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洗浄バリデーション用の正しいスワブの選択

2019-10-23 18:46:43 | 製薬

医薬品およびバイオテクノロジー製品の製造中は、

これらの製品が前の製造工程または洗浄プロセス自体に

よって汚染されないように注意する必要があります。

製造工程で製造設備のさまざまな部分から採取されたサンプルとサンプル

採取素材を分析することにより、洗浄工程が検証されることができます。

スワブは普通サンプリングに使用されます。

すべての物質または洗浄残留物をスワブから溶出し、

高速液体クロマトグラフィー(HPLC)やガスクロマトグラフィーなどの

標準分析技術を使用して分析できます。  

全有機炭素(TOC)は、有機官能基に関係なく、

すべての酸化可能な炭素化合物を測定する高感度の技術であるため、

選択の分析方法として支持されています。

  

洗浄バリデーション用スワブのための3つの重要な基準

 

 最小のバッググラウンド(Minical Background) 

バッググラウンドは、サンプリングを行う前のスワブを分析プロトコルに

基づいてテストを実行して、測定された汚染物質量です。 ここで、ブランクは最小値が望ましいです。

 

• 高い回収率(High Recovery Rate)

回数率は既に知っている汚染物質量でスパイクされたクーポンをスワブで採取し、

分析した汚染物質の割合を意味します。 回収率は60%以上で、より高い回収率が望ましいです。

 

• 低粒子の生成(Low Particle Generation)

 スワップの素材物質から発生した粒子がサンプリング対象の表面を汚染させないことが重要です。

 

1997年にジェンキンスなどはTOC分析用のスワップ素材として、

複数の材料を選別して、適合性を試験しました。 

クリーンルームで洗濯された100%ポリエステルが、

上記の条件を満たしている唯一の素材であることを知るようになりました。

クリーンルームで洗濯された100%ポリエステル - ニットで作られたスワップヘッドは、

粒子の生成が少なく、不揮発性残留物が非常に少なくなりました。

 

1

1は、洗濯されたポリエステルの不揮発性残留物と

他の一般的に使用されるスワップヘッド素材のレベルを比較したものです。

  

Texwipe TOC Swabs


洗浄バリデーション用TOCスワブとバイアル ‐ テックスワイプ

2019-10-23 18:39:36 | 製薬

洗浄バリデーションは、医薬品等の製品の生産後、設備に残っている製品原薬や

保存剤、溶媒、殺菌剤、洗浄剤、微生物等の残留物が許容可能な限界以下に

維持されて、同じ設備で製造された次の製品の品質と安全性を損なうことないことを

確認するプロセスです。

 

何を洗浄するか、どのくらいの頻度で洗浄するか、何で洗浄するかなどの最も

効率的な洗浄方法を決定し、文書化しなければなりません。 

そして洗浄された対象の検証作業を行わなければなりません。

米国食品医薬品局(FDA)は、1993年に検査ガイド-洗浄プロセスの

検証ガイドを発行しました。

21 CFR- PART 211

Sec. 211.67 Equipment cleaning and maintenance

 

標準分析テクニックの内、スワップで直接、対象表面をサンプリングし、

HPLC/UV-Vis又はTOCを測定して、洗浄後の残留物の程度を測定する方法が多く使われる。

  ここで望ましいスワブのバッググラウンドレベルは50 µg/L/swab

バイアルのバッググラウンドレベルは10 µg/L/swab

 

TX3342 TOC Kit

TX3350 TOC Vial

TX714K Low TOC Alpha® Swab <50µg/L TOC

TX761K Low TOC Alpha® Swab <50µg/L TOC

TX715 Alpha® Swab for HPLC 

TX716 Large Absorbond® Swab for HPLC

 

スワブサンプリングの正しい手順

 

1. サンプリングする表面が視覚的に清潔であることを確認します。

2. スワブを溶剤に浸します。

3. 浸漬した状態でスワブの両側をバイアルの内側面に押し当てます。

4. スワブを液体の上に持ち上げ、スワブの両側を容器の縁に沿ってドラッグします。

5. スワブヘッドを試料の表面に完全に接触します。

6. 平行にストロークを重複しながら、表面を10 回のストロークを行い、サンプリングします。

7. スワブを裏返し、90°の角度で10回の重複平行ストロークを行います。

8. 新しいスワブで、45°の角度で10回の重複平行ストロークを行います。

9. スワップを裏返し、90°の角度で10回の重複平行ストロークを行います。

10. サンプル表面の端を一周り拭き取ります。

11. サンプリング後,スワブがまだ目に見えるほど清潔であることを確認します。

12. スワブの切れ目に沿って折り、バイアルの中に回収し、実験室へ運びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


滅菌70%変性エタノールと滅菌70%イソプロピルアルコール(IPA)

2019-10-21 09:55:30 | 製薬

GMP施設やクリーンルーム環境での必要な清浄化用品

 

クリーンルームエリアに投入される物品は

滅菌済み70%エタノールあるいは70%IPAで

梱包表面の汚染物の拭取りを行います。

床、壁、天井、棚などは滅菌済み70%エタノール又は70%IPA、

もしくは別の殺菌剤で清浄化します。

殺菌剤での清浄化後には、滅菌済み70%エタノールや70%IPA等で
残留物の拭取り作業が必要です。

コンタミネーションの可能性のある着用手袋は

全ての接触表面を滅菌済み70%エタノールあるいは70%IPAで殺菌消毒します。

70%エタノール又は70%IPAは滅菌済みもしくは

未滅菌ドライワイパーやモップシステムと共に使用できます。

 

   滅菌70%エタノールと70%IPA

   無菌エリア等高い洗浄度が要求されるクリールーム用に調合された滅菌アルコールです。

   USPグレードの70%変性エタノール又は70%IPAとUSPグレードの精製水で調合されています。  

   0.2μmでろ過し、ガンマ線滅菌され、10‐6まで無菌保証します。

    ・ 放射線照射量を示す工程証明書(COP)

    ・ 適合証明書(COC) ・ 分析証明書(COA)

 

  

 

      TX3265 : 滅菌済み 70% 変性エタノール トリガースプレー, 32 oz (946 mL), 12ポリボトル/ケース, 二重包装バッグ

      TX3267 : 滅菌済み 70% 変性エタノール トリガースプレー, 16 oz (473 mL), 12ポリボトル/ケース, 二重包装バッグ

  TX3291 :滅菌済み 70% 変性エタノール, 1 ガロンボトル (3.8L), 4 ボトル/ケース, 二重包装バッグ

  TX3270 : 滅菌済み 70% IPA トリガースプレー, 16 oz (473 mL), 12ポリボトル/ケース, 二重包装バッグ

  TX3273 : 滅菌済み 70%IPA  トリガースプレー, 32 oz (946 mL), 12ポリボトル/ケース, 二重包装バッグ