このカートリッジは以前から欲しかったのですが、高価で買えなかったのです。
今回は程度の良いものを¥6,000で入手できました。
こんなに安く買えるのは愛好者がどんどん減っているからだと思います。
非常に残念で寂しいのですが仕方がありません。
このTMC200はOrtofonがT4P出現とともの真っ先に市場に投入した力作です。
これ以降のOrtofon製T4Pはどんどんローコスト製品にシフトしていきます。
同じMCでも高出力タイプが主流になっていきましたが、音的にはどれも不満なものばかり
でした。それに比較してTMC200は音に厚みがあり、分解能も高くSL-10を良く研究している為、音のバランスが非常に良いと感じました。
真空管でこのTMC200を表現すると良質な直熱三極管みたいな感じです。
■価格 \62,000
■発電方式 MC型
■出力電圧 0.09mV(5cm/sec)
■針圧 最適1.25g
■再生周波数帯域 20-35,000Hz
■チャンネルセパレーション 25dB(1kHz)
■チャンネルバランス 1.5dB(1kHz)
■コンプライアンス 13μm/mN
■負荷抵抗 10Ω以上
■直流抵抗
■内部インピーダンス 3Ω(抵抗分)
■針先 ファインライン
■自重 6g
■交換針
■発売 1981年
■販売終了 1987年頃
■備考 価格は1981年頃のもの
プラグインコネクター方式採用