※このブログは、ミクシィ内で公開済みの内容を、コピーして貼り付けています。
【前回のあらすじ】
ついに、ミニッツカップ2007開幕戦直前となりました。
本日、トントンランドへカップ前の最後の練習へ行きましたが、逆に不安要素が増えてしまいました・・・
モーターがぁ・・・タイヤがぁ・・・・
後は、持ち前の強運に期待したいと思います。
-----------------------------------------
前回、僕がどんな事を思い、ファイナルを戦ったか書きましたが、今回は前回書き忘れた補足と、アナウンスでは語られなかった真実のレース展開を書きたいと思います。
●N1クラス決勝Aメイン
決勝レース直前。
マシンをコースに置き、お立ち台に登ったところで、僕は2つの誤算に気が付きました。
一つ目は、【メガネを忘れてしまったこと】
僕は普段メガネはかけていないのですが、最近、レースの時にメガネをかけることがあります。
普段、メガネをかけていない為、メガネをしないほうが操縦しやすい時もあるのですが、この日に限って予選レースの時もメガネをかけていました。
そのメガネを忘れたことに、コースインしたときに思い出しました。
もちろん、取りに行っている暇はありません。
もし、この時間帯にドライバーをビデオ撮影している人がいたら、僕を見てみてください。
手で、メガネのゼスチャーをしている不審な行動が映っているはずですw
これは、観客席でビデオ撮影をしている友達に
【めがね忘れた~】
と、アピールしているところですw
そして2つ目の誤算。
これは僕の右となりのドライバー、チームメイトのA田選手のプロポが気になる程度に邪魔だったことです。
N1クラスは参加人数が少なかった為、予選の時は3人しかいませんでした。
その結果、僕の両隣は常に空席で、とても視界が良好でした。
しかし!
決勝になり操縦台がフルに埋まった結果、予選の時と景色ががらりと変わってしまいました。
僕とA田さんは共に、プロポを担ぐスタイル、
いわば【上段の構え】でプロポを持っています。
個人的には、一番カッコいい持ち方だと思っていますが、他の選手からすると、結構邪魔な持ち方に思われることがあります。
余談ですが、プロポの持ち方って人によってさまざまで、胸の付近で持つ【中段の構え】の人や、ベルトのあたりで持つ、【下段の構え】までいろいろな人がいますね。
個人的には、マイケルサルベン持ちを実現するスッティックユーザーに出現してもらいたい今日この頃です。
そして自分の事ついでで書いてしまいますが、僕は基本的にとても緊張するタイプなので、レースの時は緊張しない為にさまざまなノウハウを駆使します。
その中に、
【栄養ドリンクを飲まない】
【コーヒーを飲まない】
というノウハウがあるのですが、これは興奮させる作用のある飲み物を飲んでしまうと、普段以上に緊張して心拍数があがってしまうのを過去に経験した為、それ以来飲むのを控えるようにしていました。
しかし!今回はこれが逆効果になってしまったのです。
普段ならリラックスの為に、この判断は正しかったのですが、今回のファイナルに出場するにあたり、いろいろと疲れが溜まっていたようで、なんと決勝レース中にも頭がボーっとし集中力が途切れてしまうてしまう事態がありました。
この辺は、次回以降の課題になりました。
さて前置きが長くなりましたが、いよいよレースの解説です。
-----------------------------------------
各車スタート位置について、スタートです。
各車いいスタートを切りました!
・・・と、言いたいところですが、予選3番手のまてぃ選手のPTクルーザーのスタートが遅れました。
意図的だったのか、タイミングが遅れたのかはわかりませんが、後続に次々と抜かれ、まてぃ選手がスタートを切ったときには、すでに全車に抜かれ最下位になってしまいました。
しかし、4~6番手のマシンはなぜか安定せず、順位がめまぐるしく変わります。
2周目に入り、2番手だった麻婆選手のビートルがハイサイドで最下位に落ち2番手に4番手スタートのA田選手が浮上!
トップを追います。
その後を3番手に浮上したGoTenさんが追おうとしましたが、インフィールドでミス。
4番手の奥義選手、5番手のまてぃ選手も巻き込まれる形になりましたが、いち早く抜け出したまてぃ選手が3番手に返り咲きました。
その後数周そのままの順位でレースが進みます。
しかし!ラップタイムでは、3番手のまてぃ選手が一番速く、2番手のA田選手にグングン迫ります。
A田選手は、ミスの無いきれいなラインで走行を重ねているのですが、いかんせんマシンが遅い(汗)
スピードに勝るまてぃ選手に追いつかれ、ついに2番手の座を明け渡してしまいました・・・・
3番手に落ちたA田選手ですが、マシンの遅さはとどまる所を知りません!
