teamAA

teamAAの日記です。

最終話 【N1クラス決勝Aメインの真実】 ミニツカップ2006ファイナル

2007-05-03 00:30:55 | Weblog
※このブログは、ミクシィ内で公開済みの内容を、コピーして貼り付けています。

【前回のあらすじ】



ついに、ミニッツカップ2007開幕戦直前となりました。

本日、トントンランドへカップ前の最後の練習へ行きましたが、逆に不安要素が増えてしまいました・・・



モーターがぁ・・・タイヤがぁ・・・・



後は、持ち前の強運に期待したいと思います。



-----------------------------------------



前回、僕がどんな事を思い、ファイナルを戦ったか書きましたが、今回は前回書き忘れた補足と、アナウンスでは語られなかった真実のレース展開を書きたいと思います。



●N1クラス決勝Aメイン



決勝レース直前。

マシンをコースに置き、お立ち台に登ったところで、僕は2つの誤算に気が付きました。



一つ目は、【メガネを忘れてしまったこと】



僕は普段メガネはかけていないのですが、最近、レースの時にメガネをかけることがあります。

普段、メガネをかけていない為、メガネをしないほうが操縦しやすい時もあるのですが、この日に限って予選レースの時もメガネをかけていました。



そのメガネを忘れたことに、コースインしたときに思い出しました。

もちろん、取りに行っている暇はありません。

もし、この時間帯にドライバーをビデオ撮影している人がいたら、僕を見てみてください。

手で、メガネのゼスチャーをしている不審な行動が映っているはずですw



これは、観客席でビデオ撮影をしている友達に



【めがね忘れた~】



と、アピールしているところですw



そして2つ目の誤算。



これは僕の右となりのドライバー、チームメイトのA田選手のプロポが気になる程度に邪魔だったことです。



N1クラスは参加人数が少なかった為、予選の時は3人しかいませんでした。

その結果、僕の両隣は常に空席で、とても視界が良好でした。



しかし!

決勝になり操縦台がフルに埋まった結果、予選の時と景色ががらりと変わってしまいました。



僕とA田さんは共に、プロポを担ぐスタイル、

いわば【上段の構え】でプロポを持っています。



個人的には、一番カッコいい持ち方だと思っていますが、他の選手からすると、結構邪魔な持ち方に思われることがあります。



余談ですが、プロポの持ち方って人によってさまざまで、胸の付近で持つ【中段の構え】の人や、ベルトのあたりで持つ、【下段の構え】までいろいろな人がいますね。



個人的には、マイケルサルベン持ちを実現するスッティックユーザーに出現してもらいたい今日この頃です。



そして自分の事ついでで書いてしまいますが、僕は基本的にとても緊張するタイプなので、レースの時は緊張しない為にさまざまなノウハウを駆使します。



その中に、

【栄養ドリンクを飲まない】

【コーヒーを飲まない】

というノウハウがあるのですが、これは興奮させる作用のある飲み物を飲んでしまうと、普段以上に緊張して心拍数があがってしまうのを過去に経験した為、それ以来飲むのを控えるようにしていました。



しかし!今回はこれが逆効果になってしまったのです。



普段ならリラックスの為に、この判断は正しかったのですが、今回のファイナルに出場するにあたり、いろいろと疲れが溜まっていたようで、なんと決勝レース中にも頭がボーっとし集中力が途切れてしまうてしまう事態がありました。



この辺は、次回以降の課題になりました。





さて前置きが長くなりましたが、いよいよレースの解説です。



-----------------------------------------

各車スタート位置について、スタートです。



各車いいスタートを切りました!



・・・と、言いたいところですが、予選3番手のまてぃ選手のPTクルーザーのスタートが遅れました。

意図的だったのか、タイミングが遅れたのかはわかりませんが、後続に次々と抜かれ、まてぃ選手がスタートを切ったときには、すでに全車に抜かれ最下位になってしまいました。



しかし、4~6番手のマシンはなぜか安定せず、順位がめまぐるしく変わります。



2周目に入り、2番手だった麻婆選手のビートルがハイサイドで最下位に落ち2番手に4番手スタートのA田選手が浮上!

トップを追います。



その後を3番手に浮上したGoTenさんが追おうとしましたが、インフィールドでミス。

4番手の奥義選手、5番手のまてぃ選手も巻き込まれる形になりましたが、いち早く抜け出したまてぃ選手が3番手に返り咲きました。



その後数周そのままの順位でレースが進みます。

しかし!ラップタイムでは、3番手のまてぃ選手が一番速く、2番手のA田選手にグングン迫ります。



A田選手は、ミスの無いきれいなラインで走行を重ねているのですが、いかんせんマシンが遅い(汗)

スピードに勝るまてぃ選手に追いつかれ、ついに2番手の座を明け渡してしまいました・・・・



3番手に落ちたA田選手ですが、マシンの遅さはとどまる所を知りません!

今度は、4番手の奥義選手5番手のGoTen選手にロックオンされてしまいました!!



遅い・・・遅いぞ、黄色いR32!



しかし、GoTen選手がミスで脱落。

そして、後一歩のところまで追い詰めた、【南の横綱】奥義選手のインプレッサも、ストレートでまさかのハイサイド!



A田選手、粘りの走りでピンチを逃れました。





トップを独走するROSミニクーパか3番手のA田GT-Rまで等間隔で、何事も無く進むレース展開とは裏腹に、転倒に悩む5番手奥義インプレッサ&最下位麻婆ビートル。



熾烈な最下位争いを演じていたその時!5番手を走っていた奥義インプレッサが【左セクションのコース中央付近】で転倒!

その勢いでコースアウトしてしまいました。



そこを最下位だった麻婆ビートルが抜き去り、ついに最下位脱出!!!



と、思いきや!

なんと、コースマーシャルが何を勘違いしたのか、コースアウトした奥義選手のインプレッサを【右セクション】へ復帰させてしまいました。



その結果なんと!5番手を走っていた奥義選手が、コース復帰と同時に4番手に浮上と言う、奇妙な事態になってしまいました。



しかし奥義選手はこの後、後続2台が通過するまでレースに復帰せず、最下位になったのを確認してから走行を再開させていました。

すばらしい、フェアプレー精神ですね。

トップドライバーのお手本として、勉強をさせていただきました。



と、下位3台でこのような出来事があったとき、上位グループにも動きがありました。



快調に飛ばす上位2台のマシンが次々にハイサイド!

相変わらず、スピードは遅いながらも、ミス無く淡々と走り続けるA田さんが、2位に浮上しそのままの勢いで、トップのテールに張り付きます!

さらに転倒で3番手に落ちたまてぃ選手も、マシンのスピードの物を言わせ2番手のA田選手に張り付きます!



レース開始から2分30秒。

トップ3が大接近!!

序盤の山場がやってきました。



ちなみに、上位と下位の差が開いているようなレース展開ですが、意外にもこの時点ではまだまだ、全車同一ラップで走行中です。

しかし残念ながらこの後、一向に転倒癖が収まらない僕のマシンは、トップグループに捕まり、ついに周回遅れになってしまいました。

この時点で、
トップ ROSさん
2位 A田さん
3位 まてぃさん

の順番で走行していました。
しかし5分が経過したところで、アナウンスに異変が・・・

相変わらず順位は変わらない上位陣ですが、まてぃ選手が細かいミスをしてしまい、ジリジリと上位2台から遅れていきます。
A田選手はROS選手にピッタリついていっているのですが、アナウンス上ではなぜか、トップROSさんの車から2番手のマシンのタイム差がどんどん広がっていきます。

この時点では、2番手の選手をアナウンスしていなかったので、計測上では見た目以上にタイム差があるのかな?程度にしか感じていなかったのですが、ついにA田さんを襲った最悪の出来事が表面化してしまいました!

トップROS選手から、どう見ても3秒差圏内で2番手につけているA田さんがいるのにもかかわらず、

『現在トップは、赤いフラッグのROS選手。2番手との差は12秒。これはかなり開いてしまった!』

と言うアナウンスが!

そんなばかな!?

そう思っていると、続けてアナウンスで、

『2位が、現在黄色のフラッグのまてぃ選手。そして3位がグリーンのフラッグのA田選手。』

・・・・・違うよ・・・間違ってるよ!!!

2位は俺(A田選手)だよ~~~!!

きっとそんな気持ちだったに違いありません。


そしてレース終盤、トップを独走していたROS選手が周回遅れ直前のまてぃ選手に追いつき、インフィールドに入ろうとしたところ、2台がほぼ同じ場所で次々に転倒!転んだ場所の関係で、ROS選手が前に、まてぃ選手が周回遅れになってコースへ復帰。
そこへなんと!2番手のA田選手が猛追!
ROS選手とまてぃ選手の間に入り込みました!!

終盤に来て、トップ2台がテールトゥノーズになったのです!

本来ならば、会場騒然の大盛り上がりになるところなのですが、アナウンス上では、

『ROS選手全車をラップしてきました!』

なんて、悠長なことをいっています。

しかし会場の皆さんは、そんなアナウンスをよそに、状況をちゃんと把握していたようで、トップのROSさんにA田選手がピッタリつくと、

『光った車頑張れ~!』

と子供たちが応援していたと、レース後A田さんが話していました。

そしてレースのほうは、

必死で逃げるROSミニクーパ
淡々と追いかけるA田GT-R
周回遅れになりながらぴったりついていくまてぃPTクルーザー

と、3台の接近戦となりました。

しかし!
相変わらずスピードの遅いA田選手のマシン。
ROSさんには、じりじりと離され、3位のまてぃ選手には煽られてしまいます。

そんなスピード差が災いし、インフィールドで2位A田さんのマシンにまてぃさんのマシンが追いついてしまい、接触してしまいました。

上位のマシンに接触してしまったことに罪悪感を感じてしまったのか、一瞬ですがレース中だというのに、まてぃさんが転倒したA田選手のマシンを直そうとしていたそうです。

結局、マーシャルがA田選手のマシンを直しました。

そしてそして!
覚えてますか?前回の日記。
僕のマシンと接触してしまった京商スタッフの話を。
そうなんです。
この時のマーシャルこそ、その時のマーシャルだったんです。

いやぁ、なんだかつながってますねぇ。

この後は順位の変動も無く、淡々とレースが進みました。
途中、

『トップのROS選手、大きなミスも無くブッチギリの走りです!』

と、アナウンスがありましたが、

『おまえのアナウンスの間違いが、このレース最大のミスだよ~!』

そう言いたくなってしまう、にしおかすみこですw


このアナウンスミスによって、
【トップを追い詰めたA田選手のモチベーションが下がり】
【アナウンスを信じてA田さんが3位だと思い込みんで追い上げるモチベーションを失った麻婆】

など、かなりレースに影響を与えたと思います。

そして、レースが終了。

『優勝は全車をラップしてROS選手が優勝!2位にまてぃ選手。3位にA田選手。』

とアナウンスされましたが、レース終了直後アナウンスミスの当事者であるまてぃさんが、A田さんに、

『順位間違ってますよね?』

と声をかけ、スタッフに確認を求めました。

その結果、最終順位は、
優勝 ROSさn
2位 A田さん
3位 まてぃさん

と、なりました。

しかし・・・レース展開で、A田さんがROSさんを抜いてゴールしていたら、いったいどうなっていたことか・・・

計測器のトラブルだったのかどうか、理由はわかりませんが、次回からは、今回のようなミスが無いことを祈ります。

以上が僕の参戦した
ミニッツカップ2006
ファイナルチャンピオンシップ
N1クラス

でした。

そして・・・・・
僕の最後の仕事となったのは、N2クラスグランドファイナルのコースマーシャルだったのですが、正直僕はいい仕事しましたよ~!

