アメリカに古くから存在する首なし騎士の伝説をティム・バートン監督とジョニー・デップのコラボで描いたこのゴシックホラー映画. アカデミーの美術賞に輝いただけあって、あの暗く不気味な色合いや首なし騎士の造型などが、逆に綺麗とさえ思ってしまうほど独特の世界観のある映画でした. ジョニー・デップ演じるイカボットは迷信などがまだ強く信じられていた18世紀において科学捜査に重きを置く、NYから郊外の村に派遣された捜査官. 血も見るのがあまり得意でないなどちょっと頼りないところがあるも、いざ操作になると人が変わったように真剣になる様子. キーワードを書いた紙を床一面に並べるところなど、どことなく横溝正史シリーズの探偵金田一耕介に似ているような気がしました. そんな彼が単なる迷信だと思っていた首なし騎士を実際に見てお約束通り気絶してしまうシーンはもちろん笑えましたが、そこから臆することなく一気に事件解決に向かうくだりもまさに金田一耕介シリーズさながらでしたね. ところであの首なし騎士ですが、首がない状態の騎士を演じていたのは『スター・ウォーズエピソードⅠ』のダース・モールことレイ・パークで、ラストに首が繋がった騎士を演じていたのは強面顔でお馴染みのクリストファー・ウォーケン. スタントマンとして非常に有名なレイ・パークも、仮にこの映画でもダース・モールのメイクをしたとしても、やはりあのクリストファー・ウォーケンの顔には勝てなかったんでしょうね. アシックス ランニングシューズ 本当にクリストファー・ウォーケンって色んな意味で凄い俳優さんですよね. ジョニー・デップの演技もさることながら、やっぱりあの独特なゴッシクホラーの世界にいつの間にか浸りこんでしまうこの映画. 元々ディズニーにいただけあってティム・バートン監督の世界観は本当に素晴らしいと思います. イカボッドの母親役でティム・バートン監督の当時の伴侶リサ・マリーが出演していたのも味があってよかったのですが、やっぱりあの首なし騎士が登場する妖しげな木が一番でしたね. 案外富士の樹海に行けばありそうな気もするのですが・・・. 【ブログシティ】ラングリッサー・トライソード』プレオープ 深夜らじお@の映画館 はこの映画が大好きです.
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