今度は、4番手の奥義選手5番手のGoTen選手にロックオンされてしまいました!!
遅い・・・遅いぞ、黄色いR32!
しかし、GoTen選手がミスで脱落。
そして、後一歩のところまで追い詰めた、【南の横綱】奥義選手のインプレッサも、ストレートでまさかのハイサイド!
A田選手、粘りの走りでピンチを逃れました。
トップを独走するROSミニクーパか3番手のA田GT-Rまで等間隔で、何事も無く進むレース展開とは裏腹に、転倒に悩む5番手奥義インプレッサ&最下位麻婆ビートル。
熾烈な最下位争いを演じていたその時!5番手を走っていた奥義インプレッサが【左セクションのコース中央付近】で転倒!
その勢いでコースアウトしてしまいました。
そこを最下位だった麻婆ビートルが抜き去り、ついに最下位脱出!!!
と、思いきや!
なんと、コースマーシャルが何を勘違いしたのか、コースアウトした奥義選手のインプレッサを【右セクション】へ復帰させてしまいました。
その結果なんと!5番手を走っていた奥義選手が、コース復帰と同時に4番手に浮上と言う、奇妙な事態になってしまいました。
しかし奥義選手はこの後、後続2台が通過するまでレースに復帰せず、最下位になったのを確認してから走行を再開させていました。
すばらしい、フェアプレー精神ですね。
トップドライバーのお手本として、勉強をさせていただきました。
と、下位3台でこのような出来事があったとき、上位グループにも動きがありました。
快調に飛ばす上位2台のマシンが次々にハイサイド!
相変わらず、スピードは遅いながらも、ミス無く淡々と走り続けるA田さんが、2位に浮上しそのままの勢いで、トップのテールに張り付きます!
さらに転倒で3番手に落ちたまてぃ選手も、マシンのスピードの物を言わせ2番手のA田選手に張り付きます!
レース開始から2分30秒。
トップ3が大接近!!
序盤の山場がやってきました。
ちなみに、上位と下位の差が開いているようなレース展開ですが、意外にもこの時点ではまだまだ、全車同一ラップで走行中です。
しかし残念ながらこの後、一向に転倒癖が収まらない僕のマシンは、トップグループに捕まり、ついに周回遅れになってしまいました。
この時点で、
トップ ROSさん
2位 A田さん
3位 まてぃさん
の順番で走行していました。
しかし5分が経過したところで、アナウンスに異変が・・・
相変わらず順位は変わらない上位陣ですが、まてぃ選手が細かいミスをしてしまい、ジリジリと上位2台から遅れていきます。
A田選手はROS選手にピッタリついていっているのですが、アナウンス上ではなぜか、トップROSさんの車から2番手のマシンのタイム差がどんどん広がっていきます。
この時点では、2番手の選手をアナウンスしていなかったので、計測上では見た目以上にタイム差があるのかな?程度にしか感じていなかったのですが、ついにA田さんを襲った最悪の出来事が表面化してしまいました!
トップROS選手から、どう見ても3秒差圏内で2番手につけているA田さんがいるのにもかかわらず、
『現在トップは、赤いフラッグのROS選手。2番手との差は12秒。これはかなり開いてしまった!』
と言うアナウンスが!
そんなばかな!?
そう思っていると、続けてアナウンスで、
『2位が、現在黄色のフラッグのまてぃ選手。そして3位がグリーンのフラッグのA田選手。』
・・・・・違うよ・・・間違ってるよ!!!
2位は俺(A田選手)だよ~~~!!
きっとそんな気持ちだったに違いありません。
そしてレース終盤、トップを独走していたROS選手が周回遅れ直前のまてぃ選手に追いつき、インフィールドに入ろうとしたところ、2台がほぼ同じ場所で次々に転倒!転んだ場所の関係で、ROS選手が前に、まてぃ選手が周回遅れになってコースへ復帰。
そこへなんと!2番手のA田選手が猛追!
ROS選手とまてぃ選手の間に入り込みました!!
終盤に来て、トップ2台がテールトゥノーズになったのです!
