流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

水中軸流タービン発電機の性能解析 設計点付近にて

2009年05月22日 | 流体解析シミュレーション

マイクロ水力発電用「水中軸流タービン発電機」の性能解析を、設計点付近の条件を与えて行いました。

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上図が設計点付近での解析結果となり、速度ベクトルや流蹟線にて流れ状態を表しています。

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この流れ状態を見ると、最も重要な効率に関わる要素としての羽根出口での旋回流は全くなく、タービンとしての流体エネルギー回収状態は最も効率が高くなり理想的です。

しかし、上流からの流蹟線を見るとガイドベーンから動翼入口まではスムーズに流れていますが、なぜか動翼から出なければならない流蹟線が相当に消えています。

これはおかしいので、何がその原因か色々と考えて再度解析作業を行うこととしましょう。

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