N2クラスは、予選の時からずっとマーシャルをしていました。
エンツォはN1マシンに比べ転倒しにくいマシンではありますが、転倒した場合、起き上がる可能性は限りなく低いマシンです。
そんなマシンなので、

接触 = 即転倒

という、予選から非常にマーシャル泣かせなレースでした。

決勝では、トップ2台がテールトゥノーズになることが多く、気の抜けないマーシャルとなりました。

案の定、レース終盤でトップ2台が接触!
1台がひっくり返ってしまいました。

このひっくり返ってしまったマシンこそ、最終ラップでトップ逆転というドラマを演じたマシンだったのです。
ネット上などで公開されているN2クラスのビデオを見ていただくと確認できますが、この時の僕のマーシャルは、かなり神業です。

おそらく、今大会で僕の最高の仕事だったんじゃないかと思うほど、いい仕事をしています。

是非、確認してみてくださいね!w

ついでに、N2クラス決勝の感想ですが、客観的に見てマシンの動きとしては、3位に入ったいわたん選手のマシンが良く動いているように感じました。

そしてレース終盤は、周回遅れになった○谷選手のマシンがバカッ速でした。
周回遅れだった為、トップにラインを譲るんですが、譲った後トップのマシンを追い掛け回してしまうくらい速かったです。

この2人が、ららぽーと大会でいきなり激突するんですよね~。

楽しみです。

というわけで、9話にわたって書いてきた、
【ミニッツカップ2006ファイナル】
ですが、今回で終わりです。

ほんとはオープンクラスの感想や、F1クラスの感想も書きたかったのですが、ミニッツカップ2007が開幕ということで、時間切れです。

2007年シーズンも、ファイナルへ進出できるようにがんばります。

今シーズンも、2006年以上に盛り上がりましょう!!!

麻婆

第8話 【N1クラス決勝Aメイン】 ミニツカップ2006ファイナル

2007-05-01 19:23:14 | Weblog
※このブログは、ミクシィ内で公開済みの内容を、コピーして貼り付けています。

【前回のあらすじ】
ミニツカップ2007、関東予選が10日後に迫ってきました。
激戦が予想されたN1クラスですが、現役チャンプ【拳王ROS団長】が、衝撃のN2クラス転向!
さらに、昨年のディフェンディングチャンピオンA田選手も大会不参加を表明。
2006年トップ2が不参加と、やや盛り上がりに欠けるN1クラスとなるかと思われましたが、そこは2007年シーズン開幕戦。
新たな戦いが始まります。

まずは京商のお膝元、神奈川県勢。
拳王ROS団長が不在と言え、ROS団長の意思(セッティング)を継承した、【拳王親衛隊】が彩スピードから主力級をそろえて参戦するとの情報をキャッチしました。
そして中京から、先日のファイナルで見事ファイナル入りしたシンデレラボーイGoTenさんがついに関東予選殴り込みです!
関東からも、昨年のららぽーと大会2位通過の○岐選手が、2年連続の代表権獲得を目指しTONTONで修行していると言う情報が入っています。

4年連続でファイナルへ参加している僕ですが、関東予選に関しては、4回中2回B落ちを経験しています。
今年は、昨年Aメイン入りしたばら男爵に負けないよう、頑張ろうと思います。

-----------------------------------------

●N1クラスAメイン決勝 レース前

長かったミニッツカップ2006シーズンも、決勝を残すのみとなりました。
予選第3ヒートで予選2番手までジャンプアップし、

【この勢いに乗ってROSさんを追い越すか!】

と、そんな雰囲気も漂い始めた僕ですが、正直なところ、僕のミニツカップ2006シーズンはある意味この時点で完了していました。

いつもならば、常にチャンピオンを目指しモチベーションを上げていくところなのですが、今回に関しては、残念ながらROSさんに勝てる要素も勝つべき要素も全く見当たりませんでした。

まず、【勝つべき要素】
以前の日記にも書きましたが、僕はROSさんとウレタン走行会で一緒に走行する機会があったため、お互いのマシンのポテンシャルを把握していました。
僕のマシンは、ROSさんのマシンと比べ、スピードも燃費も劣っています。
今大会も、その差は埋まらず、スピードの面で負けていました。
その上、回頭性も悪く、ストレートでもコーナーでも勝負できない状態でした。

次に【勝つべき要素】
これは、僕とROSさんのどちらが勝者に相応しいかということです。
今大会、ROSさんは予選から圧倒的なパフォーマンスを魅せ、会場を魅了しました。
しかも電飾に彩られたそのマシンは、話題性抜群!
ROSさんのマシンを見てからAWDへ乗り換え、使う予定が無かった為、練習用のボディしか用意できなかった僕のマシンは、とても雑誌などに取材されるべきマシンではなかったのです。

それ以外にも、AWDの可能性に気がつかせてくれたROSさんに対し、すでに感謝の気持ちでいっぱいで、決勝で追い抜いてやる!という、闘争心が全く沸いてきませんでした。

決勝に参加するほかの選手を見ても、

【まてぃ選手】
昨年一身上の都合でファイナルをキャンセルした為、今回はリベンジに燃えている。

【A田選手】
ららぽーと大会で圧勝したミニッツカップルーキー。

【奥義選手】
優勝候補の筆頭と呼ばれながらも、ファイナルでは表彰台に登れない。

【GoTen選手】
ミニッツカップ初参加。
2日目から上り調子!勢いはNo1.

など、他の選手に比べ、どうしてもモチベーションを上げることができませんでした。


この時点で僕が思ったのは、

『無理な追い抜きなどはせず、ノーミスでたんたんと走らせ、他の人が自滅したなら抜こう。抜くチャンスが無かったら、諦めよう。』

こんな気持ちでした。

しかし、レース前の最後の見せ場は忘れていませんよ!


●決勝Aメイン開始!

ついに決勝レースです。
今大会、勝つ自信が全くなくなった僕にとって、最後の見せ場が、【選手紹介】です。

大勢の観客の前で名前を呼ばれ、注目を浴びながら登場する。

イベント系レースならではのお楽しみです。
僕は過去に、若い女の子の友達数名に応援に来てもらい、

『がんばって~!』

と黄色い声援を送ってもらうと言う、RC界ではあまり例の無い事など、演出にこだわってきました。

今回は正直、Aメインに残れる自信が無かったので、派手な演出は考えていなかったのですが、チームメイトのA田さんと念願のteamAA揃い踏みでのAメイン進出になったので、A田さん登場の時に、ハイタッチをすることが出来、満足しました。

と言うわけで、すでに満足感の漂う決勝です。

とは言いながら、僕のAWDビートル君は、予選2番手。
つまり、フロントローなんです。
予選1位のROSさんのAWDミニクーパもフロントロー。

ただでさえ加速性能のいいAWDが、揃ってフロントローなんです。
正直なところ、かなり気分は楽でした。

しかし、フロントロー2台がコンパクトカーって言うのは、客観的に見ている皆さんは、どんな印象をもったんでしょうか?
ほんと、ありえないですよw


前置きが長くなりましたが、いよいよ10分間のレース、スタートです!



ピ・ピ・ピ・・・・ポーン!

さあ、各車スタートいたしました!

予想通りうまい加速を見せたAWDの2台。
ROSさんがトップでオープニングラップを通過、僕も2位で続きます。

このままミス無く淡々と走ろうと思った2周目、突然僕の車がハイサイドをおこし転倒!
あっという間に最下位に転落してしまいました・・・・

最下位に落ちたとはいえ、レースは始まったばかり。
この後ミス無く走れば、まだまだ表彰台のチャンスはある。
と、気持ちを切り替え、とにかくあせらないよう自分に言い聞かせました。

その後も細かいミスをしてしまい、依然順位は最下位のままでしたが、なんとかトップと同一ラップで走行し、じっとチャンスを待ちます。

しかし、僕のマシンはなかなか安定した走りをすることが出来ず、ついにトップのROSさんに抜かれてしまいます。

ROSさんに抜かれた後、A田さんとまてぃさんの車にも抜かれ、表彰台が絶望的になりました・・・

しかし、それでも何があるかわからないのがレースなので、じっと我慢の走りを続けます。
すると、少しずつ安定した走りが出来るようになった僕は、順位を4位まで上げることができました。

そうしていると、先ほど僕を抜いていったまてぃさんのマシンが転倒してしまいました。
すかさず、まてぃさんのマシンを抜き同一ラップに返り咲きます。

『よし!まだチャンスは残されている。このまま我慢の走りだ!』

そう思い、たんたんと走らせていましたが、なにぶん僕は周回遅れの身。
自分の順位や、上位陣との差。後続との差が全くわからない状態で走らせていました。

そんな時、ようやく現在の順位がアナウンスされました。

それによると、
1位 ROSさん
2位 まてぃさん
3位 A田さん
4位 麻婆
5位 GoTenさん
6位 奥義さん

とのことでした。

【僕の前を走っているのはA田さんなんだ・・・
てっきり、まてぃさんだと思っていたのに。】

A田さんはチームメイトなので、一緒に表彰台に上りたいとは思いましたが、チームメイトを抜いてまで、表彰台に登りたいという気にはなれなかったので、かなりモチベーションが下がってしまいました。

そんな気持ちで走行していたその時です!

転倒したマシンを直しにコースに入っていたマーシャル(京商スタッフ)が、マシンを直した後コース外に出ようとした時、周りを良く確認していなかったようで、なんと僕のマシンの走行ライン上を歩いてきたのです!!!

マーシャルの予期せぬ動きによける暇も無かった僕の車は、マーシャルの足にそのまま衝突!
すぐ後ろを走っていた、奥義選手のマシンがさらに激突!
そしてそして、バランスを失いふらふらしていた僕のマシンにTOPのROSさんのマシンが接触!