本来ならば、会場騒然の大盛り上がりになるところなのですが、アナウンス上では、
『ROS選手全車をラップしてきました!』
なんて、悠長なことをいっています。
しかし会場の皆さんは、そんなアナウンスをよそに、状況をちゃんと把握していたようで、トップのROSさんにA田選手がピッタリつくと、
『光った車頑張れ~!』
と子供たちが応援していたと、レース後A田さんが話していました。
そしてレースのほうは、
必死で逃げるROSミニクーパ
淡々と追いかけるA田GT-R
周回遅れになりながらぴったりついていくまてぃPTクルーザー
と、3台の接近戦となりました。
しかし!
相変わらずスピードの遅いA田選手のマシン。
ROSさんには、じりじりと離され、3位のまてぃ選手には煽られてしまいます。
そんなスピード差が災いし、インフィールドで2位A田さんのマシンにまてぃさんのマシンが追いついてしまい、接触してしまいました。
上位のマシンに接触してしまったことに罪悪感を感じてしまったのか、一瞬ですがレース中だというのに、まてぃさんが転倒したA田選手のマシンを直そうとしていたそうです。
結局、マーシャルがA田選手のマシンを直しました。
そしてそして!
覚えてますか?前回の日記。
僕のマシンと接触してしまった京商スタッフの話を。
そうなんです。
この時のマーシャルこそ、その時のマーシャルだったんです。
いやぁ、なんだかつながってますねぇ。
この後は順位の変動も無く、淡々とレースが進みました。
途中、
『トップのROS選手、大きなミスも無くブッチギリの走りです!』
と、アナウンスがありましたが、
『おまえのアナウンスの間違いが、このレース最大のミスだよ~!』
そう言いたくなってしまう、にしおかすみこですw
このアナウンスミスによって、
【トップを追い詰めたA田選手のモチベーションが下がり】
【アナウンスを信じてA田さんが3位だと思い込みんで追い上げるモチベーションを失った麻婆】
など、かなりレースに影響を与えたと思います。
そして、レースが終了。
『優勝は全車をラップしてROS選手が優勝!2位にまてぃ選手。3位にA田選手。』
とアナウンスされましたが、レース終了直後アナウンスミスの当事者であるまてぃさんが、A田さんに、
『順位間違ってますよね?』
と声をかけ、スタッフに確認を求めました。
その結果、最終順位は、
優勝 ROSさn
2位 A田さん
3位 まてぃさん
と、なりました。
しかし・・・レース展開で、A田さんがROSさんを抜いてゴールしていたら、いったいどうなっていたことか・・・
計測器のトラブルだったのかどうか、理由はわかりませんが、次回からは、今回のようなミスが無いことを祈ります。
以上が僕の参戦した
ミニッツカップ2006
ファイナルチャンピオンシップ
N1クラス
でした。
そして・・・・・
僕の最後の仕事となったのは、N2クラスグランドファイナルのコースマーシャルだったのですが、正直僕はいい仕事しましたよ~!
N2クラスは、予選の時からずっとマーシャルをしていました。
エンツォはN1マシンに比べ転倒しにくいマシンではありますが、転倒した場合、起き上がる可能性は限りなく低いマシンです。
そんなマシンなので、
接触 = 即転倒
という、予選から非常にマーシャル泣かせなレースでした。
決勝では、トップ2台がテールトゥノーズになることが多く、気の抜けないマーシャルとなりました。
案の定、レース終盤でトップ2台が接触!
1台がひっくり返ってしまいました。
このひっくり返ってしまったマシンこそ、最終ラップでトップ逆転というドラマを演じたマシンだったのです。
ネット上などで公開されているN2クラスのビデオを見ていただくと確認できますが、この時の僕のマーシャルは、かなり神業です。
おそらく、今大会で僕の最高の仕事だったんじゃないかと思うほど、いい仕事をしています。
是非、確認してみてくださいね!w
ついでに、N2クラス決勝の感想ですが、客観的に見てマシンの動きとしては、3位に入ったいわたん選手のマシンが良く動いているように感じました。
そしてレース終盤は、周回遅れになった○谷選手のマシンがバカッ速でした。
周回遅れだった為、トップにラインを譲るんですが、譲った後トップのマシンを追い掛け回してしまうくらい速かったです。
この2人が、ららぽーと大会でいきなり激突するんですよね~。
楽しみです。
というわけで、9話にわたって書いてきた、
【ミニッツカップ2006ファイナル】
ですが、今回で終わりです。
ほんとはオープンクラスの感想や、F1クラスの感想も書きたかったのですが、ミニッツカップ2007が開幕ということで、時間切れです。
2007年シーズンも、ファイナルへ進出できるようにがんばります。
今シーズンも、2006年以上に盛り上がりましょう!!!
