コルテッツの最初期モデルに相当するこの一足。1971年当初は、台湾の工場へ発注をかけて製造、アメリカ国内のみの販売がスタートしました。約一年間の製造の後、写真の日本製が製造を開始されます。
実は、この日本製のプラグ付きコルテッツは、幾つかのパターンが存在します。初期(1972-73)と後期(1973-74)の二種類が大きく分けて存在確認されています。
見分けを付けるとしたら、ヒールの形状と、アウトソールでしょう。
こちらは、初期のタイプ。
ヘリンボーンが波型になっていて、かかと部分に補強材が塗布されていません。
1973ー74年に製造されたモデルは、踵がすぐに減ってしまうというクレームを受け、アウトソールに補強材が塗布されています。
写真は初期のタイプ。
後期になると少し短くなります。
タンは、レジスターマーク無しのもの。
内部の構造も、簡素ではありますが、しっかりと作られています。
ただ、残念なのはアーチサポートのゴムが硬化をし始めていること。このタイプではあまり見られないのですが、、、、
ナイキの歴史を語る上で、欠かすことの出来ないこのコルテッツ1st。simple is best. old is new. という言葉がピッタリくるそんな一足かもしれません。