一つの所にじっとしていられない。
決まってある期間ごとにどこかへ行きたくなる。
SL撮影に飽き足らず悶々としていたが、ついに平日の休日を利用し出かけた。
行き先は、宮城県の北に位置する栗駒町である。
まずは東北本線に乗る。相変わらずの701系電車。
EOS7D EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM(1/100 F8オート ISO400 -0.3露出補正 WBオート)
もちろん、「モ」の車両に乗る。
三井のリハウスのCM、山本舞香嬢ではない。
車内や車体に「クモハ」や「モハ」などという表記を見かけたことはないだろうか。
その「モ」である。「モ」はモーターの付いた車両、すなわち動力車である。
走行中モーター音がゆんゆん響く車両だ。
とはいえ、電車にそれほど思い入れがあるわけではない。帰りは「クハ」に乗った。
「クハ」には動力は付いていない。
車内では殆ど居眠りである。つい、うつらうつらとした。
12時過ぎ、石越駅に到着した。
なんとびっくり、駅舎が建て替えられていた。4年ぶりの石越駅だが、変わるものだ…。
あいにく、まともな写真はない。
石越駅前はそれほど変わらない。
(1/1000 F8オート ISO400 WB太陽光)
昔ながらの食堂が残っている。
12時15分、駅前からのバスに乗って栗駒町を目指す。
車内からの光景はいい具合に昔を思い出させる。
およそ4年前までその近辺の会社に勤務していて、石越近辺は随分と馴染みの深い土地なのだ。
「あの飲み屋が潰れてる」、「あれ、あそこあんな店だっけ」…。
そこから、いろいろ楽しかったことを思い出した。
もちろんつらいことも多かったが、そのときに鍛えられたことは今でも生きている。
人は多少なりキツイ目に遭い、鍛えられないといけないのかもしれない。
40分ほどのんびりとバスに揺られて、くりはら田園鉄道栗駒駅跡地に到着。
くりはら田園鉄道は2007年3月に廃線になっている。駅舎はその後解体されて、今は駐車場だ。
駅構内の線路は今でも残っている。
(1/800 F8オート ISO400 WB太陽光)
草が生え、過日の雨によって水がたまっていた。
(1/200 F8オート ISO400 WB太陽光)
線路には錆が浮いている。
もう二度と彼の役割が果たされることはない。
放置されたまま、赤い涙を流す。
お昼ごはんの話は後日!!
帰りもバスと東北本線で。
(1/60 F13オート ISO400 +0.3露出補正 WB太陽光)
時間は流れている。でも自分の時間は、止まったまま。
まだ思い出の中で生きているようです。
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