麻婆
【前回のあらすじ】
ついに、ミニッツカップ2007開幕戦直前となりました。
本日、トントンランドへカップ前の最後の練習へ行きましたが、逆に不安要素が増えてしまいました・・・
モーターがぁ・・・タイヤがぁ・・・・
後は、持ち前の強運に期待したいと思います。
-----------------------------------------
前回、僕がどんな事を思い、ファイナルを戦ったか書きましたが、今回は前回書き忘れた補足と、アナウンスでは語られなかった真実のレース展開を書きたいと思います。
●N1クラス決勝Aメイン
決勝レース直前。
マシンをコースに置き、お立ち台に登ったところで、僕は2つの誤算に気が付きました。
一つ目は、【メガネを忘れてしまったこと】
僕は普段メガネはかけていないのですが、最近、レースの時にメガネをかけることがあります。
普段、メガネをかけていない為、メガネをしないほうが操縦しやすい時もあるのですが、この日に限って予選レースの時もメガネをかけていました。
そのメガネを忘れたことに、コースインしたときに思い出しました。
もちろん、取りに行っている暇はありません。
もし、この時間帯にドライバーをビデオ撮影している人がいたら、僕を見てみてください。
手で、メガネのゼスチャーをしている不審な行動が映っているはずですw
これは、観客席でビデオ撮影をしている友達に
【めがね忘れた~】
と、アピールしているところですw
そして2つ目の誤算。
これは僕の右となりのドライバー、チームメイトのA田選手のプロポが気になる程度に邪魔だったことです。
N1クラスは参加人数が少なかった為、予選の時は3人しかいませんでした。
その結果、僕の両隣は常に空席で、とても視界が良好でした。
しかし!
決勝になり操縦台がフルに埋まった結果、予選の時と景色ががらりと変わってしまいました。
僕とA田さんは共に、プロポを担ぐスタイル、
いわば【上段の構え】でプロポを持っています。
個人的には、一番カッコいい持ち方だと思っていますが、他の選手からすると、結構邪魔な持ち方に思われることがあります。
余談ですが、プロポの持ち方って人によってさまざまで、胸の付近で持つ【中段の構え】の人や、ベルトのあたりで持つ、【下段の構え】までいろいろな人がいますね。
個人的には、マイケルサルベン持ちを実現するスッティックユーザーに出現してもらいたい今日この頃です。
そして自分の事ついでで書いてしまいますが、僕は基本的にとても緊張するタイプなので、レースの時は緊張しない為にさまざまなノウハウを駆使します。
その中に、
【栄養ドリンクを飲まない】
【コーヒーを飲まない】
というノウハウがあるのですが、これは興奮させる作用のある飲み物を飲んでしまうと、普段以上に緊張して心拍数があがってしまうのを過去に経験した為、それ以来飲むのを控えるようにしていました。
しかし!今回はこれが逆効果になってしまったのです。
普段ならリラックスの為に、この判断は正しかったのですが、今回のファイナルに出場するにあたり、いろいろと疲れが溜まっていたようで、なんと決勝レース中にも頭がボーっとし集中力が途切れてしまうてしまう事態がありました。
この辺は、次回以降の課題になりました。
さて前置きが長くなりましたが、いよいよレースの解説です。
-----------------------------------------
各車スタート位置について、スタートです。
各車いいスタートを切りました!
・・・と、言いたいところですが、予選3番手のまてぃ選手のPTクルーザーのスタートが遅れました。
意図的だったのか、タイミングが遅れたのかはわかりませんが、後続に次々と抜かれ、まてぃ選手がスタートを切ったときには、すでに全車に抜かれ最下位になってしまいました。
しかし、4~6番手のマシンはなぜか安定せず、順位がめまぐるしく変わります。
2周目に入り、2番手だった麻婆選手のビートルがハイサイドで最下位に落ち2番手に4番手スタートのA田選手が浮上!
トップを追います。
その後を3番手に浮上したGoTenさんが追おうとしましたが、インフィールドでミス。
4番手の奥義選手、5番手のまてぃ選手も巻き込まれる形になりましたが、いち早く抜け出したまてぃ選手が3番手に返り咲きました。
その後数周そのままの順位でレースが進みます。
しかし!ラップタイムでは、3番手のまてぃ選手が一番速く、2番手のA田選手にグングン迫ります。
A田選手は、ミスの無いきれいなラインで走行を重ねているのですが、いかんせんマシンが遅い(汗)
スピードに勝るまてぃ選手に追いつかれ、ついに2番手の座を明け渡してしまいました・・・・
3番手に落ちたA田選手ですが、マシンの遅さはとどまる所を知りません!