幸い、ROSさんのマシンは大きなロスも無くトップを守ったまま走り抜けたので良かったですが、あやうくレースが壊れるところでした。

この後、僕の前を走る奥義選手が、勘違いから僕に道を譲り、僕もなぜ譲ってくれるのかわからないまま、奥義選手を抜くなんてこともありました。

いづれにしても、この出来事でただでさえよくわからなかった僕の順位が、さっぱりわからなくなり、10分が終了。

アナウンスから、優勝は全車をラップしてROSさんが優勝!
2位にまてぃさん。
3位にA田さんが入ったと聞きました。

しかし・・・・・
今回のアナウンスは、相変わらずダメ実況だったのでした・・・

次回は、
【アナウンスを信用してはいけない!本当の決勝Aメイン】
を書きたいと思います。

いや、ホントひどい実況だったんです・・・

ちなみに、僕の車の進路をふさいだ京商スタッフさんですが、レース後すぐに謝りに来てくれました。
わざとと言うわけではないですし、

『あ、大丈夫ですよw』

と、笑顔で答えました。

とはいえ・・・
トップ争いのマシンだったら、洒落にならない出来事ですよね~。
自分も気をつけないと。

第7話 【N1クラス選手紹介】 ミニツカップ2006ファイナル

2007-04-30 23:32:56 | Weblog
※このブログは、ミクシィ内で公開済みの内容を、コピーして貼り付けています。

【前回までのあらすじ】

先週の土曜日に、浅草ROXで行われたタミヤGPに参加してきました。
参加クラスは、【ミニスポーツクラス】。
Mシャシー&カーペットコースの組み合わせは、僕の得意カテゴリーなので、レース参戦にあたり【根拠の無い自信】がありました。
しかし、レース当日直前にミニツカップ関東予選が1ヵ月後に決まったことを知り、資金的な問題で、今回のタミグラには、【中古タイヤ】【中古モーター】で参加することになりました。
ミニスポーツクラスとしては、非常に参加人数の多い79名の参加となりましたが、僕のマシンは絶好調!
2003年のツインメッセの時から放置状態だったマシンとは思えない走りを見せ、予選をトップで通過します。
決勝は、お皿に乗るなど細かいミスを繰り返した結果3位。
優勝は、関東支部さんが持っていきました。

いやあ、タミグラも面白いですね♪

レースのもようは、ミニッツカップの話が終わったら、掲載します。


-----------------------------------------

●N1クラスグランドファイナル

いよいよグランドファイナルに進出した6名が決まりました。
レースレポートの前に、選手の紹介をしたいと思います。

なお選手の紹介は、僕が持っている情報&主観に基いて書いていますので、実際とは異なることがあると思いますが、ご了承ください。(むしろ、脚色している場合もありますのでw)

【NAクラス グランドファイナル進出選手】
TQ ROSさん   AWDミニクーパ
2位 麻婆      AWDビートル
3位 まてぃさん   PTクルーザー
4位 A田さん    R32 GT-R
5位 奥義さん    インプレッサ
6位 GoTenさん バイパー


●TQ ROSさん:AWDミニクーパ

今大会の注目度No1となった、電飾ミニクーパを駆るROS選手。

超有名サイト【ROS-SPEED】の管理人としても有名。

ミニッツカップファイナル2004~2005へ参加していなかったため、ミニッツカップの選手としては忘れられた感がありますが、何を隠そう2002年11月に開催された、【第1回ミニッツカップ関東予選】のGT500クラス(現オープンクラス)の優勝者なのです!
(この時のレースはミニッツ初の公式レースだったので、予選と言えども、現在のファイナルに近い盛り上がりがありました。)

しかも、そのシーズンのファイナルでは、すでに登場していた【MR02MM&エンツォフェラーリ】を相手に、【MR01&モデナ】で、総合2位に入る脅威の走りを魅せました。

翌年からナロークラスに転向しましたが、京商のレギュのあいまいさから、カップからは少し離れていたようでした。

しかし今シーズンの開幕戦ららぽーと大会に、AWDで登場したROSさんは、観客をあっといわせる魅力的な走りで、3位通過!
3年ぶりに、ROS団長がファイナルへ帰ってきたのです。


●2位 麻婆:AWDビートル

※過去の日記参照


●3位 まてぃさん:PTクルーザー

R.P.Kの誇る、N1クラス2強の1人。
昨年は、事情によりファイナルに参加することが出来なかったが横浜で行われた予選では、麻婆&奥義選手などをおさえTQを獲得した。

この時の予選では、立ち位置が同じだった1ヒート目暫定1位の僕に対し、

まてぃ:『立ち位置が同じだったので、絶対(麻婆より)上の順位になろうと思った!』

と、闘志あふれるコメントをしていました。

しかし、初日の夜に行われたオフ会では、

まてぃ:『福岡大会の頃は絶好調だったんだけど、今年に入ってから調子がよくないんですよ・・・』

と、2年前からは考えられないほどの弱気な発言をしていました。

レース直前も、

まてぃ:『今回は、立ち位置が選べないと思ったので、他の人が選らば無そうな場所を予選から使ってたんですよ・・・』

こんな発言をしていました。

ちなみに、今回使用している【PTクルーザー】は、走行特性で選んでいるのではなく、【実車が好きだから】という理由で使用しているそうです。

まてぃ:『ホントは実車を買いたかったんですが、残念ながら買えなかったので、ミニッツカップで使用しているんです。』

そう話していました。
他にも、まてぃさんのボディ選びの基準として、

【奥義さんが使用しているボディ】は使わない。
【他の人が使っていそうなボディ】も使わない。

といった、ポリシーがあるそうです。

2004年のミニッツカップー1ナロークラス3位入賞に続き、今回も上位を狙います!



●4位 A田さん:R32 GT-R

ミニッツ界では、無名のA田選手。
千葉ららぽーとで開催された2006年開幕戦で、2位に2ラップもの大差をつけ、圧倒的なパフォーマンスを見せた事により一気に注目されたルーキー。

その正体は、RCスポーツ誌で、【ザ・ピットテーブル】にも登場した、タミヤ車使いのエキスパートドライバー。
ちなみに、teamAA(麻婆のチームメイト)

メインカテゴリーがタミヤツーリングの為、ミニッツにはさほど力は入れていない物の、走行テクニックに関しては参加選手中No1だと、僕は思っています。

調子の方ですが、初日は変態路面に苦しみセティングが出なかったようですが、2日目に入り路面が安定してきたのか、朝一の練習走行終了時点で、

『OKOK!行けます!』

と、自信のコメントが飛び出しました。


●5位 奥義さん:インプレッサ

【南の横綱】の異名を持ち、今大会の優勝候補No1と言われていた奥義選手。

名古屋大会では、2位以下に圧倒的な大差をつけ、別次元の走りで優勝。
昨年の横浜予選でもトップ通過をしており、その実力は誰もが認めるところ。

しかし!意外にも、ファイナルでは未だ表彰台に登っていないというジンクスを持つ。

関東支部さんの話では、

『レース中にお酒を飲まなければ、普通に優勝できるんですけどね~』

との事だったので、奥義さんにお酒のことを聞いてみると、

『う~ん、飲まないと走れないんだよね~。』

とのこと。
今大会、初日が終わった段階では、

『ん~、調子はまずまずかな。(^^)v』

と、話していた奥義さんでしたが、予選が終わってみれば、昨年だったらB落ちの予選5位。

ファイナルの路面に相性が悪いのか、今年も苦戦をしている様子です。

ちなみに奥義選手は、決勝レースの前にコースに一礼してから入る、武士道精神を持った侍です。


●6位 GoTenさん:バイパー

勝ち上がりレースを勝ちぬいて、グランドファイナル最後の切符を手に入れたのは、名古屋から参戦のGoTenさん。

ミニッツ暦こそ1年ほどですが、過去にはEP~GPバギーまであらゆるカテゴリーで活躍した経験豊富なドライバーです。

前日の飲み会では、

『はぁ~HG50でも転ぶんですよ・・・・どうしたらいいんですかぁ!?(涙)』

と、泣きが入っていたGoTen選手でしたが、2日目に入ってからは、ギャンブルで投入したタイヤが大当たり!

気持ちも走りも見違えるように変わり、勝ち上がりレースでは、変態路面に苦しむ他の選手をよそに、安定した走りを魅せ独走!
6番グリッドからの、自信の追い上げを狙っています。


以上、6名の選手が10分間のレースを戦います。

各選手の思惑は?
そして、ファイナル名物、選手殺しのアナウンスの餌食になった選手はいったい誰なのか?

次回、【N1クラス決勝Aメイン】をお楽しみに。


-------------------------------------------
【あとがき】

ミニツカップ2006のレポートが終わらないというのに、ミニッツカップ2007が早くも始まってしまいました。

僕は今シーズンもN1クラスに参加します。

N1クラス関東予選ですが、今年は例年以上の激戦が予想されます。

有力選手は、
チームROS SPEEDから
ROS団長(N1現役チャンピオン)

NSMさん(元GT300クラスチャンピオン)
ディノさん(ミニッツカップ2007コンデレ受賞)
サボテンやさん(ミニッツカップ2005ファイナリスト)

上記のメンバーも参加表明しているわけではないので予想にすぎませんが僕の予想では、サトケン選手がN1に乗り換えてくるのではないかと思っていますし、来てくれると面白くなりますね!

他にも彩スピードから、N1参加者が大量にエントリーされているとの噂もあり、Aメイン進出すら厳しい状況になってきました。

正直、ノーマルモーターに変わったのは、僕にとってはマイナスですが、ファイナルでの経験を活かし、今年はららぽーと大会で代表権を獲れる様にがんばります!


第6話 【麻婆復活!】 ミニツカップ2006ファイナル

2007-04-26 22:15:34 | Weblog
※このブログは、ミクシィ内で公開済みの内容を、コピーして貼り付けています。

【前回までのあらすじ】

015のセッティングに白旗を揚げた麻婆は、別次元の走りを魅せる【ROSミニクーパ(AWD)】の走りに感化され、AWDへのマシンチェンジを決意した。

初日終了後のオフ会参加となっていた麻婆に残されていたのは、深夜の【北千住~桜木町】往復という過酷な選択だった。

しかし、ファイナル前にROSさんと練習する機会のあった麻婆には、AWDへのマシンチェンジに勝算があった。

本来AWDでの出場を考えていた麻婆だったが、直前に遠征した修羅の国での壮絶なる2日間で、AWDでの出場を断念し、015での参加を決めたのであった・・・

ミニッツカップ2006ファイナル2日目。
ついに、麻婆のAWDが復活する・・・。

-------------------------------------

え~、回想シーンが続きましたので、今回はまじめに前回までのあらすじを書いてみました。
今回からいよいよ、ファイナル最終日のお話です。


●2月26日(日)

7時に朝食を済ませた僕でしたが、チームメイトのA田さんとの待ち合わせの関係で、会場に到着したのは8時半頃になってしまいました。

会場は、ほとんどの選手がすでに到着していて、ピットは満席状態。
いつもは、関東勢の集まっている場所にピットを取っていたのですが、今回は関東勢付近に空席がありませんでした。

ようやく見つけた席でピットの設置を始めました。
隣の席の方は面識の無い方で、見た感じラジコンをしている雰囲気を感じさせないイケメンのお兄さん。

『あちゃぁ・・・遅れてきて、こんな派手で怪しいピットを設置して、嫌悪感もたれたらどうしよう(汗)邪魔になってないかなぁ(滝汗)』

と、内心ビクビクしていたのですが、そんな不安とは裏腹に、気さくに声をかけていただきました。
僕のピットにある、怪しげな物に不信感を抱くことも無く、むしろ好意的に興味を持っていただいたその方は、後にマイミクさんになっていただいた、【すなっくふみ店主】さんでした。
【すなっくふみ店主】さんは、僕のAWDにとっても興味を持っていただき、いろいろと質問をされました。
その時は、社交辞令かな?とも思ったのですが、ファイナル終了後すぐにAWDを購入し、mixiで毎日のようにAWDのことが話題になっているのにビックリしてしまいました。
現在すなっくふみ店主さんの地元では、AWDが流行っているらしく、2007年シーズンのN1クラス北海道大会は、恐ろしい激戦区になるかもしれないですね。

そして、もう一人僕に声をかけてくれた人がいました。
その人は、細身で見た感じバンド活動をしているような雰囲気の方で、僕の好きなファッションだったので、前日から気になっている存在でした。
参加クラスも違い面識も無い方でしたが、僕にとって驚きべきお話をしてくれました。
その話とは・・・

『このパンツ、名古屋大会で麻婆さんが履いているのを見て、僕も買ったんですよ!』
※【細身で足の部分にベルトが付いているパンツ】

いやあ、ファッションの参考にしたいと思っていた方の服装が、まさか僕の影響を受けてくださっていたなんて、恐縮してしまいます。

その方とはオープンクラスの【庵奈】さんなのですが、庵奈さんとは、このときから【チーム勝負パンツ】という、固い絆で結ばれています。
同士求む!w


そして僕の左斜め前には、スクスクで知り合い、昨日のオフ会で語り合った、GoTenさんがいる配置になりました。
昨日のオフ会では全くセットが出ないマシンに悩み、今日は勝負タイヤでギャンブルに出ると宣言していました。
この時点で、僕は11人中8位。
GoTenさんは10位。
お互い巻き返しを狙います。


