上海てんやわんや洞

ドジ主婦のてんやわんやな中国滞在時の思い出と旅の話

中国のボードゲーム象棋(シャンチー)

2012-12-10 07:47:47 | 中国小ネタ

私はボードゲームのデザインが大好きです。

ボードゲームの勝負には
てんで弱いのですが、
あの盤と駒が並んでいる様子だけでも
美しくてカッコ良くて
わくわくしてしまいます。

 

中国にはシャンチー(象棋)
と呼ばれる中国式将棋がありまして、
こんなデザインです。

丸くて厚みのある駒に漢字一文字のデザインが
とても可愛いなあと思います(^^)

シャンチーは中国では
トランプほどじゃないにしてもメジャーな遊びで、
田舎に行くとよく路上でシャンチーを指している
おじいさん達を見かけます。

若い人がやってる所は見たことが無いので、
やっぱりどちらかというと
中国でも古き良き時代の遊びなのかもしれません。

私も興味があったので
ネットで遊び方を覚えてみました。
(→こちら

その後、中国語の先生でシャンチーが出来る方に
遊んでもらったりして楽しかったです(^^)

シャンチーの遊び方は将棋に似ていますが、
独特の部分がたくさんあって
将棋とはまた違った魅力があります。

一番特長的な面白い部分は、
盤の中央に「河」があるということです。

河を挟んで相手と自分の領地がある、
という考え方です。

そして駒も
この河を渡って対陣に攻め込むことが出来る駒
自分の陣地内を守る専門の駒
王様的な駒を王様の宮殿的な所で守る駒
と役目がきっちり分かれているのも面白いです。

つまり、敵陣につっこませるのは下っ端だけで、
強い武将はいつも
王様を守っているのです。

そして王様は自分の宮殿的な場所から
出ることが出来ません。

日本将棋の「王将」みたいに
王様自ら敵陣に突撃したりは
しないわけです(^^;)

日本では「殿自ら御出陣じゃああーー!」
みたいなシーンがよくドラマでありますが…

きっと中国の王様は
大事に護られているイメージなのですね。

そして、シャンチーではチェスのように
一旦取られた駒は復活出来ません。
再使用アリの将棋とは違う部分ですね。

日本では捕虜となった武将が
慈愛あふれる説得で寝返って敵陣の武将となる、
なんてシーンもありそうですが、
中国では負けた軍の武将は
だいたい皆殺しですものね…(^^;)

この辺りでも
戦いのイメージの違いが
ゲームの個性に現れてて面白いなあと思います。

 

中国の博物館では古い時代のシャンチー盤
よく展示されていて、
駒がチェスのように
立体人型&動物型になってるものも多く、
とても可愛いのです。

モンゴルの博物館で見た
古いシャンチー盤
少しご紹介しますね。

 

 
羊や馬など動物の形をした駒。
とても可愛いです(^^)

盤自体も立派で素敵です。

 

これはまた別の盤。

駒の中にラクダがいるのが
エキゾチックな感じで楽しいですね(^^)

 

↑シンプルに四角い板に
漢字を描いただけのタイプ。
駒の数が多いので、
現在のシャンチーとは
また違ったゲームかも。

 

↑これも似ているようで違うゲームっぽいですね。
シンプルな動物の駒が素敵です(^^)

 


↑こちらは公園で見かけた
巨大シャンチー駒。
左下に映っているのが
私の足先なので、どれくらい大きいのか
お分かりでしょう。


遊ぶためではなく、飾りとして
置かれているのだと思いますが、
丸っこいシャンチーの駒が
公園の広場にゴロゴロ転がっている様子は
大変可愛かったです(^^)

 


おまけのどうでもいい余談。

私が一番慣れ親しんだボードゲームは
やはり囲碁でしょうか。

今は全然やりませんが、
子供の時は父が囲碁大好きだったので
一緒によくやっていました。

碁会所に連れて行ってもらって
近所の男の子と囲碁を打ったりしていました。
(その男の子がかっこよかったので
すごくがんばって囲碁打ったりして^^;)

女子としては
囲碁やってるのは
かなり珍しい方でしたが、
その後学校で囲碁クラブに在籍してたこともあったので
女子とも囲碁打った思い出が結構あります。

囲碁はのんびりした雄大なゲームなので
けっこう楽しいなと思っていました。

でも実は一番好きだったのは
碁石と碁盤そのもの!