今度は、4番手の奥義選手5番手のGoTen選手にロックオンされてしまいました!!
遅い・・・遅いぞ、黄色いR32!
しかし、GoTen選手がミスで脱落。
そして、後一歩のところまで追い詰めた、【南の横綱】奥義選手のインプレッサも、ストレートでまさかのハイサイド!
A田選手、粘りの走りでピンチを逃れました。
トップを独走するROSミニクーパか3番手のA田GT-Rまで等間隔で、何事も無く進むレース展開とは裏腹に、転倒に悩む5番手奥義インプレッサ&最下位麻婆ビートル。
熾烈な最下位争いを演じていたその時!5番手を走っていた奥義インプレッサが【左セクションのコース中央付近】で転倒!
その勢いでコースアウトしてしまいました。
そこを最下位だった麻婆ビートルが抜き去り、ついに最下位脱出!!!
と、思いきや!
なんと、コースマーシャルが何を勘違いしたのか、コースアウトした奥義選手のインプレッサを【右セクション】へ復帰させてしまいました。
その結果なんと!5番手を走っていた奥義選手が、コース復帰と同時に4番手に浮上と言う、奇妙な事態になってしまいました。
しかし奥義選手はこの後、後続2台が通過するまでレースに復帰せず、最下位になったのを確認してから走行を再開させていました。
すばらしい、フェアプレー精神ですね。
トップドライバーのお手本として、勉強をさせていただきました。
と、下位3台でこのような出来事があったとき、上位グループにも動きがありました。
快調に飛ばす上位2台のマシンが次々にハイサイド!
相変わらず、スピードは遅いながらも、ミス無く淡々と走り続けるA田さんが、2位に浮上しそのままの勢いで、トップのテールに張り付きます!
さらに転倒で3番手に落ちたまてぃ選手も、マシンのスピードの物を言わせ2番手のA田選手に張り付きます!
レース開始から2分30秒。
トップ3が大接近!!
序盤の山場がやってきました。
ちなみに、上位と下位の差が開いているようなレース展開ですが、意外にもこの時点ではまだまだ、全車同一ラップで走行中です。
しかし残念ながらこの後、一向に転倒癖が収まらない僕のマシンは、トップグループに捕まり、ついに周回遅れになってしまいました。
この時点で、
トップ ROSさん
2位 A田さん
3位 まてぃさん
の順番で走行していました。
しかし5分が経過したところで、アナウンスに異変が・・・
相変わらず順位は変わらない上位陣ですが、まてぃ選手が細かいミスをしてしまい、ジリジリと上位2台から遅れていきます。
A田選手はROS選手にピッタリついていっているのですが、アナウンス上ではなぜか、トップROSさんの車から2番手のマシンのタイム差がどんどん広がっていきます。
この時点では、2番手の選手をアナウンスしていなかったので、計測上では見た目以上にタイム差があるのかな?程度にしか感じていなかったのですが、ついにA田さんを襲った最悪の出来事が表面化してしまいました!
トップROS選手から、どう見ても3秒差圏内で2番手につけているA田さんがいるのにもかかわらず、
『現在トップは、赤いフラッグのROS選手。2番手との差は12秒。これはかなり開いてしまった!』
と言うアナウンスが!
そんなばかな!?
そう思っていると、続けてアナウンスで、
『2位が、現在黄色のフラッグのまてぃ選手。そして3位がグリーンのフラッグのA田選手。』
・・・・・違うよ・・・間違ってるよ!!!
2位は俺(A田選手)だよ~~~!!
きっとそんな気持ちだったに違いありません。
そしてレース終盤、トップを独走していたROS選手が周回遅れ直前のまてぃ選手に追いつき、インフィールドに入ろうとしたところ、2台がほぼ同じ場所で次々に転倒!転んだ場所の関係で、ROS選手が前に、まてぃ選手が周回遅れになってコースへ復帰。
そこへなんと!2番手のA田選手が猛追!
ROS選手とまてぃ選手の間に入り込みました!!
終盤に来て、トップ2台がテールトゥノーズになったのです!
