セラピールーム燦燦

精神分析を通して、日々の雑感を綴っております。

依存症!~何を失っていたのですか?清水さん~

2010-08-19 21:23:51 | 日記
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こんばんわ!

セラピールーム燦燦です。



訪問頂きありがとうございます。





~ニュースから~

今回で5度目の逮捕なのだそうですね。清水健太郎さん。

清水容疑者を覚せい剤取締法違反(使用)容疑で東京地検に送検したというニュース

でした。

1983年に大麻取締法違反で逮捕されて以来、薬物関連で逮捕されたのは過去に4回

(うち起訴猶1回、執行猶予1回、実刑判決2回)あり、今回が5度目の逮捕になるのだ

そうです。他にもひき逃げでの逮捕歴(実刑)もあるのだとか・・・。


依存症も様々な依存症があります。清水さんの場合は覚せい剤ということでした。


人は生後36カ月までの間の母子関係において、子は母から世話され続け、愛着を学

び、自律へと向かいます。ところがこの時期に母からの世話を受けられず、見捨てら

れたり、人を信頼する心を学べず、母との一体化をすることのできなかった子は、分

離不安からの防衛として「しがみつき」の行動をとります。それが「依存症」です。


母との一体化は満足と安心、心身共に快を学びます。一体化がなしえなかった場合、

様々な物や事に依存し、快を求め続けるのです。


清水さんの事件をニュースとしてだけとらえるのではなく、清水さんの事件を「生活

の中にいかすことができればよいと思います。どういうことかといいますと、逮捕・

実刑という社会的制裁をうけつつも繰り返さなければならないその心を自分に、また

我が子につくらなければよいのです。


生後36ヶ月の母子間で培われる心によるのですから、母子間における共生・共感・

分かち合いの一体化ができるように子育てをすることだと思います。そこに「信頼と

愛着」が培われるのです。そして、依存から自律へと向かうことができます。

オールOKの子育てをお薦めいたします。

参考サイト ラカン精神科学研究所

オールOK!子育て法




月刊精神分析バックナンバーです。ご覧ください。

月刊精神分析 10/02 特集『依存症とは(覚せい剤など)』



【依存症とは?】【依存症の正体】【依存症の詳細(症例)】【依存症のメカニズ

ム】【依存症を治すには】というような内容になっております。


清水さんは、何を失って、何を求め続けていたのでしょう。

心の復帰をお祈り申し上げます。


インテグレーター(精神分析家) 幸司 満月(さちつかさ みつき)

☆やさしい心理学講座


☆『子育て相談会』日時 平成22年 8月24日 14:00~16:00


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