ブログするのが遅くなったのですが、泉大津市(大阪府)の深喜毛織さんの見学会に参加してきました。
深喜毛織さんの近くに弊社が普段依頼している染工場があり、その染工場さんから泉大津の市街地まで出ることがあるとき、深喜さんの前を通るのですが、中へ入れてもらったのはこれが初めてでした。
明治20年創業で、業界では、カシミアの深喜で、超有名です。
まず通されたのが、事故布のサンプル室、今までに起こった失敗はすべて原因と対策が、見れるようになっています。
百科事典ではありません創業時から現在に至るまで、すべて製造された生地のスワッチがここにあります。 すべてと書きましたが、残念ながら戦時中には、物資が不足し、その間は、サンプリングが禁止されたので、そこだけ欠落してるそうです。
カシミアの原綿(原毛?)の不純物を取り除き、紡績出来る毛だけに選りすぐって行きます。
さらに、3度もカード工程を繰り返します。(繊維の向きと、均一性を揃えます)
綿業界しか知らない私は、初めて見た紡績工程でした。
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つづく
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