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<将棋・第80期順位戦A級>最終戦「将棋界の一番長い日」が終了 斎藤慎太郎八段は史上5人目の全勝ならず

第80期順位戦A級 9回戦一斉対局の結果(日本将棋連盟)

第80期順位戦A級で、一斉対局(5局)が、3月3日(木)に静岡県静岡市「浮月楼」で行われ、結果が報じられています。

糸谷哲郎八段(6勝3敗)-●斎藤慎太郎八段(8勝1敗)
〇豊島将之九段(5勝4敗)-●菅井竜也八段(3勝6敗)
〇広瀬章人八段(5勝4敗)-●羽生善治九段(2勝7敗)
●佐藤康光九段(4勝5敗)-〇佐藤天彦九段(6勝3敗)
〇永瀬拓矢王座(5勝4敗)-●山崎隆之八段(1勝8敗)


流石は、糸谷八段、斎藤八段に易々と全勝は許さないぞ、という気概があったようにも感じられましたが、勝ちました。その結果、斎藤八段は、史上5人目となるA級戦全勝はなりませんでした。なお、これまでの全勝経験者は、中原誠十六世名人、森内俊之九段、羽生善治九段、渡辺明名人(二冠)の4人のみでした。

それから、久々にA級から陥落となった羽生九段ですが、以下のような報道も出ておりますね。

羽生、来期は触れず(共同通信)

確かに、A級から陥落した後の身の処し方には、色々とありますね。現役のA級棋士のまま亡くなった大山康晴十五世名人のような人もいますが、ちょっと例外として扱いたいような記録です。その後ですと、中原十六世名人は、B級1組で2期ほど指しています(その後、フリークラスに転出)。それから、谷川浩司九段(引退後に十七世名人)は、B級2組でまだ指しています。森内九段(引退後に十八世名人)はフリークラスへの転出をしています。以上が「永世名人」称号を持った方々の状況で、名人位が少ない期数の方々の場合は、降級しても指し続けていますね。

ということで、羽生九段(引退後に十九世名人)の動向が気になるわけです。

なお、この結果とは関係なく、現在のA級での最年長は、佐藤康光九段(会長)となっております。元々、羽生九段より年上ですので、次期は50代として孤軍奮闘になりますが、健闘を期待します。

そして、2人挙がってくる、新たなA級棋士は誰になるのか?

今期のB級1組の勝敗からは稲葉陽八段、千田翔太七段、藤井聡太竜王(五冠)から2名で良かったんですかね。同組は、3月9日が最終戦ですね。

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