
頭の良さはどのように決まるのだろうか?
キャロル・デュエック博士が気づいたきっかけ。
困難な問題ににぶつかった時に、挑戦を楽しむことができる子供と、嫌になって投げ出す子供がいることがきっかけだったと。
「頭の良い人」を証明するために頑張る子供。
「頭が良くなろう」と挑戦する子供がいること。
もともと頭がいい人がいる。頭が良いから解決できるという「硬直マインドセット=fixed mindset」。この状況でどんなことをして解決するかと考える。「しなやかなマインドセット=growth mindset」だ。
この本の本質はこれ。
この本は、多くの本に引用されているなので、積読の下にいた。引用されている場所は、ここであり、この本のキモだろう。
実際に私が読んで学びになったこと。
ビネーというフランスの研究者の想いだ。p10.11なのでここだけは、立ち読みして欲しい。いやいいか。ここに記載しよう。
知能検査を開発した、ビネーの話
ビネーは、20世紀初頭のパリで教育に携わっていた。公立学校の勉強についていけない児童を見つけ出して、特別な教育をほどこして、もとの軌道に乗せてやるためだった。
子供の知的能力に個人差があると認めながらも、教育や訓練しだいで知能は根本的に改善できると信じていた。
『新しい児童観』(絶版らしい)の中での引用。
最近の各社の中には、個人の知的能力は一定であって、向上させる事は不可能だと主張するものがいる。このような残酷な悲観論には、断固として抵抗しなければならない。訓練を積み、練習を重ね、正しい方法を習得すれば、注意力、記憶力、判断力を高めて、本当に頭を良くすることができるのである。
IQは人を判断するために使うものではないこを示す根拠であり、歴史だ。
勘違いしてはいけない。
IQは単に現状を把握するための指標なのだ。
当たり前なのだが、潜在意識にまで落とし込む必要があると思う。
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