ロケットエンジンの推進剤を加圧する電動ターボポンプ用の遠心ポンプインペラと耐キャビテーション用インデューサー羽根です。
遠心ポンプインペラ羽根は、直径が60mmほどで比速度350程度の高効率3次元羽根として設計した、シュラウドの無いオープン型インペラです。
耐キャビテーション用に設計したインデューサー羽根は、直径が30mm程度で軸流型の3枚羽根であり、羽根展開角も作り易い180度程度にしています。
遠心インペラとインデューサーは、ステンレス素材からの5軸加工削り出しにて製作されています。
インデューサーは小さくてステンレス素材からの削り出しが難しい形状ですが、加工面も滑らかな仕上がりで加工してくれていて、加工屋さんに感謝です。
遠心インペラの加工仕上がり状態もとても良いものです。
このような精度が高く、表面状態も良い仕上がりの羽根であれば、性能も出し易くなります。