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『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

”No Life for Me” ウェーヴス × クラウド・ナッシングス

2021-11-07 | Music(音楽):音楽は風に乗る


眠れぬ夜に、誰も聴かない音楽の話をしよう。

眠れぬと言いつつ、実際は眠い。

じゃあ寝ればいいのに、ここら辺は複雑な乙女心と言えよう。


2015年。

米国で、とある二つのバンドによるコラボレーションアルバムがリリースされた。

Wavves X Cloud Nothings - Nervous


アルバムタイトルは No Life For Me。

90年代オルタナ的世界観を感じるが、2000年代のバンド同士のコラボ。

9曲入って、わずか21分半という潔いこのアルバム。

Nervous (ナーヴァス)という曲に惹かれる。


このアルバムを作った二つのバンド。

一つ目は、WAVVES(ウェーヴス)。

2008年に、小生の大好きな街、サンディエゴで結成されたLo-Fi パンクバンドである。

サーフロック的なテイストもある。

ネイサン・ウィリアムズのソロ・プロジェクトとしてスタートし、当初は宅録の音源をカセットテープで販売していた。

ずっとバンド形態だったが、今年リリースしたPVなどを見ると、何やかやでネイサンのソロに戻っているようだ。

↑ の写真を見て、「キャ、ちょっと可愛いかも」とか思った子猫ちゃん。

何度言ったら分かるのかね。


彼らはデカいという事を。


そして。

もう一つのバンドは Cloud Nothings (クラウド・ナッシングス)。

クールなバンド名のこちらも、ほぼ同時期(2009年)に中心人物のディラン・パルディが、クリーブランドの自宅でデモ音源を作り始めたことからキャリアをスタート。

インターネット公開した音源が話題となり、デビューに至る。

レーベルは米国ではカーパーク、英国ではウィチタ。

デビュー後、(多分ライブをするために)バンド編成となる。

要は似たような時期に、似たような経緯でスタートした2つのバンドのコラボというわけだ。


小生は穏やかな性格を自認しているが、時として、この『ナーヴァス』のように、急き立てられるような曲に惹かれることがある。

見えない何かに追い立てられ、手にしたマウスを思わず抽斗(ひきだし)に片づけたくなってしまう。


中には、美しい曲もある。

Nothing Hurts


アルバムのラストを飾る Nothing Hurts は「ああ、こんなん聴いてたなぁ、90年代・・・」となって、ちいとばかりキュンとなる。

うーむ。

キュンとした事だし、そろそろ寝よう。


<おまけ>

クラウド・ナッシングスはここ日本でも比較的人気があり、2012年にフジロックに参戦して以降、コンスタントに来日している。

2014年、17年ときて、19年には Japan Tour と題して O-EAST や クアトロ を回った。



昔から小生の好きになるバンドはクアトロくらいのキャパを回る感じなんだけど、バンドメンバーとスタッフと機材が飛行機で来日して、どうやって3日間ライブやってペイするのかな?って昔から思ってた。

もろもろ抱き合わせるんだろうけど、それでも、好きじゃなきゃやれないね。

そして、早くこういうバンドやアーティストが小規模なツアーで来てくれるような世の中に戻ってほしいものだ。


<おまけのおまけ>

ウェーヴスの方については、Tシャツに言及しておきたい。

歳を取って似合わなくなるものの代表格がTシャツだが、リモートワークになって、着るチャンスが増えた。

小生は一生、ダサいロックTを着つづけたい。



特に、このウェーヴスのホラーっぽいテイストのいかれたTシャツは良い。

こういうのを着て、スイカを食べたい。

そして信じられないと思うが、このTシャツは2021年の秋現在、まだ買える(笑)

トライしたら良いじゃないか、もし君に勇気があるなら。


<熱帯雨林>

 

 


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