庭園礼賛

庭園の魅力・古庭園から現代庭園

遠照寺庭園・長野県伊那市高遠町

2007年07月14日 11時47分15秒 | 長野県
高遠桜と呼ばれる小彼岸桜の時期は観光客で溢れる高遠のまちをはずれ、秋葉街道を北上し、途中、山間部に入ったところにある現在は日蓮宗寺院。

江戸時代の大奥スキャンダルで高遠に流刑された絵島の墓があり、ボタンの寺としても知られる寺院。

庭園は江戸時代中期の造営とされていて、本堂裏の傾斜面に石組みがなされ平面部分に亀島が組まれている。

寺付属の建物を造営するさいに庭園部分が削られてきたのか、亀島は本堂と付属建物の間に窮屈そうに残されている。

また近年改修の手が加えられていて造営当初の庭園の全貌が残されては居ない。
拝観当日はツツジなどの植物が花の時期で石組みや地割の詳細は見て取れなかったのは残念であった。
それでも、古枯れな雰囲気を残す亀島組みは秀逸であった。






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