 ~ 練習走行 ~

いよいよ2日目の火蓋が切って落とされました。
前日に引き続き僕は第3ヒートのため、1~2ヒート目の様子を見ることが出来ました。

第1ヒート終了後のA田さんに、

麻婆:『どんな感じですか?』

と、声をかけたところ、

A田:『OKOK!かなり路面が良くなってますよ。』

とのこと。
しかし、第1ヒートを見ていた観客からは、

『路面グリップあがってきたみたいだね~。ROSさんのAWDが転ぶようになってきちゃったよ。』

と、僕を不安にさせる感想を言っていました。

それらを踏まえ、いよいよ僕の挑戦が始まりました。
僕の挑戦の模様は、下記のようになりました。

-------------------------------------------

麻婆:『さあ出番だな。麻婆いきま~す!』

麻婆:『これがAWD?
    基本動作はコンピューターがやってくれるのか。
    親父が熱中するわけだ。』

AWDを走行させる麻婆にすごい勢いで迫るマシンがあった。

麻婆:『なんだ、あの速さは。ジオン軍の仕業だな。
    奴だ、奴がきたんだ!
    【北のカリスマ】けんちゃんだ!』

けんちゃん:『見せてもらおうか。
       関東のサプライズマシンの実力を。』

麻婆:『って、言っている様な気がする。』

麻婆:『くそぉ、何か武器は無いのか?
    はっ!これはビームサーベル。
    ようし、うまくコクピットを狙えるのか?』

麻婆:『なんだ、このスピードは。
    ダメだついていけない・・・・』

麻婆:『マチルダさーん。(T-T)』

-----------------------------------------

というわけで、AWDへの乗り換えは大成功!
昨日まで苦痛でしかなかったマシンが、コントロールできるマシンに変わりました!

ROSさんのマシンに比べ、スピードの遅さと回頭性の悪さは課題として残った物の、走ってて楽しいマシンに変わった事に大感激。

一気に面白くなってきました!


 ~25日予選1回目~

予選も残すところ後2回となりました。
操作性は劇的に向上したものの、速さと言う点ではまだまだ課題が山積みです。
現在予選8位の僕は、ここで失敗すると後がなくなります。

レース直前まで悩みましたが、関東支部さんのアドバイスを参考に練習走行とは違うセットで予選に挑みます。

僕のマシンは、AWD【ビートル】
いよいよ運命のスタートです!

スタートシグナルと同時に飛び出した僕ですが、AWDだと言うのに、加速が015と互角!
1コーナーを制したのは、くらっしゃ~Tさんでした。

しかしインフィールドでミスったところで僕がトップに立ちます。

オープニングラップを制した僕を、【北のカリスマ】けんちゃんが、ものすごい勢いで追ってきます。
ラップタイムも、N1クラストップクラスの12秒台。
僕のマシンは、安定感はあるものの、13秒を切ることができず、その差はどんどん詰まります。

しかし、追いついてはミスを繰り返すけんちゃんを、必死の思いで振り切った僕は、久々のヒートトップゴール!

この時点でなんと、総合2位に浮上いたしました!!!

待ちに待った、麻婆復活の日がやって来ました!


 ~予選最終ヒート~

いよいよこのヒートで予選の結果が決まります。
現在の予選ボーダーラインはこのようになっています。

1位 ROSさん(ミニクーパAWD)
2位 麻婆(ビートルAWD)
3位 まてぃさん(PTクルーザー)
4位 A田さん(R32)
5位 奥義さん(インプレッサ)
-------------------------------
6位 けんちゃん(バイパー)


2位から6位くらいまでは2秒ほどの僅差となっていて、僕は2位とはいえ全く余裕の無い状態。

【予選第1組】
タイヤチョイスを失敗したROSさんが、転がりまくりで脱落。
逆に、順調に調子を伸ばしてきた、ららぽーと大会1位通過のA田選手がトップゴール!
しかしタイムアップ無く終了。

※ROSさんのマシンが転倒するようになり、路面グリップがあがってきた影響でAWDがつらくなってきたと思われた方も多かったと思います。
しかし!実は、このヒート、手持ちに小径のタイヤが無いと話していたROSさんに僕の手持ちのタイヤを貸したところ、そのタイヤがダメタイヤだったらしく、マシンのバランスを崩してしまったと言う裏話があります。
その節は、申し訳ありませんでした。

【予選第2組】
奥義選手とまてぃ選手の2強対決となった激戦ヒートでしたが、この最終ヒートでは2強を抑えたGoTenさんがトップゴール!
予選5位までに入るタイムこそ出せませんでしたが、確かな手ごたえを残すヒートとなりました。

【予選第3組】
この時点で予選2位の僕は、Aメインが確定しました!
僕は最後の予選を、セッティングに費やすことが出来る状況になりました。

しかし、けんちゃんとくらっしゃ~Tさんは現状Bメインのタイムの為、この最後のチャンスをものにするしかありません。


そして運命のスタートです。

序盤トップに立った僕でしたが、ミスを連発しけんちゃんにトップを奪われます。

けんちゃんの最後の予選を邪魔しないよう、ある程度間隔を保ちつつ走行していましたが、けんちゃんが悪夢の転倒!

この隙にトップに返り咲いた僕でしたが、決勝に備えいろいろな走りを試すうちに、ミスを連発。

結果、このヒートはけんちゃんがトップゴールを果たしますがタイムアップが出来ず、けんちゃんは無念のB
落ちとなりました・・・



 ~N1クラス Bメイン~

今年から勝ち上がりが1名と、限りなく狭き門となった決勝セミファイナル。
昨年のファイナリスト長○川さん。
圧倒的な速さがありながら、いまひとつ実力を発揮できないけんちゃん。
昨日のぜっ不調がウソのように、波に乗ってきたGoTenさんなど、Bメインとはいえ、ハイレベルなメンバーが集まりました。

どの選手も頑張って欲しいところですが、僕は【けんちゃん】を応援していました。
今回のカップで現役を退くと明言していたけんちゃんに、是非とも僕や奥義さんの待つグランドファイナルまで上がってきて欲しかったからです。

しかし・・・・
神は、けんちゃんに試練を与えました。
Bメインポールスタートだったけんちゃんでしたが、序盤にミスを連発してしまい、早々に戦線離脱。

3番手スタートのGoTenさんが、調子のよさをAメインのメンバーに見せ付ける、すばらしい走りで見事勝ち上がりを決めました。


この結果、N1クラスグランドファイナル進出者は、

TQ ROSさん   AWDミニクーパ
2位 麻婆      AWDビートル
3位 まてぃさん   PTクルーザー
4位 A田さん    R32 GT-R
5位 奥義さん    インプレッサ
6位 GoTenさん バイパー

となりました。
なんと全員違うマシンです!
N2やオープンクラスがエンツォワンメイクとなっていると言うのに、ここまでばらばらになると、すばらしいですね!

しかもフロントローは、AWDの【ミニクーパ】と【ビートル】です!

いったい、誰がこんなことを予想できたでしょうか!?

ただでさえ、加速性能のいいAWDがフロントロー独占!

N1クラスグランドファイナルは、誰も予想しなかった展開を迎えることになりました。


つづく

-----------------------------------------
【次回予告】
いよいよ架橋を迎え始めた、ミニッツカップファイナルですが、次回は決勝Aメインのお話をしたいと思います。

それにしても、各クラスの予選・・・
すべてにドラマがありましたね。


話は変わりますが、僕のピットで一番人気があったのは、画像に載せた【キティちゃん、おでん缶】でした。
東京土産に是非!

第5話 【修羅の国編 その2】 ミニツカップ2006ファイナル

2007-04-20 23:39:17 | Weblog
【前回のあらすじ】

1週間のご無沙汰でした。
前回の日記で、『週間麻婆』なんてカキコがあったのをいいことに、ホントに1週間間をあけてしまいましたw

この1週間の間にARSのレースに参加し、気持ちよく惨敗して来ましたが、いろいろ解明したこともありました。

僕のAWDの秘密 & 麻婆はなぜ015で苦戦したのか?
は第6話あたりでお話できればいいなと思ってますw

-------------------------------------

大阪遠征初日を終えた僕でしたが、MARU選手の登場により更なる迷宮にはまりこんでしまいました。

翌日は今回の遠征のメインイベント

『スクスク2007定例第1戦』

への参加となっています。



修羅の国のレースに参加する・・・・・


大阪に行く相談をしていたとき、48年会幹事さんから、

『修羅の国にはカップには参加していない【名も無き修羅】や【ナロースペシャリスト】が、沢山いますよ。』

と言われた後、

『あ、せっかく麻婆さんが来るんですから、みんなに召集かけておきますね~♪』

と、恐ろしいお膳たてを約束してくれました。(汗)


気分はまさに、

【北斗の拳で単身修羅の国に渡り、名も無き修羅にコテンパンにされてしまった、仁星のシュウ】

そのものです。


困ったことに僕は、ミニッツカップのような注目度の高いレースでは【実力以上の結果】を出すことが多い為、普段の僕を知らなければ知らないほど、【上級者】だと思われている節があります。

本来の僕は、モーターやアルミパーツを【タッピングビス】で閉めこむミスをいまだにやってしまう、困ったちゃんなのですが・・・


『とりあえず、出きる限りメッキが剥がれないよう取り繕う。』

これが今回のテーマとなったのは、内緒ですw


と言う訳で遠征2日目も、【48年会幹事】さんの好意に甘えっぱなしで、スクスクまで送ってもらうことになりました。

僕は関西の選手の事は、全体まとめて【速い人達】と認識しているのですが、顔や名前がほとんどわからない状態です。

48年会幹事さんは第2回大会で優勝したこともあり、とても印象深く覚えていたのですが・・・

そんな僕と車の移動中、48年会幹事さんの口から2人の方の名前が非常に多く出てきました。

その2人とは、【魁龍】さんと、【2.G.K.S】さんの2人です。

この後、この2人の走りを目の当たりにすることになるのですが、現在僕の中ではこの2人と48年会幹事さんの3人を、

【修羅の国の3人の羅将】

と位置つけています。


そんな話をしながら、ついに僕は修羅の国へ到着しました!

