Call Me The Tumbling Dice

音楽って素晴しいですよ。

読み応え十分です!!

2008年05月24日 22時58分13秒 | その他
これは、これはかなり久々の更新になってしまいました。

何をしていたのか?そうです。小説を読んでおりました。
そして、本日、読破いたしました。
もちろん、ずっと小説を読んでいたわけではないので、毎日
少しずつ読んで、つい先ほど読み終えました。

『暗黒館の殺人』綾辻 行人

そうです。あの館シリーズの最新作です!!!
とかいいながら、講談社ノベルズで発売されたのが、2004年。
文庫化されたのが、去年なので、最新作!!と豪語するほどでも
ないですが・・・。

館シリーズファンは、わかると思うけど、長かった・・・。とにかく
待った、待った。
なんといっても前作『黒猫館の殺人』が、1992年。
そして1996年に『暗黒館の殺人』を執筆すると発表。
2000年に連載を開始して、2004年にノベルズとして発売し、昨年文庫化。

待ったからには、期待するのは当然。
ノベルズが発売された時点で、読みたくてウズウズしてたけど、館シリーズを
全て文庫で所有しているので、『暗黒館の殺人』も文庫化されてから買おう
と思い、2007年まで我慢。
いざ、文庫で発売したら、ゆっくりそしてじっくりと読む時間もなく・・・。

まあ、ウダウダいっても仕方がない。とにかく先週から読み始めて、今日、
読破しました。

2,500枚(全4巻)は、読み応え十分。
内容も今までのシリーズの中で一番、暗~い感じ。小説を読みながら、小説の
中の世界を頭で想い描くのですが、綾辻行人の作品の中では『霧越邸殺人事件』
に一番近いイメージを想い描いて読みました。

今回は、殺人やそのトリックよりも人物に焦点をあて、暗黒館に住む人々の
生活や過去、そして未来を中心に描いています。
そういう意味では、館シリーズの中では一番、本格ミステリーから遠い感じです・・・
と思って読み進んでいくと、最後に“アッ”と言わされます。
そうか、そう来たか!!と。
最後のページで“アッ”と言わせるあたりが流石です。
2,500枚読んで、最後の最後。恐るべし、綾辻行人。

館シリーズファンは、必読です。っていうか、もう読んでるよね。。。

十角館の殺人
水車館の殺人
迷路館の殺人
人形館の殺人
時計館の殺人
黒猫館の殺人

そして、暗黒館の殺人。
本棚に綺麗に並べて見る。う~ん、満足。


彼の戦いは終わらない。

2008年05月06日 21時55分45秒 | その他
いやいや、GWもついに終了。
天気も良く、アウトドアに明け暮れた休日でした。

GWに中、5月2日に正式に引退を表明した、井上康生。
山下泰裕氏も言ってたように、「一つの時代が終わった」瞬間だったと思う。

6歳で柔道を始め、数々の大会で優勝。
印象に残っているのは、シドニーオリンピック金メダル。
母の遺影を持って表彰台に立った姿に世界中が感動した。
世界柔道選手権大会の3連覇も凄かった。
アテネオリンピックでは、金メダルを期待されながらの4回戦で敗退。
その後、怪我で長期休養。

そして、北京オリンピックを目指した。
今年、4月29日の全日本選手会で準々決勝、敗退 。
北京オリンピックへの出場は、なくなった・・・。

柔道は、心技体が1つとなって戦うものだと思う。
井上康生は、まさに“技”の人。
“1本”をとりにいくその姿勢は、素晴しかった。
小細工は一切なし。
とにかく“1本”にこだわった。

近年の柔道は、変わりつつある。
“1本”よりも試合に“勝つ”ことにこだわる柔道になっている。
“守り”を重視し、技を返すことに趣をおいた柔道になっている。
しかし、井上康生は、“1本”、つまり“攻め”にこだわった。

4月29日の全日本選手会で準々決勝。
内股を狙い、返されて抑え込まれ、1本負け。
天井を見上げる彼の目に何が映っていたのだろう。

引退会見で、語った言葉。
「強さはもちろん、人間的にも素晴らしい、みなさんに愛される柔道家を育てたい」

  

そう、井上康生の“1本”にこだわった柔道は、必ず受け継がれる。

温故知新5

2008年05月04日 23時44分28秒 | 音楽
『Busted』/Cheap Trick(1990年)

1.Back'n Blue 2.I Can't Understand It 3.Wherever Would I Be
4.If You Need Me 5.Can't Stop Fallin' Into Love 6.Busted 7.Walk Away
8.You Drive,I'll Steer 9.When You Need Someone 10.Had To Make You Mine
11.Rock'n' Roll Tonight 12.Big Bang(bonus track)*

1990年のCheap Trickのアルバムです。
Cheap Trickの中ではマイナーなアルバムです。
1988年に発表された、Tom Peterssonの復帰アルバム『Lap Of Luxury』で、
大成功を収め、勢いに乗って作られたアルバムです。

『Lap Of Luxury』では、レコード会社の要望で外部ライターを多く起用し成功した
ので、引き続き外部ライターを起用したいレコード会社と、メンバー自身の楽曲を収録したい
メンバーの意向とが、ぶつかって作成されたアルバムですが、そんな内部事情は何のその、
素晴しい楽曲が収録されております。

このアルバムは、学生の時に先輩の“すーさん”から借りたアルバムでM-1.Back'n Blueの
イントロが流れた瞬間、ぶっ飛びました。

こんなバンドがあったのか!!と。
その後、かなりアルバムを聴きこんだり、LIVEに行ったり。

そんな私、
BASSのTom Peterssonには、かなり影響を受けております。
っていうか、凄く尊敬しております。
パフォーマンスもスタイルもベースラインも、サウンドも全てが◎!!
名プレイヤーだと思います。


Cheap Trickといえば、普通は、『In Color』(1977年)や『Dream Police』(1979年)が
代表作となっていますが、オイラはこの『Busted』がNo.1なのです。

そして、日本武道館を全世界に知らしめた『At Budokan』(1978年)。
このLIVEアルバムは、超名盤となっています。
初来日の日本公演が、LIVEアルバムとして発表され、Cheap Trickの
代表作になっています。
その『At Budokan』から30年後。
4月24日にCheap Trickは、日本武道館のステージに立っていた。



Cheap Trick at 武道館 AGAIN! 2008/4/24

Set List
1.Hello There 2.Come On, Come On 3.Big Eyes 4.California Man
5.If You Want My Love 6.Best Friend 7.Downed 8.I Want You To Want Me
9.I Know What I Want 10.Voices 11.High Roller 12.The Flame
13.That 70's Song 14.Surrender
- encore -
15.Dream Police 16.Auf Wiedersehen 17.Clock Strikes Ten 18.Goodnight Now

こういうのって、いいですね。30年後も同じステージでLIVEをやる。素晴しいことだと
思います。残念ながら、今回は見れなかったですが、一度は必ず日本武道館でCheap Trick
を見たいものです。

30年経っても変わらない彼らのPOPなROCK'N'ROLLに酔いしれて下さい。