流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

国産エネルギー発電 フランシス水車水力発電所の水車理論と実際の運転の詳細な説明

2019年10月24日 | 再生可能エネルギー発電タービン

国産エネルギー発電であるフランシス水車水力発電所の水車理論と実際の運転の詳細な説明を次動画にて行っています。

上の動画を見て頂けると嬉しいです。

次からはフランシス水車水力発電所の詳細な説明を行った画像となります。

次が200kwフランシス水車水力発電所の全体設備です。

次がフランシス水車水力発電装置全体です。

左側の水圧鉄管に高い水路から圧力水が流れ込んできます。

水車入口電動弁が開いてフランシス水車が運転を開始します。

フランシス水車渦巻きケーシングは溶接エビ継ぎ構造となっています。

渦巻きケーシング内の流れは水車ランナ周りにあるガイドベーンに流れ込みます。

ランナに水が流れ込む時には全圧力の7割が水の速度に変換されて流れ込みます。

ガイドベーンからの流れの速度とランナ自身の回転する速度を合成した相対速度流れがランナ入口に流れ込みます。

ランナのブレード間でも流れは加速されてブレード出口ではランナ回転と反対方向に水が噴出します。

このようなブレードからの噴出流れの反動力としてフランシス水車ランナは回転しているので反動水車と呼ばれます。

弊社ターボブレードの設計であればフランシス水車は効率90%以上となり水の持つエネルギーの9割を回転動力に変換します。

ランナ回転はその主軸をベアリングで支えられて発電機へと伝達されます。

毎分1200回転で発電機が回されることで電気を発生して、まず発電盤関係へ電気が供給されます。

次図は株式会社ターボブレードの業務内容などを説明した図となります。設計や解析のお問い合わせを頂ければ有難いです。


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