Photo MGTT 文芸部

仙台を中心に活動するねこ・空写真家の記録。
ちょっとした写真と文章で、何か残せたら。

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網地島の星空

2014-11-30 23:20:50 | 空色のキャンバス
ご無沙汰しております。一か月以上も更新をお休みして…申し訳ない次第です。

先日、11月23日・24日と宮城県は石巻市、網地島と田代島に写真を撮りに出かけてきました。

まずは網地島の星空を…。



島内の神社から北西の空、天の川と夏の大三角を眺める。



一方で、東の空からは冬の星座、オリオン座が姿を現した。
賑やかな空だ。オリオン座の上にオレンジの明るい星アルデバランとヒアデス星団。
更にその上の青い星の集まりは、プレアデス星団。日本では「すばる」とも呼ばれている。

また、季節が入り乱れてもいる。
南中するのは秋の星座、西には夏の星座、東からは冬の星座。



星は私に、時間の流れを教えてくれる。
何があろうが、変わらず時は流れ続ける。


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彩雲から龍が

2014-03-01 00:37:23 | 空色のキャンバス
幻日を見てから一週間ほど過ぎて、また素敵な現象に逢った。

彩雲だ。やはり虹に似た現象で、雲に含まれる水滴が光を回折するものである。

作品というよりは記録的な意味の強い写真たちであるが、空を見上げる楽しみは伝えたいと思う。
ピントは厳しく合わせてあり、多少ぼんやりするところは雲の状態なのでご容赦ください。



雲の下のあたりが虹色に染まっている。


何か四足歩行の動物のようにも見える。


正体は龍だったか?!


受験シーズンもいよいよ大詰め。
送り出す生徒も多くなり、本職の講師業はしばしの休息ができそうです。

彩雲は吉兆の印。みんな合格してね!


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幻の太陽を見る

2014-02-14 23:57:01 | 空色のキャンバス
最初に…。情けないことにこの日、カメラ(EOS7D)に付けていたレンズは30mmの単焦点。
広角レンズを持ち合わせておらず、折角の現象をきれいに一枚で収められませんでした。
分割して撮ったもの、それらをPhotoshopで無理矢理合成したもの、スマートフォンで撮ったもので、
何とか記事にしたいと思います。


地下鉄を出て空を見上げるといういつもの習慣。この日も同じ。
が、空は時々思いがけないものを見せてくれる。
しかも時間とともに光の加減が微妙に変化していく。

スマートフォンのカメラで全体を。


暈(太陽の周りにある円い輪)の左右に幻日。




そして上部にはタンジェントアークがうっすらと。


Photoshopで合成。欠けているのはご勘弁ください(;´Д`)


このような現象は、原理としては虹に類似するものらしい。
それにしても、空は不思議に満ちている!!


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未来に続く

2014-01-19 23:09:00 | 空色のキャンバス
センター試験も終わりました。
大学を目指す受験生さん、お疲れ様でした。
国公立大学を目指す方は、次は二次試験ですね。



写真はある駅で列車待ちをしているときに見えた虹。
きれいには見えなかったが、見えなかった先は自分で描くものなのだろうと思った。


皆さんにとって素敵な未来になりますように。


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…信号が青のときに撮ればよかった。

魂の行く場所

2013-11-18 00:38:26 | 空色のキャンバス
今世紀最大かと噂されるアイソン彗星を観測しに行った。
お盆休み以来星空撮影ができず悶々としていたが、ようやく時間を遣り繰りできた。
しかし、結論から先に言っておくと、彗星は見ることができなかった。
観測できる時間に東の空がもやっていて、星すら満足に撮れなかった。
そうこうしているうちに夜明けが始まり…。

まあ、収穫が無かったわけでも無い。星はきれいなんだ!

空に行きたい。星になりたい。


午前2時起床。空は晴れ渡り、青白い月明かり。
車を走らせ、太平洋を望む海岸へ行った。
この地域は2011年3月11日の大地震と津波によって、極めて大きな被害を受けた地域である。
車を走らせると、家の土台と草むら、住んでいないであろう住居が目立つ。
そして、亡くなった人々の魂もまだ彷徨っているようにすら思われた。
空気を通してわかる。その無念な気持ちが。

海岸はただ波が打ち寄せて、大きな音を立てていた。
波が消波ブロックに当たって「どどーん、どどーん」と砕ける。
月明かりによって、砕ける波が見える。
空には星。

私は好きな人の名前を呼んだ。

でも、何も起きない。当たり前。

同じ空を見上げることがあるだろうか。同じ空を見ていてくれるだろうか。
ダメなんだ。忘れられない。何度も何度も忘れようとするたびに、心身が壊れる思いだった。
それを忘れさせてくれるのは、空をはじめとする被写体たちだった。



冬の代表、オリオン座。
私の好きな人は寒がりだった。


北斗七星と工場。工場が明るすぎるかもしれない。


再度オリオン。防砂林・防風林であろう松林も流されてしまって、本当に悲しい姿に。
写真右方向が仙台市街地に月。明るいね…。


再度、北斗七星。寝台特急「北斗星」で旅に出たい。


東日本大震災鎮魂の碑と、月。奥の街明かりは仙台市。

救いはあるよね。どこかにあるよね。
どうか、祈りの気持ちが届きますように。
もう一度、笑って会えますように。


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星に祈りを。愛は願いや望みではなく祈りのようなものであると、ビリーバンバンの歌にありました。

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それから、次回の日記は予定ですが、とても個人的な想い出を思い返す日記になるかもしれません。
ご容赦ください。