ディティールおゆきの  貴方の笑顔に会いたくて

『神はディティールに宿る』 温かく丁寧に生きていければと思っています。

やっと見れました!

2009-07-18 17:39:22 | レイキ
          
              



    奇しくも、大雪山系トムラウシ山と美瑛岳の遭難で、10名の命が亡くなられた日に見れるとは・・・




監督の木村大作さんは、この映画のテーマは 「悠久の自然」 と 「儚い人生」 と言ってらっしゃいます。

カメラマン出身だからでしょう、素晴らしい映像ばかりで、息を飲んでしまいました。

そして今流行りのCGや空撮りが一切ないのも凄いです。


「厳しいところにしか美しさはない」 が 監督の自論のようで、

「本当に無理したねー、楽して撮ってないんだよ。何時間もかけて、1カット」


妥協しないで、本当にいいものを作ろうとしない限り、人を感動させる事など出来ないのでしょう。


測量隊が命がけで劔岳をめざしたように、 

キャスト・スタッフらが、一丸となり、過酷な環境の中で、一本の映画を作り上げた、

映画と言うより、ドキュメントに近い作品ですね。



香川照之さん演じる 山岳案内人・宇治長次郎は

山に対して、 敬虔な気持ちをもち、縁の下の力持ち的存在なのですが、

決して自分を前に出さない所は、日本人好みで


浅野忠信さん演じる、測量士・柴崎芳太郎との、強い信頼関係で結ばれた

瞬間瞬間を生きた男たちの、友情を描いた映画でもあります。(寡黙っていいわ


そして「何をしたかではなく、何のためにするかが大事だと思います」


この言葉、素敵ですね。(メモメモ)


沢山の感動をありがとう


エンドロールがまた素晴らしいので、まだ見ていない方は 是非ご覧あれ


末筆ながら、大雪山系で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。 合掌