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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

ロケットエンジン電動ターボポンプ用の遠心ポンプインペラとインデューサー

2021年02月04日 | 宇宙航空産業機械

ロケットエンジンの推進剤を加圧する電動ターボポンプ用の遠心ポンプインペラと耐キャビテーション用インデューサー羽根です。

遠心ポンプインペラ羽根は、直径が60mmほどで比速度350程度の高効率3次元羽根として設計した、シュラウドの無いオープン型インペラです。

耐キャビテーション用に設計したインデューサー羽根は、直径が30mm程度で軸流型の3枚羽根であり、羽根展開角も作り易い180度程度にしています。

遠心インペラとインデューサーは、ステンレス素材からの5軸加工削り出しにて製作されています。

インデューサーは小さくてステンレス素材からの削り出しが難しい形状ですが、加工面も滑らかな仕上がりで加工してくれていて、加工屋さんに感謝です。

遠心インペラの加工仕上がり状態もとても良いものです。

このような精度が高く、表面状態も良い仕上がりの羽根であれば、性能も出し易くなります。

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