うわさに聞いた伝説の地【スクワット】

このサーキットは、不思議な造りになっていました。
【コース】、【ピット】、【ショップ(事務所)】、が別々の部屋に分かれていて、各部屋に行く為には、屋外に出ないといけない構造になっています。

そんな不思議の国のスクワットですが、ピットエリアもランク分けがあるようです。

【VIPルーム】と呼ばれる、選ばれた者のみが使用できる、ソファー式ピットテーブル。
※すわり心地は悪くない物の、作業効率は悪いという話もw

僕が使用を許されたのは、1階の【戦国ピットエリア】です。
そのエリアは、
【入った瞬間から戦いが始まっている】
と言う、まさに修羅の国ならではのピットエリアでした。

寒さに耐え、情報戦を制す。

48年会幹事さんに、
『麻婆さん、厳しい環境で頑張ってください。』
と、放り込まれたわけです。


このピットスペースですが、隣の席にはミニッツF1クラス2連覇中の【皇帝AM】さん。
後ろの席には、のび太さんが座っていました。

スクスクのレース中は、この2人に大変お世話になりました。
全く勝手がわからない僕の質問に、丁寧に答えていただき、ホント助かりました。


レースは午後からと言うことで、午前中は練習走行をすることが出来ました。
スクワットのウレタンコースは【変態路面】と呼ばれています。

路面グリップが悪いと言うことで、まずはAWDから走行を始めました。
昨日の【ラジ天】のウレタンコースでは、グリップが高すぎて思うように走れませんでしたが、グリップが低いと言うことであればAWDでもセットが出ると思ったからです。

しかし残念ながら僕のAWDは調子が悪く、まっすぐ走りません。
タイヤやボディを替え、いろいろ試してみましたが、レースの時間がなくなってしまうとあせった僕は、015へチェンジしました。


015へ乗り換え、走行を開始したところ、先ほどのAWDより楽に走行できるようになりました。
しかし、安定した走行が出来ません。

そこでいったん走行をやめ、他の選手の走りを見ることにしました。

どの選手もいい走りをしていたのですが、僕が注目したのはAMさんのハチロクでした。
パッと見た感じのスピードはあまり速くないのですが、とてもラインがきれいで丁寧な走りが印象的でした。

AMさんの走りを参考に練習を再開したところ、かなり安定して走れるようになりました。
どうも僕は、握りすぎていたようです。(汗)

それにしても、このサーキットの人は、噂にたがわず修羅だらけです。
すごくうまい人や、めちゃくちゃうまい人しか見当たりません・・・


そんな訳で、レースのお話へ移ります。

スクスクのレースは3クラス。
【GT300(N1)】
【GT500(オープン?)】
【F-1】

僕はGT300クラスへエントリーです。


GT300クラスのエントリーは13人。
昨年のファイナリストのび太さんや長○川さん。
ミニッツカップ優勝経験者48年会幹事さん、2.G.K.Sさん、AMさん。
名古屋から遠征されたGotenさんなど、ファイナルを思わせるようなメンバーが集まりました。


●予選1ヒート

僕のヒートの注目ドライバーは、【2.G.K.S】さん。

第3回ミニッツカップのN2クラスチャンピオンです。

カップでは、N2(第3回)やオープンクラス(第4回)に参加しているため、【エンツォの人】と思われがちですが、本人曰く【本職はN1】との事。

練習のときからその速さは別格で、予選第1ヒート暫定ポールを獲得しました。

僕は、かなりミスの多い走りで、ヒートで3位くらいだったと思いますが、他のヒートの選手の調子が悪いようで、全体で4位くらいだったとおもいます。


●予選2ヒート

予選第1ヒートでそれなりのポジションに残れたので、

『よし!ギリギリ面目は保ってるw』

と、少し余裕が出てきました。

僕のマシンは、上位の選手に比べかなり曲がっていない感じでしたが、とりあえず転びにくいセットに落ち着いています。

このマシンが、功を奏します。

予選第1ヒートで、圧倒的な速さを魅せた、【2.G.K.S】さんでしたが、このヒートではハイサイドの連発で大苦戦です。
逆に僕のマシンは、だましだまし走り、このヒートトップゴール。
なんと、予選2番手のタイムを出すことが出来ました!

もう、大満足です♪

これで、決勝レース直前にトラブル発生でリタイヤなどの演出をすれば、ぼろを出さずに東京へ帰れますw
【予選2位】

いやぁ、いいお土産が出来ましたw

●決勝レース

え~・・・・結果から書くと4位でした。
6位は、マシントラブルで出走できなかったのび太さん。
5位は、途中でアンテナが折れノーコンに苦しんだAMさん。

4位の僕はこんなエピソードが・・・

2番手からスタートした僕でしたが、レース序盤は派手なクラッシュをしてマシンが動かなくなりました。
どうも、ボディが外れたようです。

そんな僕のマシンを、一番近くにいたマーシャルが拾ってくれました。
ボディが外れただけなので、直すのは簡単なはずだったのですが、ここで僕は洗礼を受けることになりました!

実は僕のマシンを拾ったのは、【スクワットの社長】だったのですが、聞いたところによると社長はマシンにあまり詳しくないらしく、僕のマシンを持ったまま直すことが出来ず、ただ時間が過ぎていったんです。

それに気がついた、他のマーシャルの方が僕のマシンを復帰させてくれたのですが、時すでに遅し。
上位争いからは、すっかり遅れてしまいました。

この現象を【プレジデント マーシャル】といい、スクsクでは、伝説となっている洗礼らしく、48年会幹事さんにいたっては、F1を踏まれる惨劇まであったと聞いています・・・

ある意味、いい経験をさせていただきましたw

レースのほうは、【2.G.K.S】さんの圧勝!
48年会幹事さんも、後半からだんだん調子を取り戻し、3位でした。

それにしても、、【2.G.K.S】さんのマシンも、【48年会幹事さんのマシンも、良く曲がっていました。

あの速さには、ついていけません。
プレジデントマーシャルと言う言い訳が出来て、ある意味ラッキーでしたw

●GT500クラス

GT500クラスでは、【魁龍】さんが、圧倒的な安定感で優勝しました。

他の選手が全く思い通りに走れない中、一人別次元の安定性を見せた、【魁龍】選手の走りはとても印象的でした。


●F-1クラス。

F-1クラスで僕の印象に残ったのは、KAZU選手のF-1でした。

実は僕は、2007年のシーズンからF-1クラスへ移籍しようと思っていたのですが、KAZUさんの走りを見て断念しました。
あの走りは僕には無理です(汗)

しかし、決勝レースをリードしたのは、GT500クラスで優勝した、【魁龍】さんでした。

速さの面では圧倒的に、KAZU選手のマシンのほうが速く、【魁龍】さんのマシンは、真っ直ぐ走らせるのも困難な感じでした。

しかし【魁龍】さんは、我慢の走りで、ミスを最小限に抑えて走行。
速さで勝るKAZU選手でしたが、大事なところでミスが出て、なかなかトップを捉えることが出来ません。

最終ラップでついに逆転し、KAZU選手が優勝しましたが、【魁龍】さんの走りは、すごかったです。

皇帝AMさんは、変態路面に苦しみいまひとつのようでした。


この後、表彰式の時、KAZAさんやGotenさんと、お話しする事ができ、ファイナルでの再会が楽しみになりました。



~ 帰宅 ~

充実した修羅の国遠征も、ついに終わりを迎えることになりました。

帰りも、48年会幹事さんに、甘えることになりました。
ほんとこの2日間、甘えっぱなしです。

48年会幹事さんの好意で、新大阪駅まで送っていただけることになったのですが、その途中本場の【たこ焼き】をご馳走になりました。

安くてうまい。
ちくしょ~。やっぱり本場だ~。
東京に来てもらった時は、どこへ案内すればいいのだろう?
秋葉原くらいしか思いつきません・・・(汗)

さて新大阪までの送迎ですが、、【2.G.K.S】さんも一緒に来てくれることになりました。

実はこの車に乗っている3人には、ある共通点があります。
それは・・・
そうです、3人ともミニッツカップ優勝経験者なんです。

当時日本に10人しかいない優勝経験者のうち3人が乗合わした車内。

ものすごい、チャンピオン密集地でしたw

この後、新大阪駅でお茶をする時間があったのですが、その時、【2.G.K.S】さんと意気統合することになりました。

【2.G.K.S】さん、あなたこそ【3人目のチームAA】です。
再会できる日を楽しみにしています!


とても充実した修羅の国遠征でした。

今回の遠征でお世話になった皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

そして48年会幹事さん。
あなたは本当の強敵(とも)です!
ありがとうございました。



【次回予告】

そんなことがありまして、015の速さを見せ付けられた僕はAWDを諦め、
【ラジ天】で魅せてもらったMARU選手のマシン、
【スクスク】で見せてもらった、48年会幹事さんのマシン、2.G.K.Sさんのマシンを参考に、015でファイナルへ参加する方向へ心が動いてしまったわけなんです。

いよいよ次回は、本編に復帰です。

一度は諦めたAWDをファイナル2日目にいきなり投入した、結果はいかに!?


次回【麻婆復活!】をお楽しみに!

来週も、サービス、サービス♪

第4話 【修羅の国編】 ミニツカップ2006ファイナル

2007-04-13 23:37:42 | Weblog
【前回のあらすじ】

~teamAA誕生秘話~

麻婆 『A田さん、僕とユニットを組みませんか!』


タミヤワールドチャンピオン決定戦2003に出場を果たしたA田選手(GTクラス)と麻婆選手(ミニスポーツクラス)。

当時RTペガサス(麻婆)、海老戦車R(A田)という別のチームで活動していた2人だったが、ひょんなことからARSで行われた耐久レースでチームメイトとして参加。(ちなみにチーム名は神田組)

ミニッツをRCの練習にしようとしていたA田さんのサポート役の麻婆。
休業中だった麻婆の1/10復帰のお手伝いをしてくれたA田さん。

こうして始まった、新ユニット。
ユニットを組むにあたって、特に大事だったのは【ユニット(チーム)名】。

二人の頭文字から【teamAA】というチーム名を、麻婆が決めた。

A田 『ダブルエースって読むんですか?』

麻婆 『違いますよ。【だぶるえー】ですよ。ダブルエースじゃあ、頭文字Dみたいじゃないですか!』

teamAA結成後、
・RCスポーツ企画【ザ・ピットテーブル】に2人とも登場。
・ミニッツカップ2006 N1クラスAメイン2人とも進出。

など快進撃を続けているが、【チームAA(だぶるえー)】の元ネタが、辻&加護の【W(ダブルユー)】であることは意外と知られていない・・・

※余談であるが、【AA】で検索すると、女性声優の2人組ユニットが検索されます。CD買っちゃいましたw


-------------------------------------------------

修羅の国・・・・

東京から、遠く西へ数百キロ離れたその地にあるという。
その地には数え切れないほどの修羅が存在し、弱者は名を名乗ることも許されないと言う。
昨年のミニッツカップでは、その脅威を見せ付けた。

200X年2月10日。
僕はその地へ旅立つ・・・・



2月10日。
この日は僕の誕生日なのですが、大阪でタミヤGPが開催されることを知りました。
さすがにタミグラの為だけに大阪まで行くガッツはなかったのですが、同じ日にラジコンとは別の用事が出来、これで用事が2つになりました。

大阪に行くには、行きは深夜バスでも行けるのですが、帰りは新幹線を利用しないと次の日の仕事に間に合いません。
その結果、日帰りで行くことは出来なくなり、11日の昼間が完全にオフになりました。

【せっかく大阪に行くなら、ウレタンの練習がしたい!】

そんな感じで、
1・タミグラ
2・別件の用事
3・ウレタンの練習

という3つの用事が出来たことで、僕の中で大阪行きが決定したわけなんです。


とはいえ、僕は大阪のサーキット事情を全く知りません。
どこへ行ったらいいのか見当もつきません。

そんな時、当時マイミクになったばかりの【あの方】に、救いの手を求めたのです。

僕から彼へ送ったメッセージがこちらです。

------------------------------------
こんにちは~。
元気してますか?