本来ならば、会場騒然の大盛り上がりになるところなのですが、アナウンス上では、
『ROS選手全車をラップしてきました!』
なんて、悠長なことをいっています。
しかし会場の皆さんは、そんなアナウンスをよそに、状況をちゃんと把握していたようで、トップのROSさんにA田選手がピッタリつくと、
『光った車頑張れ~!』
と子供たちが応援していたと、レース後A田さんが話していました。
そしてレースのほうは、
必死で逃げるROSミニクーパ
淡々と追いかけるA田GT-R
周回遅れになりながらぴったりついていくまてぃPTクルーザー
と、3台の接近戦となりました。
しかし!
相変わらずスピードの遅いA田選手のマシン。
ROSさんには、じりじりと離され、3位のまてぃ選手には煽られてしまいます。
そんなスピード差が災いし、インフィールドで2位A田さんのマシンにまてぃさんのマシンが追いついてしまい、接触してしまいました。
上位のマシンに接触してしまったことに罪悪感を感じてしまったのか、一瞬ですがレース中だというのに、まてぃさんが転倒したA田選手のマシンを直そうとしていたそうです。
結局、マーシャルがA田選手のマシンを直しました。
そしてそして!
覚えてますか?前回の日記。
僕のマシンと接触してしまった京商スタッフの話を。
そうなんです。
この時のマーシャルこそ、その時のマーシャルだったんです。
いやぁ、なんだかつながってますねぇ。
この後は順位の変動も無く、淡々とレースが進みました。
途中、
『トップのROS選手、大きなミスも無くブッチギリの走りです!』
と、アナウンスがありましたが、
『おまえのアナウンスの間違いが、このレース最大のミスだよ~!』
そう言いたくなってしまう、にしおかすみこですw
このアナウンスミスによって、
【トップを追い詰めたA田選手のモチベーションが下がり】
【アナウンスを信じてA田さんが3位だと思い込みんで追い上げるモチベーションを失った麻婆】
など、かなりレースに影響を与えたと思います。
そして、レースが終了。
『優勝は全車をラップしてROS選手が優勝!2位にまてぃ選手。3位にA田選手。』
とアナウンスされましたが、レース終了直後アナウンスミスの当事者であるまてぃさんが、A田さんに、
『順位間違ってますよね?』
と声をかけ、スタッフに確認を求めました。
その結果、最終順位は、
優勝 ROSさn
2位 A田さん
3位 まてぃさん
と、なりました。
しかし・・・レース展開で、A田さんがROSさんを抜いてゴールしていたら、いったいどうなっていたことか・・・
計測器のトラブルだったのかどうか、理由はわかりませんが、次回からは、今回のようなミスが無いことを祈ります。
以上が僕の参戦した
ミニッツカップ2006
ファイナルチャンピオンシップ
N1クラス
でした。
そして・・・・・
僕の最後の仕事となったのは、N2クラスグランドファイナルのコースマーシャルだったのですが、正直僕はいい仕事しましたよ~!
N2クラスは、予選の時からずっとマーシャルをしていました。
エンツォはN1マシンに比べ転倒しにくいマシンではありますが、転倒した場合、起き上がる可能性は限りなく低いマシンです。
そんなマシンなので、
接触 = 即転倒
という、予選から非常にマーシャル泣かせなレースでした。
決勝では、トップ2台がテールトゥノーズになることが多く、気の抜けないマーシャルとなりました。
案の定、レース終盤でトップ2台が接触!
1台がひっくり返ってしまいました。
このひっくり返ってしまったマシンこそ、最終ラップでトップ逆転というドラマを演じたマシンだったのです。
ネット上などで公開されているN2クラスのビデオを見ていただくと確認できますが、この時の僕のマーシャルは、かなり神業です。
おそらく、今大会で僕の最高の仕事だったんじゃないかと思うほど、いい仕事をしています。
是非、確認してみてくださいね!w
ついでに、N2クラス決勝の感想ですが、客観的に見てマシンの動きとしては、3位に入ったいわたん選手のマシンが良く動いているように感じました。
そしてレース終盤は、周回遅れになった○谷選手のマシンがバカッ速でした。
周回遅れだった為、トップにラインを譲るんですが、譲った後トップのマシンを追い掛け回してしまうくらい速かったです。
この2人が、ららぽーと大会でいきなり激突するんですよね~。
楽しみです。
というわけで、9話にわたって書いてきた、
【ミニッツカップ2006ファイナル】
ですが、今回で終わりです。
ほんとはオープンクラスの感想や、F1クラスの感想も書きたかったのですが、ミニッツカップ2007が開幕ということで、時間切れです。
2007年シーズンも、ファイナルへ進出できるようにがんばります。
今シーズンも、2006年以上に盛り上がりましょう!!!
麻婆