカブとは違って、コールラビはアブラナ科の野菜なので、どちらかというと風味もキャベツやブロッコリーに近い感じです。でも、あの青い匂いとシャキシャキの食感、煮込むと柔らかくなる所なんかは、また別の形で活かせる気がしていたんですよね。
というわけで、(前置きが長くなりましたが

コールラビで千枚漬け。

一晩漬けたら、大体食べ頃。
お味の方は、コールラビの青臭い感じがお酢で上手いこと和らいで、甘酸っぱくてシャキシャキ。
これはとってもおいしい。


カブとは違って、コールラビの場合は漬け込んだ後でもずっとシャキシャキした食感が続いているのがすごいです。しかも昆布の旨味を吸って、ぐんとおいしくなっているし。よく冷やしておいた千枚漬けは、ご飯のお供に頂くと、実に良い箸休めになります。

この千枚漬けのほか、同じく薄くスライスしておいたコールラビを塩で揉んで、生姜のみじん切りと和えた浅漬けも作ったことがあります。そちらも生姜の風味でコールラビの青臭さが良い具合に馴染んで、とてもおいしかったです。
生で食べるコールラビは、とにかく瑞々しさと歯触りが最大の魅力だと思うので、こういったお漬け物のレパートリーならもっともっと増やせるかもしれませんね。コールラビならいつでもどこでも大体手に入るし、もっといろいろ開拓してみようっと☆

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今年の冬は大寒波で、スーパーからも結構野菜が消えました…。そんな時でも、コールラビなら少しは保ちが良いし、皮が厚くて少しくらいなら状態が悪くてもおいしく食べられて良かったんです。
日本と比べると、葉野菜などの種類がただでさえ少なめのドイツですから、シャキシャキした歯触りの野菜や、瑞々しい野菜というのは本当に嬉しいものなんですよね!
今年はわが家のコールラビ消費量も、これまで以上に増えそうな予感です。