実は来月の10日にオートメッセ内で開催されるタミグラに参加しようと思ってます。

10日の夜に別件で用事があるので、1泊2日でいく予定なのですが、ついでにウレタンの練習も出来たらなぁなんて思ってます。

関西のことは全くわからないので、アドバイスをお願いします。m(_ _)m

帰りの新幹線の時間もあるので、出来るだけオープンが早いお店だと助かります。

よろしくお願いしますm(_ _)m

ちなみにタミグラにはずれた場合は、10日(僕の誕生日です。)からミニッツで遊ぼうと思ってます。

------------------------------------

かなり一方的な内容ですが、【そのお方】は、快い返事をしていただきました。

【そのお方】とは。

そうです!修羅の国の誇る羅将【48年会幹事】さんです。

この後、結果的にタミグラが外れ、10日、11日と2日間ともウレタンコースへ走行することになったのですが、【48年会幹事】さんのアドバイスから、10日は【ラジ天 本店】、11日は、【修羅の国スクワットプレシジョン】へ行くことになりました。

10日は練習走行ですが11日は【48年会幹事】さんいわく、

『11日、日曜日はスクスク2007定例第1戦っすよ! ファイナリストカーニバルですよッ!(笑 』


あぁ、ちょとした思いつきのつもりが、偉い事になってきました(汗)



さて、ほんの思い付きから始まった修羅の国探検ツアーですが、僕からすると

『関西のサーキットに、関東から遊びに来ました~♪』

という軽い気持ちだったのですが、【48年会幹事】さんの粋?なはからいによって、

『関東からサプライズゲストがやってきます!』

と【あんな修羅】や【こんな羅将】に声をかけていただいたんです。

僕なんかの為に、ありがとうございました。
(T-T)


前置きが長くなってしまいましたが、そんなやり取りがありつつ2月10日、僕は大阪の地におりたちました。

土地勘の全く無い僕を、【48年会幹事】さんが、サーキットまで車で送迎していただきました。
当日は、お忙しいにもかかわらず、ありがとうございました。
ホント、感謝の言葉も見つからないです。

●ウレタン走行1日目。
この日は、予定通りラジコン天国本店へやってきました。
オープンまでの時間、近くのケンタで48年会幹事さんと、熱く語り合ったのですが、その内容を書いているとまた長くなってしまいますので、その件は省略しますw

ラジコン天国本店のウレタンコースですが、予想通りのハイグリップ路面でした。

練習開始は、大阪遠征直前のウレタン走行会で調子の良かったAWDを投入。
タイヤを替え、ボディを替え、いろいろ試しましたが、グリップが良すぎる為、セッティングを出すことが出来ません。

気分転換に015を走らせたところ、AWDよりも楽に走行が出来ます!
実は、大阪遠征直前に【48年会幹事】さんと電話をする機会があったのですが、その時にも、

『AWDはきびいしいですよ』

との指摘があったため、この日はAWDを諦め、015のセット出しを進めました。

しかし、ラジ天本店のハイグリップ路面を全く攻略できないまま、時間は過ぎていきました。

その日のタイムリミットまで、後わずかに迫ったその時です!
【あの人】が・・・【あの人】がやってきたのです!

僕の前に現れたその人とは!

そうです!
ミニッツカップN1クラス現役王者【MARU】選手です。

現在MARUさんは、ミニッツからは少し離れていて、この日もどちらかと言うとドリフトをやりに来ていたのですが、【48年会幹事】さんが、

『東京から麻婆さんが来るから、ラジ天に来て』

と、よんでくれていたのです。

幸運にも、MARUさんの走りとマシンを見る機会に恵まれた僕ですが、結果的に更なる迷宮にはまっていく結果になってしまったのです・・・・


ラジコンのレースには、相性というものが存在すると思います。
僕はどちらかと言うと、相手にとって相性が悪いと思われることが多いドライバーで、身近な人で言うと、僕よりも明らかに実力上位な【関東支部】さんや、【キャノピー】さんといった実力者が、僕と同じレースになると、なぜか原因不明の不調に陥ることになります。

今まで僕は、相手の調子を崩す事はあっても、自分の調子を崩すことはほとんど無かったのですが・・・・
いたんです。
僕にとって、相性の悪い実力者が。

そうです。それが、【MARU】さんなんです。


MARUさんとの最初の出会いは、2005年の神戸大会でした。
そして、その年のファイナル。

2回連続で同じ予選ヒートになったのですが、僕が試行錯誤して何とか走行できるマシンに仕上げたとしても、一緒に走ると全くついていけない。
当然、ついていけるよう、セットを変更するのですが、それが悪い方へ悪い方へとはまっていくわけなんです。

結果、敗北感と迷いだけを残す結果となった2005年のミニッツカップでしたが、今回の大阪遠征でも同じような迷いを僕に植え付けてくれたんです。

僕の走行時間が終了した頃、MARUさんはチャンピオンマシンを走行してくれました。

僕が苦戦に苦戦を重ね、結果的に攻略できなかったそのコースを、MARUさんはいとも簡単に走行してしまいました。
その走りは、明らかに僕のマシンより限界が高く、さらに良く曲がっていました。

走行後マシンを見せてもらったのですが、そのセッティングは、僕には到底信じられない物でした。
タイヤ、シャシーセット等、何から何まで、僕からは信じられないセットになっていました。

しかし現実問題、このマシンで僕の理想とする走りを実現していたんです。

僕も同じセットを試したかったのですが、残念ながら走行時間がすでに終わっていたため、試すことが出来ませんでした。
せっかくセットを見せてもらったというのに、かえって謎が深まる結果となってしまったのです・・・


MARU選手・・・恐るべし。

出来ればもう1回、ミニッツカップの舞台で戦ってみたかったです。



長くなってしまいましたので、【修羅の国編、その2】は、次回の日記へ続きます。
次回は、スクスクのレース編のお話です。

第3話 【男の約束】 ミニッツカップ2006ファイナル

2007-04-12 22:24:56 | Weblog
【前回のあらすじ】

念願の2人揃い踏みでのファイナル参戦を果たしたteamAA。
しかし!ファイナル名物の変態路面に大苦戦!
あらゆる手を尽くし、悩みぬいた麻婆が、つぶやいた・・・・

麻婆 『もう、塗るしか無い・・・・』

星のマークのT社の大会では問題発言のこの一言。
しかしながら、チームメイトのA田さんは冷ややかにこういった。

A田 『塗るって言ったって、グリップ剤なんて使ったこと無いくせに(ニヤリ)』

麻婆 『何を言っているんですか! 
    この【グリップ剤のソムリエ】と呼ばれる僕に向かって。』

A田 『じゃあ、グリップ剤の銘柄を言ってみてくださいよ~』

麻婆 『えっと・・・・マイティグリッパーでしょ、それから黒缶、白缶・・・・・・』

A田 『3種類しか知らないくせに(半笑)』

麻婆 『馬鹿にしないでください! まだありますよ。YTCとか、タミヤクリナーとか・・・』

A田 『やれやれ・・・YTCはグリップ剤じゃないし、タミヤクリーナーにいたっては、むしろグリップ落とし剤ですよ。』

麻婆 『はうぅぅ(T-T)』

-------------------------------------------------


下地処理っていったい?

え~、関東でタミグラ中心に活動している僕には、グリップ剤の知識をどこで勉強しているのか不思議でしょうがない麻婆です。

えっと今回は、コロ助に迫るトンガリとブタゴリラの話でしたっけ?
まあ、その件に関しては、夜のミニッツカップに参加した人が目撃していると思いますので、僕からの説明は必要ないと思います。

説明が必要なのは、やはりAWDへの乗り換えの話ですね!


ミニツカップ初日。
予選1ヒート目が終了した時点で、僕は知り合いに、

麻婆 『明日僕は、マシンが(AWDに)変わってるかもしれませんよ~w』

と話し始めました。

中でも、ばら男爵はこの話にかなり喰いつき、

ばら男爵 『麻婆さん、明日はAWDですよねw』

と、顔を合わすたびに言うようになりました。

夜のオフ会の会場でも、いろいろな人に同じような話をしたのですが、おそらくその時点では、みなさん半信半疑で聞いていたと思います。
と言うより、ネタだと思っていたのではないでしょうか。
正直なところ、僕も迷っていましたので。

迷っていたと言うのは正しくないかもしれません。
マシンを乗り換えることは決めていましたので。
むしろ、

【マシンを変更した上、全く走れなかったらどうしよう・・・】

という不安が大きかったです。

初日、あれだけ会場に衝撃を与えた、ROSさんのAWDミニクーパ。

それを見て、あわててAWDに変更するのは、正直【みっともない】と感じました。

その上、恥を覚悟でマシン変更した挙句、恥ずかしい走りをした日には、もう最悪です。恥の上塗りです。

そんな重荷を感じているというのに、それを実行する為には、3時間もかけて自宅まで取りに帰らなければいけないという、
リスクまであったのですが、結果的には予選第3ヒートで【予選2位】までジャンプアップするという、驚くべき結果を出すことができました。

はた目には、

『カップ2日目から、いきなりマシンを変えてよく結果を残せるよな~。』

と、思う人が多かったと思いますが、僕的には十分予想できた結果でした。
予選2位へのジャンプアップについては、他の選手が実力を出し切れなかった為の偶然に過ぎませんが、2位を狙える記録を出せる状況が整ったのは、AWDのおかげに間違いありません。

関東の方にはご存知の方が多いのですが、僕はファイナルの開催日ギリギリまで【AWDでの出場】を考えていて、AWDばかり走らせていました。そのため、AWDのセットだしはある程度進んでいたんです。
むしろ、当日015を使っていたことに驚く人も多かったようです。


※回想シーン AWDの扱われ方・・・

ミニッツカップ2006の参加クラスが決まる前、ツーリングカーの走行特性に良く似たAWDを気に入ったA田さんと、

『今シーズンはAWDクラスができたらAWDで参加しよう』

と、話していました。
しかし残念ながらAWDクラスは無く、N1クラスへAWDで出場する事になりました。

ウレタン不毛の地と呼ばれる関東ですが、ミニッツカップ関東予選前の約1ヶ月間だけ、千葉県流山のミニッツコース【TONTONランド】に、ウレタンコースが設置されます。
コースも広くグリップも良好な為、セット出しにはかなり整った環境です。

そんなTONTONランドでのセット出しは順調で、AWDで、かなり戦える準備が整いつつありました。
(AWDの基本セットは、この時点である程度出ていました)

しかし!
ある日突然、TONTONランドのウレタンコースのグリップがおかしくなり始めたのです。
原因はよくわからないのですが、いわゆる【MT路面】のようになってしまい、AWDが曲がらなくなってしまいました。

当時のAWDは、ボールデフが発売されておらず、社外製(アトミック)のボールデフは欠品状態。
まともに走らなくなったAWDはクラッシュの回数が激増し、デフギヤは購入が追いつかないほど破損するようになり、だんだんAWDを走らせるのが嫌になっていました。

そんな時、なんとなく走らせた015(フェアレディZ)が、信じられないほどのイージードライブだったことに感動し、ららぽーと大会が直前に迫っているにもかかわらず、015へ路線変更しました。
(新基盤の発売など、かなりバタバタしてました。)

結果として、A田さんは前車を2ラップする激走で優勝。
残念ながら僕はB落ちでしたが、マシンはかなり仕上がっていました。

この日のレースではAWDが決勝Aメインに2台進出し、すばらしいパフォーマンスを見る機会に恵まれました。
(2台のうち1台はROSさんのランチアデルタでした。)

そのときの影響もあり、その後に行われた名古屋大会に僕はAWDを持ち込んだのですが、残念ながらコースとの相性が悪く使用せずに終わりました・・・

その後は練習するウレタンも無く、長い冬眠期間に入りました。


そんなある日、秋葉原のラジコン天国で運命の出会いをします。
それは、中古コーナーに置いてあった京商フェアなどでたまに見かける、未組み立てボディ(塗装済み)でした。