幼児の頃からおはじき替わりに
よく碁石で遊ばせてもらっていたので
碁石そのものに対する愛着が深く、
綺麗で素敵な石だなあと思っていました。

そして真四角がぎっしり並んだ碁盤も
またカッコイイ!
と何故か思っていたのですよね。

私はノートの中では方眼ノート
ダントツで一番好きなのですが、
私の方眼ノート愛
碁盤由来なのではないか?と
最近気がつきました。

 

ちなみに中国でも
もちろん囲碁は熱心な愛好家の方々
いらっしゃいます。

古い水墨画には囲碁で遊ぶ官僚の絵などよくありますし、
現在の中国の本屋でも囲碁の解説書がたくさん売っていますし、
囲碁のプロの養成所みたいな所も見たことあります。

でも残念なことに私はいまのところ中国で
囲碁をやってる中国人の方を
見かけたことはありません。

囲碁は基本的に野外ではやらない遊びだからかなあ。
いつか囲碁好きの中国の人と囲碁について
お話ししてみたいなと思います。


一方、日本の将棋の話。

将棋はボードゲームの中では
実は私がやや苦手に感じてるゲームです。

一番よくやる機会があったので
負けた記憶もダントツで多く、そのせいかも。

私は将棋をロマンで指すタイプなので、
どうにも弱いのです。

将棋をロマンで指すとは
どういうことかといいますと、
将棋の駒ひとつひとつが
武将キャラに見える、ということです。

飛車はちょっと真面目なツンデレ武将。
銀はクールな知性派武将。
角は豪快明るい巨漢武将。
桂馬は細身で熱血漢の若者騎兵。
などなど、
私なりの駒のイメージがありすぎるのです…!

なので当然お気に入りと感じる駒もあり、
勝負の状況に関係なく
その駒ばかり贔屓して重点的に使うので
負けやすい…。
将棋に全く向いていないタイプです(^^;)

ちなみに私が好きな将棋の駒は
桂馬でした…!
(ナナメにしか戦法が無い☆)

ちなみに碁石は
さすがにキャラ化しては見えないので
勝負に集中できます(笑)

 

有名なボードゲームとしては麻雀もありますね。
麻雀も美しい牌ですし
ルールもとても面白いなと思います。

私はTVゲームの中でルールを覚えたので
点数計算などは全然出来ないですし、
家族以外とやったことは無いのですが、
家族でほのぼのと遊ぶ麻雀は面白いなあと思います。

しかし私は麻雀牌でもやはり贔屓がありまして
筒子と東南西北中が好きなことは
家族にバレバレなので
手を読まれがちです(^^;)

↑やっぱり勝負には全然向いていないタイプ☆

ちなみに何故
筒子(ピンズ)が好きなのかというと、
絵がお団子みたいで
美味しそうで可愛いからです…。
(まったくアホな理由です^^;)


とまあそんな感じで
勝負にはまるで弱いのですが(^^;)
でもとっても魅力を感じてるボードゲームなのでした。


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2 コメント

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おお (Seryl Ray)
2012-12-10 22:04:42
こんな感じで麻雀やってるおじいさん、北京にいましたねww

あ、そおいえば今日年賀状届きましたです!
返信する
謝謝Serylさん! (カナ@管理人)
2012-12-11 16:19:31
そうそう!北京で野外麻雀やっているおじさん達
一緒に見かけましたね!(^^)
結構寒かったのになんだかとても楽しそうだったのが印象的でした。
あれもとても中国らしい風景でしたよね。

こちらから出した年賀状、無事届いたのですね。
ほっとしました~。
今年は中国の郵便局もちゃんとお仕事してくれたようで
なによりです(^^)
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