お久しぶりでございます。若女将です。
毎日とっても暑い日が続いておりますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
ココで涼しくなるお話を…と言いたいところですが、
あいにくネタ切れなので、
コレだけ暑いといいつつもやっぱり日本人!!
オンシーズン中に『一度は浴衣を着たい』というお洒落心を
駆り立てちゃう様なお話を…。
先日何気なく見ていたTV
番組で。
引退された女子のオリンピック選手三人が
自分達の現役時代やオリンピックの裏話を料亭で話す対談番組で、
三人共が『竺仙』の浴衣を着ていたんです。
(やっぱり着物を見るとついついきになっちゃて
ガン見
)
しかもどれも当店で扱っている商品だったんですよね。
『竺仙』は有名商品ですし、こういうことってよくあるんですけど、
反物で仕入れするので実際の仕立て上がりは見ていないのが現状。
こういったTVや雑誌のモデルさんの着姿は大変参考になるんです。
本当に素敵な柄で、当店でもオススメ商品なのですが、
なんだか着姿が…うーん…ダサイ??
もちろん!!着ている方達が悪い訳ではないんですっ!!
何かが…。
母と一緒に、何が折角の浴衣を台無しにしているんだろ??と、
対談内容ソッチノケ!!で、ジーーーーーーーーーッ…
【あ。襟だっ!!】
【襟の柄の出し方が悪いから、折角の可愛い柄も70%に見えてしまうんだぁ!!】
つまり、浴衣は反物からいろんなパーツを切り出して組み合わせて仕立てます。
その時、お袖や身ゴロのどの部分に柄を配置するかという柄合わせをするんです。
コレはとっても重要で、
印象の大変はこの柄合わせで決まると言っても過言ではありません。
しかし。
身ゴロやお袖には十分配慮するのですが、
襟の柄の位置がこれほど重要だとは。
もちろん、今まででも襟の柄合わせは大切でしたが、
作り手次第で見た目を70%にしてしまうコトもあるのだと気付かされました。
たった5cm程の狭い世界にも
「粋」や「美」がある着物は本当に奥の深い世界なんだなぁ~。
だからこそ、同じものの生まれない和の世界は面白いですね