つらつら日暮らし

8月6日 広島原爆の日に思う不殺生

6日に広島原爆の日 核禁止条約支持求め宣言(共同通信)

8月6日、広島県広島市では、被爆から76年となる「原爆の日」を迎えます。

広島市中区の平和記念公園では午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれ、原爆が投下された8時15分に合わせて黙祷が捧げられます。今年も、新型コロナウィルス感染症の関係から、規模を大幅に縮小し、一般席は設けられず、例年の10分の1以下となる、最大880人が参列されるそうです。

なお、全国の被爆者はおよそ12万8000人となり、平均年齢は84歳近くに達しているため、近年語られていることですが、被爆の体験、戦争の悲惨さを、如何にして後世に伝えるかが問題となっています。

また、今日の式典では、この1年で死亡を確認した4800人の名簿が原爆慰霊碑に奉納される予定で、死没者はおよそ33万人となるそうです。

亡くなられた全ての方々に合掌し、心から哀悼の意を表します。

戦争の苦しみ、悲しさを前にすると、仏教徒としては、やはり「不殺生」のことを考えざるを得ません。

是に於いてか、若し善男子、善女人有りて、形寿の尽きるまで、殺生せず、刀杖を加えず、常に慚愧を知りて、慈悲心有りて、普ねく一切衆生を念ず。
    『増一阿含経』巻12


釈尊は命の無常なる様子を示しつつも、その中で不殺生を守り、慈悲心を持って全ての生きとし生けるものを思うことを示されました。釈尊には及ぶべくもないのですが、今日は拙僧も世界の平和と人々の心の安寧を願って過ごします。合掌

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