ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★2024.1月、快晴・厳寒の朝

2024年01月15日 | 四季のたより

 去る1月11日(木)の朝は、放射冷却によりこの冬一番の冷え込み(-11.7度)でした。前夜から晴れ上がった天気は夜が明けてもそのまま続き、一日中雲一つない絶好の日和となりました。

 こんな日は冬の間に二度と訪れることはないだろうと思い、カメラを手に家からあまり遠くないところへ車で出かけ、冬景色を写してしましたのでご覧いただきたいと思います。

 まずは、輝くような「大仙市四ツ屋」の集落の佇まいです。

 「静謐」という言葉がぴったりの農村集落の風景です。

 地上からやや高いところに薄く霧がかかり、その上に青空が広がっております。左端に「玉川」の西岸、「松倉」の里山が、右端に「東山」がうっすらと見えております。

 「玉川」にかかる「松倉橋」の近くから東を望みました。

 雪や霧氷をまとった木立の上、青空の中に「秋田駒ケ岳」の姿が浮き上がっておりました。

 よく見ると、その右側に「岩手山」の姿があります。62km程の距離にある「岩手山」、冬、「奥羽山脈」越しに目にすることはほとんどありません。

 「旧中仙町清水」に移動し、また東を望みました。

 田んぼのすぐ上と、「東山」の下層に霧がかかり、幻想的な風景になっています。

 近くに目を移してみました。

 気温が低い(この日は快晴にもかかわらず真冬日でした)ので、相対的に温かい雪から霧が湧いてくるようです。

 こちらは「東山」の上空に青空が広がっております。

 同じく「旧中仙町」の風景です。

 奥に向かって建ち並ぶ白い鉄塔と「秋田駒ケ岳」、清々しい景色です。

 この後は西へ向かい、「旧神岡町神宮寺」に移動しました。こちらは「雄物川」や「玉川」に近いせいか、まだ濃い霧が立ち込めていました。

 南西方向に向いて写した写真です。

 この方向には「西山」があるはずですが、濃い霧のため全く見えません。しかし、田んぼのすぐ上は霧が非常に薄く、田んぼの畦畔が逆光で陰になり、ここでも幻想的な景観を楽しむことができました。

 ところで、畦畔を見ると、奥から手前に向かって下りの傾斜になっているこおり、私が立っているところから背後の里山の裾にかけて低くなっていることがわかりました。

 因みに、写真正面の少し先を「玉川」が流れておりますが、この近くには「古川端」や「古川敷」という地名があります。かつて、「玉川」は大きく蛇行してこの辺りを流れていたことを示していると考えられます。

 この日の朝は、快晴の冬景色を堪能し、心が洗われたようなすっかりいい気分になって、ここで家に引き返しました。・・が、夕方になっても快晴の天気が続いているので、今度は家の裏の田んぼを「歩くスキー」で歩いたり、再度車で近くを巡ったりして、夕景をカメラに収めてきましたので、それも後日ブログに掲載したいと思っております。

(終わり)


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