●歩いた日:2018年1月17日(水)
●歩いた所
・花館:柳町、中町、上町、佐野町、朝日町、大曲通町
●歩いたログ(足跡)(道のり8.2km)
(以上の地図:国土地理院)
「中町」の家並の中を北西に進み、突き当たったところで、バイパス方面へ足を延ばす。この道沿いには「羽州街道」からずっと奥まで家並が続いている。家並が途切れるバイパス直前で引き返し、また裏通りを北西に進む。往く手にカメラを向ける。
📷014:「中町」の裏通り
家々が密集する中を通る道には、前掲した写真でもそうであるが、消雪のため散水するパイプが敷設されている。「花館」の街は、「羽州街道」から少し離れたところには農家らしいたたずまいの家がかなり目に付く。駅場創設のために農家が集められた名残とも思われる。
さらに西に進んだところで右に折れる。バイバスのすぐ手前に見事な杉並木がある。
📷015:「柳町」の並木道
「長福寺」の参道のような風景で、いかにも昔の道という風情である。杉の木はまだ若い木のようであるが、傾いている欅と思われ老木なども混じっているので、想像をたくましくすると、「羽州街道」が開通する前はここがメインの道ではなかったとも思われるような趣がある。いずれ古い道なのであろう。
背後に目を向けるとそちらにも細い道がある。
道端の木々は細い枝をいっぱい伸ばしているが、根元を見るとかなり樹齢を重ねた木のように見受けられ、この道も前掲写真の道と一続きの古い道と思われる。
道端から少し離れて丸く枝を広げた大きな木がある。近づいてカメラに収める。
見事な老木である。大きすぎてカメラに収まり切れない。下に小さな祠、手前に崩れかけた小さな小屋がある。
裏通りをさらに進むと「羽州街道」に出る。車を止めてある「旧国道13号線」への近道を探して街道を少し引き返すと、家と家の間から前掲写真の大木がのぞかれるので、もう一度カメラを向ける。
今度は大木全体をほぼカメラに収める。前掲写真の祠も小屋も写る。ここはかなり古い屋敷と思われるので「花館の歴史」を開いてみると、この屋敷の「羽州街道」端にある家は「花館」で現存する一番古い(駅場が形成された1664年以前から続く?)S家で、代々肝煎などを務め駅場の中心的存在であった、とある。木のあるところもS家の屋敷と思われ、なるほど、それにふさわしい老木と感じる。
(長くなりますが、その8に続く)
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