そのボディは、フェラーリディノだったのですが、このボディに僕はすごく魅かれるモノがありました。

ディノと言えば、フリクションプレートが使用できないという理由でカップ用のボディからは除外されることが多いですが、ららぽーと大会では、ディノが2位に入る大活躍を見せました。

その時からディノの印象はすごくいいのですが、015はロングホイルベースしか選択しない僕は、とりあえず購入を保留しました。
しかし、その足でオートスケールの売り場へ移動したところ、僕の心を激しく揺さぶる説明書きを見つけてしまいました。

【フェラーリディノ AWDに載ります!】

この文を読んだ僕は、それこそ雷を受けたような衝撃を受けました。

僕は6月の時点で【ビートル】をAWDに載せる事はすでに実行していました。
ハイマウントシャシーだから不利なだけであって、シャシーが同じであれば、コンパクトカーはむしろボディが軽量な分、セット次第ではアドバンテージがあるのではないかと考えたからです。

しかし、ディノは全くノーマークでした。
ららぽーと大会で、ディノの走りを見ている僕は、AWDに載せて走らせたいと言う思いが激しく膨らみました。

そして、その時ディノの横にも【AWDに搭載可能!】と書かれたある意外なボディに僕の期待は膨らみました。

残念ながらウレタンコースが無い為、シェイクダウンはパンチカーペットコースのARSで行いましたが、感触は非常に良好なものでした。

そんなある日、関東ではごくたまに行われる市民会館などを利用した、ウレタンの走行会が開かれました。

その日、015の調子がいまひとつだった僕は、気分転換にとAWDをドライブ。
しか~し!
そのAWDが思いのほか良く走る。
結局その日は、015の走行をほとんどせず、AWD三昧の走行となってしまいました。
※この日以外にも、ウレタン走行会は開催されていて、その時すでにAWD走行をしていたことを補足します。(ばら男爵とはそこでも、一緒に走行しています)

そして、この走行会の参加者の中にファイナルで大活躍した【ROSさん】がいたわけです。

カップ2日目にいきなりマシンを変更したにもかかわらず、いきなり予選2位のタイムをたたき出せた理由を、わかっていただけたでしょうか?

この日一日中ROSさんと走行させていただいたおかげで、ファイナルの路面をROSさんの走りから予測することができたわけなんです。
(もちろん、ファイナル当日にROSさんが、惜しげもなくセティングの話をしていただけたからこその話ですが。)


この時すでにAWDでの参加を決定していたROSさんは僕に

ROS 『ファイナルにはAWDで出ましょう!』

と、AWDでの参加表明をしていただき、僕もそのつもりでいました。


しかし・・・・僕の決意を一気に崩す出来事がこの直後に起こってしまいました。

ROSさんとの【男の約束】を打ち崩したその出来事とは・・・・

次回、いよいよあの人たちが登場します!


【予告】

え~~。
今回の話って、ほとんど回想シーンじゃん。
だんだん、グダグダになってきてない!?
しかも、次回は修羅の国遠征の話でしょ~。
ある意味、ファイナル関係ないじゃんw

ま、いっか。
僕の日記だし。(汗)

次回【修羅の国編】 をお楽しみに!

お前はもう、死んでいる・・・

第2話 【AWDの真実】 ミニッツカップ2006ファイナル

2007-04-11 23:52:49 | Weblog
【前回のあらすじ】
ついに始まったミニッツカップ2006 ファイナルチャンピオンシップ!
全国から選び抜かれた強豪がしのぎを削るこの大会。
会場には、集合時間を待ちきれない参加選手が集まり、再会を喜び合いました。

選手が会場入りし一通り落ち着いた頃、にわかに会場がざわつき始めました。

『あれ?彼がいない!?』

『えっうそ!?ホントだ、まだきてないの!?!?!?』

いったい彼はどうしたのでしょうか。
迫る受付終了時間。
緊迫した状況の中、ミニッツカップは幕を開けたのだった・・・

彼はいったい間に合ったのだろうか?

----------------------------------------------

とまあ、集合時間を間違えて、遅刻ぎりぎりとなってしまったoo4oさんの話はこれくらいにしまして、ここからは前回の続きです。

予選第1ヒートが終了し、N2クラスと遜色の無い10周の大台に入ったROSさんのミニクーパ(AWD)に対し、僕のR32スカイライン(015)は、まともに走行することも出来ず散々な状態。
この時点で僕はAWDへの乗り換えを、ほぼ決意しました。

初日は、もう1回予選ヒートがありますので、この時点で手元にAWDがあれば当然使用する場面だったのですが、前回の日記に書いたように、この日手元にはAWDが無かった為、予選第2ヒートも015での走行となりました。

万が一このヒートで復調のめどが立てば、翌日も015で戦うかすかな希望もあったのですが・・・その選択はやはりありませんでした。


~ 1日目終了 ~ 

※さて今までに何回か書きましたが、この時点で僕の手元にはAWDはありません。

●24日(土)PM5時

昨年は参加できませんでしたが、今年は例年以上に知り合いが沢山できましたので、ばら男爵が幹事を努めるオフ会を楽しみにしていました。

オフ会会場がいまいちよくわからない僕は、東横インにチェックインを済まし荷物を置いてきた後、ミニッツカップ会場で他の参加者と合流しオフ会会場へ向かいました。

オフ会は9時過ぎまで開催され、それはそれはすごい盛り上がりとなりました。

●25日(日)AM7時
東横インでは、朝7時からロビーでおにぎりや味噌汁を無料で振舞ってくれます。
ロビーでは、オープンクラス参加のウッチーさんや、N2クラスのいわたんさん、そして奥義さんなどと楽しい会話(主にミニッツ関連ですがw)をしながら食事を済ませました。

食事を済ませた僕は、チームメイトのA田さんとの待ち合わせ時間に合わせ、東横インを後にしました・・・


★ここで問題です。★
僕はどうやってAWDを入手することができたのでしょうか?



ここが、今大会最大のドラマでした。

先に答えを書いてしまうと、

【家にとりに帰った】

という単純明快な答えになります。
問題は、

【いつとりに帰ったか?】

ということなんです。

関東勢は
【地元開催だから、宿泊する必要なんて無いだろう】
と思われがちですが、会場までは意外と時間がかかります。
僕の家からですと、駅までの移動時間を入れると片道で1時間半くらいかかってしまいます。
2日目の会場入りが8時半ですから、体調面を考慮すると関東勢といえども、宿泊する恩恵は多々あります。

今回僕はバベルの塔を構築する為、電車で移動するにはちょと厳しいくらいの大荷物を持ってきてしまいました。
来る時はA田さんの車に乗せてきてもらいましたが、A田さんはオフ会に出席ぜず帰宅した為、オフ会の後に荷物を持って自宅へ帰るという選択肢はこの時点でなくなりました。

整理すると、僕に残された選択肢は以下になるわけです。

1 AWDを諦める。(翌日も015で参戦) 
2 オフ会を諦める。(A田さんと帰宅)
3 オフ会の後、取りに帰る。(東横インに戻ること前提)

・・・おわかりですね。

僕は、あのオフ会の後、往復3時間をかけて自宅までAWDを取りに帰ったんです。
最近は、携帯電話で電車の乗り換え時間を調べることができるので実現したのですが、あのオフ会が終わってからの深夜です。
往復できたのは本当にラッキーでした。

東横インの最寄り駅【馬車道駅】はすでに電車がありませんでしたが、桜木町まではなんとか電車が動いていましたので、幸運にも戻ってくることができたわけなんです。

東横インに到着した時間は・・・・深夜1時でした。(汗)


状況をわかっていた、チームメイトのA田さんは、

『えぇ!?わざわざ取りに帰って、また戻ってくるんですか?ありえね~~~。』

と言っていましたが、まあそう思うのが当たり前ですよね。
本当に走るかどうかもわからないマシン(AWD)の為に、オフ会の後、往復3時間もかけるなんて・・・
(それも、ファイナル最終日前の貴重な時間)

今回の事については、僕なりに考えがあっての決断だったんですが、それについてはまた次回・・・・


【予告】
ついに始まった、夜のミニッツカップ2006ファイナルチャンピオンシップ!
幹事となったコロ助に、トンガリとブタゴリラの間の手が迫る・・・

次回、【男の約束】をお楽しみに!

扉の向こうで何かが起こる・・・

第1話 ミニッツカップ2006ファイナル

2007-04-05 21:21:43 | Weblog
※mixiで書いているブログを、こちらでもご紹介します。
 mixi内で現在6話までアップ中です。

----------------------------------------------

今年で4回目の参戦となった、
【ミニッツカップファイナルチャンピオンシップ】

過去の成績は
第1回大会 C-CARクラス
メガウェブ大会 1位通過
●ファイナル・予選1位 決勝1位

第2回大会 01ワイドクラス
メガウェブ大会 予選落ち
福岡大会 1位通過
●ファイナル・予選1位 決勝2位

第3回大会 N1クラス
横浜大会 3位通過
●ファイナル・予選Bメイン 勝ち上がれず

え~~・・・年々悪くなっています。
特に昨年の大会では、最後まで全く思うように走れず、悪いイメージを引きずったままの2006年シーズンとなりました。

ただ、今年と去年は一つ大きな違いがあります。
それは、チームメイトの存在です。

teamAAのタミヤ担当A田さんが、千葉ららぽーと大会でトップ通過を果たし、teamAAそろい踏みでの参加となりました。


【1日目】
僕はレースのときは基本的に撮影をしているのですが、同じヒートに2人が入ってしまうと、非常に都合が悪い為、受付の際2人のメインバンドを同じバンドに設定します。
もちろん他の選手との兼ね合いで、メインバンドが使えず、同じヒートになる可能性もありますが、何も対策をしないよりははるかに高い確率で違うヒートに振り分けられます。

結果、予想通りA田さんは第1ヒート。
僕は第3ヒートになりました。

さて、僕は運の強いドライバーとして、一部の方には有名ですが、今回も運の強さを発揮しました。

それは、予選ヒートの人数です。
N1クラスは、11人参加のため、4人、4人、3人と振り分けられましたが、僕のヒートは当たり前のように3人のヒートに振り分けられました。
そのときの会話がこちらです。

------------------------------------------

関東支部さん 『え~~~麻婆さんまた一人少ないヒートなんですか~~~!?』

麻婆 『当たり前じゃないですか!僕は、運の強さだけでここまで来た男なんですよ。』

関東支部さん 『ありえね~』

麻婆 『関東支部さんに僕の運があれば、タイトルの一つや二つはあっさり手に入れているんですけどね~w』

-------------------------------------------

多少言葉使いは違いますが、まあこんな感じだったと思います。

しかも、この組み合わせは人数が少ないというだけでは無く、あらゆる事で僕に有利な組み合わせになりました。

●その1 チームメイトのA田さんの走りを参考に出来る。
※間に1ヒート開く為、感想を聞いてセッティングの変更も出来る。

●その2 第1ヒートにROSさんが走っていた。
※これは、2日目の走りに多大な影響があります。

●その3 第2ヒートに強豪が!
※優勝候補の2人、奥義さんとまてぃさんが同じヒートになったことで、記録を伸ばしにくいヒートになってしまった。(先行逃げ切りが難しい為)

