Drums&Percussion Player:金山典世のBLOG (ジャンベ・ダラブッカ・カホン等)

パーカッション&ドラムをしている、金山典世(かなやま のりつぐ)です。
日々の活動や、思った事を書こうと思います。

ジャズ、ロック、ポップ・ミュージックのためのハーモニック・セオリー・ワークブック

2008年01月16日 | 紹介
今日は、最近僕が勉強している本を紹介します。
その本の名は

『ジャズ、ロック、ポップ・ミュージックのためのハーモニック・セオリー・ワークブック 出版ATN』


僕は最近、自分の中の音楽理論を再構築しようと思い、今までの本以外に何か良い本が無いかと探していました。

そこで出会ったのがこの本です。
一から見直したいと思っていた僕には正にピッタリ!
かゆいところまで手が届く。本当に素晴らしい本です。


これから理論を学びたいと考えている方はもちろん。
また勉強し直したい、自分の音楽理論を再構築したいという方にはピッタリではないでしょうか。

以下は本の紹介文です。
是非読んで見てください。



ハーモニック・セオリーの解説書と練習帳がひとつになった

本書では、ジャズ、ロック、ポップ・ミュージックなどを目指すすべてのミュージシャンにとって必須となるハーモニック・セオリーの基礎を、理論的な解説とエクササイズをとおして実践的に学ぶことができます。

通常は理論書というと“難しい”というイメージがありますが、本書ではその心配はいりません!まず楽譜の正確な書き方(記譜方法)からスタートして、一歩一歩親切かつていねいに解説されています。すべてのチャプターごとにエクササイズがあり、自分の理解度を確認しながら学習できるので、初めてハーモニック・セオリーを学ぼうとする方にも最適です。

本書を使うにあたって、記譜方法や理論的な知識などをあらかじめもっている必要はありません。ハーモニック・セオリーを学びたいと思っているすべての初心者にお勧めします。

主 な 内 容 Part I トーナル・システム
Chapter 1 記譜法について
Chapter 2 倍音列がもたらすもの-ハーモニーの土台
Part II ハーモニーの基礎
Chapter 3 インターヴァル
Chapter 4 トライアド
Chapter 5 4音で構成されるコード(7thコード)とそのエクステンション
Chapter 6 アイオニアン・システム
Chapter 7 サークル・オブ5th(5度圏)
Chapter 8 ハーモニック・マイナー・スケール
Chapter 9 メロディック・マイナー・スケール
Chapter 10 その他のスケールについて
Chapter 11 ハーモニック・メジャー・スケール
Apprndix エクササイズの解答 他





はじめに より

本書に書かれている内容は、すべてのミュージシャンにとって非常に大切なものです。楽器奏者、ヴォーカリスト、作曲家、アレンジャー、サウンド・エンジニア、音楽の教師または生徒など、さまざまな形で毎日音楽に接している人たちにとって必要不可欠なものといえるでしょう。本書は、誰にでも分かりやすいように、私は各チャプターをできるだけ細かく、親切かつていねいに解説することを心がけました。

本書はまた、クラシック教育を受けた多くの先生方が、ロック、ポップ、ジャズの専門用語を使って熱心な生徒たちに教えなければならないという問題に直面する場合、すなわち音楽専門学校、音楽大学、音楽院などでも使用できるようにデザインされています。特に、その本質がつかみづらいインプロヴィゼイションの領域を教えること、および学ぶことの両面において大きな助けとなるでしょう。クラシックのハーモニーとポピュラー・ミュージックのハーモニーは相反するもののように思われますが、両者の基礎を応用し、互いを関係づけていくことで、両者の隙間を埋めることが可能となります。

本書は、Part I とII の2つが収められています。Part I は、西洋音楽のトーナル・システム(調性システム)について説明しています。Chapter 1では、全くの初心者でもハーモニーについて学ぶことを可能にするために、記譜法を解説しています。本書は、多くの経験豊かな教育者が推奨する専門書ではないかもしれませんが、一般の読者が独学で使用し、先生の助けをかりなくても理解できることを目指しています。

Chapter 2では、自然界に存在する倍音列を使って、トーナル・システムの起源を説明します。ハーモニーのルールに関して、厳密に追求する必要性をあまり感じていない場合は、このチャプターを省略することもできます。しかし、ハーモニーの相関関係を広範囲にわたって理解することはおろそかにされがちなので、他のチャプターを読んだ後にでも、このチャプターを見ることをお勧めします。

Part II のChapter 3から、本格的なハーモニック・セオリーの解説が始まります。各チャプターは、モノフォニー(単音または1つのインターヴァル)から、さらに複雑なポリフォニー(3音から成るトライアドと4音から成る7thコード)へと進行していきます。表示されているコードは、最初は単体でプログレッションを形成しませんが、先に進んでいくと連続するハーモニーという大規模なシェイプに発展していきます。Chapter 6(メジャー・スケール・システム)は、本書の理論的基盤でもある、最も一般的とされるコード・スケール・セオリーに従っています。Chapter 7(サークル・オブ5th)以降では、その他の重要かつ一般的なスケールと、その上に形成されるコードが出てきます。

全体をとおして、重要な項目を説明する場合には、その文章の後に詳しい譜例を表示してあります。説明文の最後に参照するべき譜例のナンバーが指示されていますので、見つけやすいでしょう。

各チャプターの最後にはエクササイズがあり、それによってあなたがどの程度理解できているのかをチェックすることができます。チェックした結果何か問題点があれば、その部分をもう一度見直すことによって、ハーモニック・セオリーについての自信を深めることができるでしょう。各エクササイズの模範解答は巻末に収められていますが、これらは、自分の解答にどうしても自信がもてない時、または自分で出した回答が正しいのかどうかをチェックしたい時にのみ使うことをお勧めします。

本書を書いている間に、多くの人たちが手助けしてくれました。以下の方たちに心から感謝の意を表します。Detlef Kesslerの活動力なくしては、このすべての企画は達成できなかったでしょう。Michael Kuttnerは、私のコンピューターに問題が発生した時に助けてくれました。Eddy Marron、Gunnar Pl殞er、Herbert Kraus、Denis Wieger、そして私の父Hans-Hilger Haunschildは、私の原稿のすべてを批評的に通読してくれました。ページ・レイアウトをしてくれたWolfgang FiedlerとRen・Teichgraber、グラフィック・デザインをしてくれたManfred Drechsel、英語に翻訳してくれたSteve Taylorには、特に感謝します。そして、常にたゆまぬサポートと激励をしてくれた私の妻Sabineと、子どもたちLisaとFelixに、心からの感謝します。

常に私をハーモニーに没頭させるべく駆り立てる原動力は、音楽を愛するという気持ちです。本書をとおしてあなたが私と同じ気持ちになってくれることを願っています。

1988年秋 Bonnにて Frank Haunschild


最新の画像もっと見る