●その4 3人ヒートの為、事前の話し合いで立ち位置を選ぶことが出来た。
※このおかげで、第一ヒートの走行後でもセット変更する時間が作れました。

とまあ、相変わらず運だけは絶好調の僕ですが、肝心の走りの方は1年前からの絶不調を引きずっていました。

練習走行からいろいろ試しましたが、全くセッティングがでません!
曲がらないのに、転ぶ。
ゆっくり走っても転ぶ。
【フェンスにぶつけず】、【転ばない。】
この2点を実行するのが精一杯で、ラインも何もあったもんではありません。

当然、レースどころではなく、走ってて全く面白くありませんでした。

そんなぜっ不調の僕に、更なる悪夢が襲います。
ミニッツカップといえば、選手殺しのアナウンスが有名ですが、なぜか全く走っていない僕のことをアナウンスしています。
内容は・・・・・

『赤のフラッグをつけた麻婆選手は、第1回ミニッツカップのC-CARクラスのチャンピオンを獲得している選手です。きっとこのクラスにこだわりがあるんでしょうね~』

・・・恥ずかしい走りをしているときに、過去の栄光をアナウンスしないでください(泣)
あの時の輝いていた僕は、ここにはいないんです(TーT)


とまあ、いろいろありましたが、結果的に予選1ヒート目、2ヒート目共に予選8番手で終了だったと思います。

チームメイトのA田さんは、僕と同じようにセッティングに苦労しながらもテクニックでカバーし、予選3~4番手とAファイナルシード圏内に入っていました。


今回のN1クラスですが、参加マシンが面白いようにバラバラでした。
ざっと挙げてみますと、
・R32 スカイライン
・フェアレディZ
・インプレッサ
・PTクルーザー
・ハチロク
・ダッチバイパー
・RX-7(FD3S)
・ミニクーパー(AWD)
※・ニュービートル(二日目から登場)

参加人数が11人なのに、ここまでバラバラになるとは・・・
他のクラスも、見習って欲しい物ですw


ここからは、全体の流れです。
今回、015勢は大苦戦!
上位に名を連ねる、まてぃ選手、奥義選手、A田選手ですら、セットを決められず頭を抱えています。
とにかく、【跳ねる】【転ぶ】と、マシンが全く安定しません。
スクワットを超えた【変態路面】に、大苦戦です。

そんな中、一人別次元の走りを披露したのが、【ミニッツ界の貴公子】ROSさんの、AWDミニクーパでした!

このミニクーパ、電飾が11灯もついているというのに、予選第1ヒートからいきなり、10周に入る驚異的なタイムをマークします。
魅せるだけでなく速い!
N2クラスと遜色の無いタイムに、会場が騒然となりました。

015が大苦戦している路面を、何の苦も無く走るミニクーパ。
AWD恩恵なのでしょうか?

ちなみに、
奥義さんは、    【南の横綱】
RPK48さんは、【(恐怖の)大王】
けんちゃんは    【北のカリスマ】

と呼ばれています。

ROSさんの、【ミニッツ界の貴公子】は僕が勝手に名づけました。
僕の異名は、【アキバ系最速ドライバー】ですw

このROSさんの走りを見て、

麻婆 『ROSさん、次のヒート、僕はこれ(ROSさんの予備カー)ででます!貸してください。』

と、ROSさんに話すほど、僕の中ではAWDへのスイッチを本気で考え始めていました。

しかし残念ながら、今回僕は【バベルの塔】と呼ばれる、要塞ピットテーブルを設置するための荷物が増えすぎ、AWDを持ってこれなかったのです。

悪夢の覚めやらない、ミニッツカップ第一日・・・・・

ドラマは、この後始まります!


続く・・・・・




【予告】
AWDにスイッチを決めた麻婆に迫るリミット!
麻婆は、AWDを入手することが出来るのか?

次回、『AWDの真実』 をお楽しみに!

君は、本当の麻婆をしらない・・・・・


タミグラ 浅草ROX

2007-04-01 22:21:01 | Weblog
3月31日(土)に開催された、タミヤGPin浅草ROXに参加してきました。

参加したクラスは【ミニスポーツ07】クラス。
昨年は、久々にミニスポーツクラスが復活しましたが、スイフトワンメイクだったためM03での参加でしたが、今回は【ミニスポーツクラス】なので、M04での参加が可能となりました。

僕は1998年にM02でミニスポーツクラスに参加して以来、エキスパート認定などの関係でミニスポーツクラスに参加できなかったので、意外にもM04でROXを走るのは、昨日が初めてでした。
(2003年にROXでミニスポーツクラスの代表権を獲ったときはM03Lのニューミニクーパだったので。)


ROXのミニスポーツクラスは僕にとって、いいイメージしかない相性のいいレースなので、今回もかなり楽観的にレースを迎えました。

どのくらい楽観的かというと、

●マシン
2003年のツインメッセで走ったままのマシンを、【モーター】【タイヤ】【受信機(双葉)】を交換しただけ。

●モーター
去年、M03(スイフト)でROXとお台場で使用したモーターをM04に流用

●タイヤ
フロント 去年ROXで使用した中古タイヤ
リヤ   去年お台場で使用した中古タイヤ

と言う感じで、レースのために新調した物は【アルファロメオ】のボディだけです。
しかもこのボディは、2月に大阪のタミグラに参加しようとして購入しておいた物(タミグラは抽選落ちしました)なので、実質なにも購入していません。

草加のRCネットワークが閉店になってしまったので練習場所も無く、レース前の走行テストは家の前の道路でまっすぐ走るか確認しただけです。

と言う感じで参加してきました。


●レース当日

さすが土曜開催で、ツーリングのカテゴリーが無いだけあって、参加人数は比較的少なく、集合時間も9時半とゆっくりしていました。
僕の参加したミニスポーツクラスは、本日開催されるカテゴリーの中では一番人数の多い79名。
ミニスポーツとしては、非常に多くなったと言う印象です。
(昔は、10人なんてときもあったので)

以前はROXのミニクラスと言えば後輪駆動のマシンが多かったのですが、今回は、ほとんどいません。
79台中10台ほどだったのではないでしょうか?

朝の練習走行を見ていると、M03勢は非常に良く走っています。
それに引き換え、M04勢はかなり苦戦をしているようでした。

実は今回のROXからカーペットが変更になっていて、以前までの緑のカーペットから、世界戦で使用されているグレーのパンチカーペットに変わっていたのです。

ただでさえ、初めて走る浅草のM04のうえ、カーペットまで変更になってしまっては、過去のデータが役に立ちません。
どんどん弱気モードになって行く僕です・・・

そんな気持ちで練習走行を迎えましたが、走ってみてビックリ!
全く問題なく、気持ちいいくらい良く走ります。

練習走行をした感じ、まったく不満な点はなかったので、予選はそのままの状態で臨むことにしました。

●予選1ヒート目。
僕はミニスポーツクラスの5レース目だったので、他のレースを見てから自分のレースに臨むことが出来ました。

予選第1ヒートでは、雑誌でおなじみの【サノタケ】さんがM03Lで登場!
いきなりの優勝候補の登場に、超注目です。
当然のようにトップゴールを果たしましたが、その走りは【速い】ではなく【うまい】という走りそのものでした。
必要以上の無駄なスピードは出さず綺麗なラインで走行し、周回遅れも全く危なげなくパスするその走りは、まさにタミグラマスター。
予選で前に行かれたら、決勝では抜くチャンスがないと思いました。

いよいよ僕の予選です。
前列スタートの僕は、次のヒートでは後列スタートになってしまう為、このヒートで確実なタイムを出すことが上位進出の必須条件となります。

と、そんな思惑もありながらスタートしました!
さすが、後輪駆動の僕のマシンは、スタートからM03をぐんぐん引き離します。
1分ほど走行すると、周回遅れのマシンに追いつきますが、僕のヒートの方はみなさんラインを譲ってくれる方ばかりだったので、ほとんどロス無くトップゴール!
わずかな差ではありますが、サノタケさんを抜いて暫定ポールにたつことが出来ました!

予選最後のヒートに登場したのは、【Mシャシーマイスター】の【平○】選手。
過去にM04でタミヤ世界戦にも参加しているスペシャリストです。
【実力はあるけど、運が無い】
そんなイメージの平○選手ですw

平○選手もM04を使用していましたが、セッティングに苦労している模様。
このヒート、トップゴールをすることが出来ませんでした。

●第2ヒート

第1ヒートで調子の良かった僕は、第1ヒートから帰ってきたマシンのバッテリーを交換しただけでメンテもせずに第2ヒートに望みます。
車出しを平○さんに頼んでマシンをスタートラインにつけていると、マシンを置いた平○さんが僕のレースも見ずにピットへ戻ってしまいます。
ちょうど、操縦台から声のかけられる場所が平○さんのピットなので、

『平○さん、僕のヒート見てくれないんですか?』

と尋ねると、

『どうせトップゴールするんだから、見たってしょうがないですよ~。』

と、冷たい返事。

後列スタートで、タイムアップは諦め気味の僕に・・・
冷たいなぁ。

しかし僕のアルファロメオは、後列スタートをものともせずに快走を見せます!
後輪駆動のトラクションを活かしたロケットスタートで、前列車両をごぼう抜き。
オープニングラップで早くもトップに立ちます。

そのままの勢いでほぼノーミスでゴールした僕は、1ヒート目のタイムを5秒もちじめるタイムをたたき出しました。

走行後、平○さんからは、

『ありえね~。後列スタートなのに、なんでオープニングでトップになれるんですか!?』

と、あきれられてしまいました。

そんな平○選手も予選2ヒート目からは、調子もよくなりヒートトップゴール!

全体でも3番手にジャンプアップしました。


と言うことで、相変わらず運だけは強い僕のアルファロメオが予選1位。
2番手には、M03.
3番手には、平○さんのM04
4番手に、サノタケさんのM03.

という結果となりました。


●決勝

決勝は14台での走行となりました。
マシンに何の不満も無い僕は、相変わらずノーメンテです。
元々、セッティング箇所の無いマシンなので、不器用な僕にはホントお似合いのマシンです。

通常ROXの決勝と言えば、20周くらいで4分程度のレースなのですが、今回は人数が少なく時間に余裕がある影響か、45周の長丁場となりました!

3700のニッケル水素でも3~4分のレースをするタミグラで、1600SPで10分レースをするなんて、オイタが過ぎますねえw


そんな決勝レースですが、せっかくポールからスタートした僕がオープニングラップでお皿を踏んでしまい転倒!
3位に後退します。

トップに立ったのは、予選2番手のM03。
2位には、平○さん。


序盤17周を過ぎたところで、トップのM03が2位に6秒ほど差をつけ逃げの体勢。
それを平○さん&僕のM04が追う展開。

4位以下は、上位3台のペースについていけない感じです。

そうこうしているうちに、なんと!トップのM03が転倒!

トップ3台が1秒以内に大接近!

この後、30周目くらいまでは小さいミスで順位が入れ替わりながらも、3台がテールツーノーズで激しいレースをします。

そんな中、僕のM04が、またお皿にのって転倒!
これでリズムの崩れた僕は、復帰に手間取り、気がついたときには半周以上遅れてしまいました。

この時点で、トップは平○さん。

40周を越えたあたりからは、平○さんがすぐ後ろまで迫ってきていて、ラップ遅れになる寸前でしたが、かろうじて逃げ切り、3位でゴールすることが出来ました。

優勝は、平○さんでした!

いやあ、やっぱりミニスポーツクラスは面白いですね!
久々に盾もゲットしました。
今年のタミグラは、ミニスポーツクラスを中心に頑張ろうと思います。

レースに参加された皆さん、ありがとうございました。